個人山行 赤岳(2899m)・蓼科山(2530m)
 (長野県芳野市)  2012年10月3日(水)〜5日(金)
                                            しらかわ記 
                                                   

 八ケ岳の最高峰・赤岳と蓼科山の2座の登頂を目指すB・C(株)主催のツア登山に参加。

日程及び登山コース、コースタイムは以下の通り。

●赤岳
10月3日(水) 美濃戸登山口〜赤岳鉱泉  天候:晴れ
  美濃戸登山口(13:30)〜美濃戸山荘(14:30〜45)〜北沢〜赤岳鉱泉(16:50)着。
  累積標高差(上り):約750m、 (下り):約40m、 歩行距離:約6.5km、歩行時間:3時間5分

10月4日(木) 赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵の頭〜赤岳山頂〜地蔵の頭〜行者小屋〜南沢〜美濃戸登山口  天候:雨後晴れ
  赤岳鉱泉(6:25)〜行者小屋(7:20〜30)〜地蔵尾根〜地蔵の頭(8:55)〜赤岳天望荘(9:00〜20)〜赤岳頂上山荘(9:55)〜赤岳山頂(10:00〜15)〜赤岳頂上山荘(10:25)〜赤岳天望荘(10:55〜11:05)〜地蔵の頭(11:20)〜地蔵尾根〜行者小屋(昼食)(12:25〜13:00)〜南沢〜美濃戸山荘(15:35〜45)〜美濃戸登山口(16:15)着。
 累積標高差(上り):約800m、 (下り):約1400m、歩行距離:約11km、 歩行時間:8時間10分。

(1)初日は丸亀を午前4時30分に出発し、午後1時半過ぎに八ケ岳山荘のある美濃戸登山口に到着。 午後1時30分に登山口を出発し3時間かけて宿泊先の赤岳鉱泉に到着。 初めは林道で、美濃戸山荘から先の北沢も良く整備された登山道で歩き易かった。
(2)2日目は赤岳鉱泉のトタン屋根の雨音で目が覚め、午前6時25分の出発時には雨が降っていた。行者小屋に着く頃には雨は止んだ。 ここで、必要な物だけをザックに入れ山頂に向かう。
 地蔵尾根はハシゴ、鎖場のある岩場の急登が続いたが90分程で地蔵の頭に到着。 ここからの尾根道も岩場の急登で山頂に登るまでは緊張の連続であった。  ただ、天気が良くてガスも消えて展望は素晴らしく、ゴツゴツした岩稜とハイマツなどの山容を鮮明にカメラに収めることが出来た。山頂からは諏訪湖、隣の横岳、阿弥陀岳、中岳などがくっきりと見えた。
 下りは急坂が多いのに加え、距離も長いのでゆっくりと着実に時間をかけた。 
(3)行者小屋から上方は急峻な岩場の連続で、その山容などからして日本百名山にふさわしい山と云えよう。行者小屋での紅葉が印象に残る。

●蓼科山
10月5日(金) 大河原登山口〜将軍平〜蓼科山山頂〜蓼科山登山口  天候:晴れ
  大河原登山口(8:50)〜蓼科荘(10:35〜45)〜蓼科山頂ヒュッテ(11:20)〜蓼科山山頂(11:25〜50)〜蓼科山登山口(14:50)着。
 累積標高差(上り):約480m、(下り):約840m、歩行距離:約5.6km、 歩行時間:5時間20分。

(1)遠くから眺めると諏訪富士にふさわしい山容をしているが、この登山ルートの登り、下り共に岩場の直登が続き、なかなか登りがいのある山である。
 特に山頂と山頂近くは岩がゴロゴロして歩き難く、歩く度に常に緊張を強いられる。
(2)天候が良くて山頂からの展望は抜群で、昨日登った八ケ岳連峰、南アルプスの北岳などが良く見えた。 

◎赤岳登山
10月3日  美濃戸登山口〜赤岳鉱泉

八ケ岳山荘前の美濃戸登山口でバスを下りる

美濃戸登山口(標高:1502m)

林道を通って美濃戸山荘へ(時々、車とすれ違う)

美濃戸山荘に到着(標高:1760m)

北沢コースを通り、赤岳鉱泉へ

沢を渡る

少し紅葉が見られる

赤岳鉱泉(標高2220m)に到着
一見、建設工事現場の事務所のように見えるが設備の整った山小屋である

赤岳鉱泉(定員250人のところ、約40人が宿泊。風呂が在るのが珍しい)

10月4日 赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵の頭〜赤岳山頂〜地蔵の頭〜行者小屋〜美濃戸登山口

赤岳鉱泉(2220m)から行者小屋(2340m)への緩やかな登山道

行者小屋に到着(雨は止んだ)

行者小屋前の道標(周囲は少し紅葉している)

地蔵尾根の梯子を登る

梯子と鎖の有る急登が続く

右手に太陽の光を受けた中岳と阿弥陀岳が

左手には大同心、小同心の岩峰が

地蔵の頭に到着(右手が赤岳、左手が横岳への登山道)

赤い岩場を登る

赤岳天望荘(2722m)に到着(トイレ休憩)

赤岳頂上荘(2890m)に到着

赤岳山頂(2899m)に到着(山頂は狭い岩場)

山頂にある赤嶽神社の石の祠

赤岳天望荘へ向けて岩場を下りる

北正面に横岳、その下方には赤岳天望荘

北西に諏訪湖が

正面に阿弥陀岳、その左手の小ピークは中岳

赤岳天望荘から赤岳を見上げる

赤岳天望荘と赤岳(東斜面はハイマツ帯)

地蔵の頭の道標(正面は横岳)

紅葉と赤岳

紅葉と横岳

横岳から硫黄岳への岩峰群

南沢の苔むした樹林帯を下山

美濃戸登山口のある八ケ岳山荘に到着(16:15)
◎蓼科山登山  大河原峠〜将軍平〜蓼科山山頂〜蓼科登山口

車窓から見た蓼科山(諏訪富士と呼ぶにふさわしい山容である)

大河原登山口(7合目)を出発(8:50)

林床が笹で蔽われたカラマツ林を行く

将軍平まではこのようなゴロゴロした岩場が多い

ガレ場の急登が続く

将軍平の蓼科荘から見た蓼科山

大きな岩の直登が続く

このような鎖場もある

科山山頂ヒュッテを通過(右後方が山頂)

蓼科山山頂(2530m)に到着(11:25)

山頂はゴロゴロした岩で被われた広い平坦な所で、その中央に蓼科神社奥社が祀られている

山頂から南方には昨日登った八ケ岳連峰が、又南西には北岳が見える

山頂下約80mでもこのような岩場が続いている

笹原の樹林帯を下山

蓼科山登山口に到着(14:50)