個人山行 雨飾山(1963m)・栂池自然園・八方尾根
2011年10月8日(土)〜10日(月) 

                                          
しらかわ 記
                                               

秋晴れのもと、日本百名山の一つ雨飾山(長野県小谷村)登山と北アルプス北部の栂池自然園、八方尾根を散策した。

●10月8日(土) 栂池自然園周遊と鎌池:晴れ
 ゴンドラとロープウエイを乗り継ぎ、標高1860m〜2010mにある約100haの高原湿原を約3時間かけて散策。
 水芭蕉、ワタスゲなどは見られなかったが紅葉した木々、初雪をかぶった白馬三山の美しさに感動。
 又、ブナの原生林の中にある鎌池(標高1190m)の紅葉も丁度見ごろで、池に写った雨飾山が印象的であった。

●10月9日(日) 雨飾山(1963m)登山:累積標高差1075m、歩行距離8.8km:晴れ
 早朝、雨飾荘を出発し、午前6時に小谷温泉側の登山口より登山開始。 ルートとコースタイムは以下の通り。
 登山口〜ブナ林〜荒菅沢出合(小休止)〜笹平(小休止)〜雨飾山山頂(昼食)〜笹平〜荒菅沢出合(小休止)
 (6:00)(7:00)  (7:40〜50)    (9:25〜30) (10:20〜11:00)(11:50) (13:10〜30)
 〜ブナ林〜登山口
 (14:00)(15:00)

(1)快晴の登山日和で、山頂からは南西方向に北アルプス、東方に焼山、火打山などの山々が、また、北方には糸魚川市街と日本海が見え、素晴らしい展望が堪能出来た。
(2)湿地帯の木道、ブナの巨木に囲まれた急坂、高原の笹原と変化に富んだ登山道で飽きない山登りが楽しめた。
(3)三連休で登山者が多く、笹平前のハシゴ前後と山頂近くでは登り下りともに約30分の渋滞。その結果、所要時間は登り4時間20分、下り4時間であった。
(4)荒菅沢の上方では一部に紅葉が見られた。

●10月10日(月) 八方尾根散策 :快晴
 ゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘(標高1830m)前から八方山(1974m)〜第二ケルン(1950m)〜 八方池ケルン(2035m)〜八方池(2080m)を約2時間かけて散策。
(1)この日も快晴で、北西には白馬三山が、正面左方向には唐松岳、五竜岳、鹿島槍ガ岳がまた北東方向には雨飾山、焼山、火打山などが見え360度の展望を楽しんだ。何時かこれらの山に登ってみたい。
(2)家族連れが多く、木道の遊歩道の一部では渋滞することもあった。
(3)リフトからの眺めも格別。



○10月8日:栂池自然園と鎌池

▲栂池高原駅前から見上げた白馬連山

小蓮華岳とロープウエイ

▲栂池自然園を散策
(ワタスゲ湿原の木道を行く)

▲園内のナナカマド

▲園内のダケカンバ
(台風の影響で葉が落ちているものが多かった)

▲展望湿原の正面には白馬大雪渓が
(右が白馬岳、左が杓子岳)

▲ブナ原生林に囲まれた鎌池湖畔を一周(約2km:40分)

▲鎌池に写った紅葉した木々(後方には火打山が?)

池に写った雨飾山


○10月9日 雨飾山登山


登山口(雨飾高原キャンプ場の横)

ブナの巨木に囲まれた登山道
(地表に出た網目状の根は滑り易い)

荒菅沢から見上げた岩峰(布団菱)

笹平への見晴らしの良い登山道
(延々と続く登山者の群れ)

笹平の登山道の先には雨飾山山頂が見える

▲雨飾山山頂(登山者が多くて写真を撮るにも順番待ち)

雨飾山山頂(南峰):登山者で大混雑

雨飾山山頂(北峰):5つの石仏が登山者で見えない

南西方向には北アルプスの山々が

東方に見える焼山(左)と火打山(右後方に小さくみえる山)

紅葉した木々(荒菅沢より上方)

○10月10日 八方尾根散策

▲ゴンドラとリフトを乗り継いで八方尾根へ
(周囲は広大なスキー場)

八方尾根から見た鹿島槍ガ岳(左)と五竜岳(右)

八方山(1974m)のケルン

八方池(2080m)

▲八方尾根を下山(第2ケルン前)


白馬三山(左から白馬鑓岳、杓子岳、白馬岳)と1998長野冬季オリンピックスタートハウス