武奈ヶ岳(1,214m、(滋賀県)
   2012年6月24日(日)   晴れ
                                             とうない 記 
                                                   

                                       

滋賀県の武奈ヶ岳は琵琶湖の西にある200名山のひとつ。
ブナの名前に興味を引かれる。 また高低差も1000m位なので、1日で登ることができる。 いつか登ってみたいと思っていた。

この山の登山口まで車で約30分位の所に元勤務していた会社の宿泊施設があって、今でも利用可能なので、ここにも泊まってみたいと思っていた。

梅雨時期の今頃は雨に会う可能性も高いが、天気は運にまかせて、自家用車で夫婦連れの山旅となった。
登山前日は、琵琶湖周辺の観光地を訪れた。 武奈ヶ岳へのアプローチは以前はスキー場用のロープウェイ利用という手もあったが、今はロープウェイが廃止になっている。 

そのため、この山は登山者には逆に人気が出てきたのではないだろうか。

登山口は我々が登った坊村からの他、下の地図で右上になる八淵側からの登山口もある。 こちらはロープウェイが利用できた頃の登山口でもちろん今でも歩いて登ることは可能だ。
私達は坊村からのルートの方が、最初は急坂でも歩き易すそうなので、こちらを利用することにした。


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第325号)

駐車場が登山口にはあると、下調べでわかっていたが、どれほどの広さがあるのか判らなかった。
現地に着いてみたら、川べりに広い駐車場が整備されていて、日曜日だというのに、ずいぶん駐車スペースは空いていた。
川は安曇川、川の流れは南から北になっている。  車で南から坂をあがって来たので、なんだか変に感じる。
左岸に駐車場があると聞いていたがなるほど左岸である



▲川の向こうが駐車場

▲山に登って駐車場を見下ろしたところ。橋の向こうが駐車場

▲橋を渡って登山口に向かう

▲登山口手前に明王院がある

▲登山口 御殿山を経由して武奈ヶ岳に至る

▲杉の植林の中、急登が1時間余り続く
ジグザグの急登が続くが、このコースではここが最もしんどいところと頑張る。
この日は体調が良くて、しんどさはあまり感じなかった。
1時間程登って行くと、杉林は終わって、ブナの林になった。 なるほどブナヶ岳だ。


一人の女性が我々の後ろから登ってきたので、話してみた。
滋賀県の堅田から来ていて、今日は足慣らしだそうだ。 この50代の女性は、日本百名山はこれまで98座まで登っていて、残り2つだそうだ。
私など百名山の完登などとっくにあきらめているが、元気な女性もいるものだ。


▲次第に道はなだらかになりブナ林の中を登る

▲ブナ林が続く

独標846地点付近から、道が分かれるようになっているようだが、「独標846」の標識は見なかった。 手持ちのガイドブックではこのまわりから左側のルートに入るようになっているが、広い道を歩くと、地形図に記載されている右側のルートになって、この巻き道を歩いた。
やがて、御殿山に到着、ここまでくれば、急登も終わり、目の前に武奈ヶ岳の山頂を望むことができるようになった。



▲御殿山から、武奈ヶ岳の山頂を望む。山頂手前の尾根は草原になっている

▲ワサビ峠まで、少し下る

尾根を歩く登山者が列をなしているのが小さく見える

▲山頂は近い。 なだらかな草原の道を登る

 ▲南側には蓬莱山が見える

▲山頂のようなピークに出る。しかし、まだここはピークではなかった。

▲少し歩くと山頂に到着、眼下に琵琶湖が広がる

▲山頂には100人位の人がいた、若人もたくさん

▲午後1時頃になると潮が引くように山頂の人が減った

武奈ヶ岳への旅は往復850kmの旅だった。
梅雨時期の合間の晴れになって、無事登山できたことはとてもラッキーだった。