足摺岬と高茂岬などの旅
2020年11月20日(金) 天候:曇り後晴れ   とうない 記

前日の石見寺山、足摺海洋館、竜串海岸散策に続く2日目は、足摺岬散策、白皇山登山、愛南町の石垣の里などの観光を予定していた。

天気予報では、この日は午前中雨。 前夜の状況より、白皇山登山は諦めたほうが良さそうだった。
予報どおり、夜半に風雨が激しくなり、傘を差しての観光も難しそうと覚悟したが、朝食を終わって出発の頃には雨は止んで、その後天気は時間とともに回復し、晴れになった。
予定していた白皇山登山は朝の状況では山道は雑木林の濡れ落ち葉のぬかるんだ道を歩くことになりそうだったので、登山口近くにあるヤッコソウだけを見てくることにして、空いた時間をこの地にあるジョン万次郎資料館を訪れることにした。

【旅の行程】
ホテルで朝食、出発(7:00~8:15)==8:25金剛福寺・・・ 8:40足摺岬遊歩道散策9:40==足摺スカイライン==9:55白皇山登山口近くのヤッコソウを見る10:05==10:15唐人石巨石群==10:40唐人駄馬園地==11:30ジョン万次郎資料館==13:30道の駅「すくもサニーサイドパーク」(昼食)==14:25石垣の里(愛媛県愛南町)14:50==15:20高茂岬展望園地(愛媛県愛南町)15:40==帰路につく==石鎚 SA(夕食)==20:40生涯学習センタ前==21:00JR 宇多津駅

▲全体マップ(2日目)

▲ 朝食後今日の予定を伝える

▲ホテルを出る頃には雨は止んだ
  金剛福寺(38番)
    足摺岬にある札所の寺を訪れる。 札所のお寺とあって、境内は綺麗に保たれており、建物や池が立派。


  ●足摺岬
今回の旅の中で最も名の知られた観光地。 約40年前に個人的に訪れた経験がある。 椿の散策路と岬に建つ灯台は昔と変わらないが、道路や展望台は様変わりしている。


▲ 足摺岬周辺マップ

▲案内図

▲見慣れた風景ですが、展望台から灯台を観る。 風が強い。

▲椿のトンネルを通って灯台へ

▲ 椿のトンネルの散策路

▲ 見上げる灯台

▲海岸に降りて行く

▲白山洞門、珍しい景観だ

▲白山洞門前で、風が強い
 白皇山(しらおさん)のヤッコソウ
白皇山の山登りは止めたけど、ヤッコソウが登山口近くにあり、見られそうとのことなので、足摺スカイラインでバスを停め、ヤッコソウを見に行く。 道路脇に鳥居と案内図があった。 案内図を見ると歩いて5分程度の場所にあるので、濡れた落ち葉の道の薄暗い道を入って行く。

すぐに斜面にネットで囲い込んだ場所がありヤッコソウが見つかった。 それほど多くは見えないが、ヤッコさんの形をした芽があった。
写真に納める。

▲入り口

▲ヤッコソウ、ちょっと手ブレ
  唐人駄場巨石群(土佐清水市)
ヤッコソウの場所から車で15分位移動すると、唐人駄場園地と巨石群があった。高さ10mもあろうかというほどの巨石が林立していた。
他所ではなかなか見られない所だった。 

▲案内図、巨石が林立している

▲左手にすぐ巨石がある

▲花崗岩の大きな岩

▲千畳敷岩のようだ

▲広い芝生の園地、写真中央に唐人駄場の巨石が見える

▲しばし休憩
  ジョン万次郎資料館(土佐清水市)
江戸時代末期から明治に生きた国際人。 この地に生まれた万次郎は漁に出て、難破遭難、運良くアメリカの捕鯨船に助けられてアメリカで活躍、その後帰国し通訳や教授として国の発展に寄与した人物。 彼の歴史を知ることができる資料館である。

▲John Mungとアメリカでは呼ばれた

▲館内の様子

▲捕鯨道具

▲船の模型展示が多い
  ●石垣の里(愛南町)
会員のSさんがぜひ訪れたいと希望した石垣の里。 海と山に囲まれた傾斜地に石垣の里が広がる。 傾斜地なので家を建てるにも畑を作るにも必然的に、石垣が必要だったことは容易に想像できる。
山から出土した石を積み上げている。 ここに生きた先人の苦労が偲ばれる。

▲地名外泊はそとどまりと読む

▲石段を上がる

▲道は綺麗な平面の板状の石が敷かれ、場所によってはワックスがかかったように見える状態だった

▲続く石垣

▲高所から見下ろす、畑跡か、今では石垣はイノシシ避けになっている

▲上の林まで行って、帰ってくる
  高茂岬展望園地(愛媛県愛南町)
旅の最後は、高茂岬(こうもみさき)、高台の岬から見る海と草原。 ここは、四国でもまったくの辺地だろう。 人家は見かけない、昼なのにバスの前をイノシシが横断する。 だが、ここを走っている人がいた、早く帰らないと日が暮れるよ。 道には木の枝が所々垂れ下がり、バスの屋根に当たる。 
景色は良かった。


▲狭く遠い車道を走って高茂岬に着いた

▲晴れで景色はよいが風は強い

▲展望台から降りる

▲急な草原の斜面の下は海

▲高茂岬灯台(らしくないが)

▲藍色の宇和海を赤く染める夕日、愛を育む場所と・・・とある
終わりに
同じ四国内といえども、足摺岬は香川からは遠い。 
今回の旅は、あいにく天気が心配な時もあったけど季節はずれの夏日で寒さを感じることなく、傘をさしたり雨具を付けたりすることもなかったのはラッキーだった。 
小さなトラブルもあったけど、全員無事旅を終え、地域クーポン券をもらったりの思い出に残る観光と山をミックスした旅でした。