定例ハイキングB  烏帽子山(1670m) (徳島県

 2013年4月14日(日) 晴れ   とうない 記
 全容
 久しぶりの自家用車利用である。丸亀市民会館と市民プール跡駐車場に21名が集合。
R32を南下し、池田で吉野川の北岸を走って三加茂より県道44号線に入る。
県道44号線は細い道が続く、10年以上前になるが、この道を初めて通ったときは未舗装のガタガタ道で車で走るのに相当覚悟が要る道だった。
今は、全ルートが舗装されてずいぶん走りやすくなった。
しかし、道幅は狭いところが多く、路肩がくずれかけているところもある。

事前に国土交通省の道路情報を確認すると、県道44号線には通行止めのマークが付いている。
より詳しい情報を得るため地元町役場に電話をいれると、道路工事をしていて、時々通行止めになることがあるが、土日は工事をしないので通れるとのこと。
この情報は正しくて、落合峠まで、順調に走り、予定より20分ほどは早く着いた。

見込み違いだったのは、雪。 落合峠付近では路面に雪はないものの山には所々雪が残っていた。

落合峠付近の笹原の草丈が伸びていて、山道に入ると道が濡れていてすべり易い上、笹で道が見えないところも多い。 最初のオチハゲと呼ばれる最初のピークまではそれでもまずまずだったがそれより、奥のルートは笹の高さは胸あたりまである。 これを掻き分けながら歩くことになる。 それほど大変なわけではないが、歩くスピードが落ちる。 

途中鎖場があり、路面は雪で固まっている。 一人ずつ慎重に降りるので、全員が通過するのに時間かかる。 一旦150mほど下って今度は前烏帽子と呼ばれるピークに向かう。
やはり笹原、これを過ぎると又100mほど下り、最低コルに来ると烏帽子山の特徴ある山容が迫ってくる。 最後の急斜面を登りきると山頂。予定より30分ほど遅れて到着した。
春霞のため、遠くの山はくっきりには見えないが、それでも南に三嶺、天狗塚、西に寒峰、東に矢筈山と雄大な景色が見られた。

山頂で昼食をとる。この間夫婦連れの方が一組来たが、登山客は少ない。その他単独の男性を2人見た。 烏帽子山は付近に寒峰や矢筈山があって、そちらに行く人が多いようだ。
今年は桜の開花が早く、雪解けも早いようだが、やはり1500mを越す山に4月中旬に登るのは時期的に少し早いようだ。



ースマップ(GPS軌跡)
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。
(承認番号 平21業使、第325号)

 コースの感想
1、落合峠から烏帽子山のコースはヤブコギがあるとは聞いていたが、ほとんどの道に笹があって、足元が見にくく、笹をかきわけ進むので、歩行速度が落ちた。 

2、これに加えて、雪解け道はぬかるんでいたが、 天候が晴れだったのが救いだった。


 スナップ写真

丸亀から2時間10分、落合峠の駐車場に到着、まずは準備体操(8:15)

▲標識に落合峠と刻まれているが写真では判読困難。笹原に早速入る(8:35)

落合峠を挟んで向かいの遠景に矢筈山が見える

最初のピーク(オチハゲ)に到着(9:13)

西側に寒峰へと続く峰

▲高低差20m位の鎖場を慎重に下る、雪が残る(9:40)

前烏帽子山に向かう、ヤブコギが続く(10:00)

胸まである笹、ぬかるんだ道なかなか進まない

前烏帽子山に到着、寒峰への分岐点(10:40)

▲前方に烏帽子山の特徴ある山容が見える。ここからまた100mほど下る(10:58)

▲ブナの木が多い、相変わらず続く笹原

▲烏帽子山の山頂に到着(11:45)、落合峠から3時間10分を要した。

▲烏帽子山山頂
下のグラフは、落合峠〜烏帽子山山頂〜落合峠の往復の距離と標高をGPSで記録したもの。
2回谷に下りたのがよくわかる。 全歩行距離7.8km累積標高差822mでした。