個人山行  越後駒ヶ岳(2,003m) 新潟県魚沼市

  2016年9月30日(金) 天候:晴れ       しらかわ記 
 
 昨日と同様に午前3時に起床、部屋で弁当の朝食を食べ、午前4時にレンタカーに乗りR352を通り枝折峠に向かう。
約20分で到着したのでヘッドランプを使用しなければ行動できない。
星空が綺麗に見えるが気温12℃で風が出てきて肌寒い。
少し重ね着をし、準備体操を充分にして登山口を午前4時35分に出発した。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
枝折峠(4:35)〜明神峠(5:15〜20)〜道行山(6:15〜20)〜小倉山(7:05〜10)〜百草池(7:50〜55)〜前駒(8:35〜40)〜駒の小屋(9:05〜10)〜中ノ岳分岐(9:25)〜越後駒ヶ岳(9:30〜50)〜中ノ岳分岐(9:55)〜駒の小屋(昼食)(10:00〜30)〜前駒(10:55〜11:00)〜百草池(11:30)〜小倉山(12:05〜10)〜道行山(12:50)〜明神峠(13:50〜55)〜枝折峠(14:25)
 
歩行距離:15.2km、歩行時間(登り):4時間25分、(下り):3時間50分、 累積標高差(登り)、(下り):1310m、休憩、昼食を含む所要時間:9時間50分、
 
約1時間はヘッドランプの明かりで足下を確認しながらゆっくりと歩く。
明神峠を過ぎた辺りから空が明るくなり、目指す越後駒ヶ岳が南西方向に朝日を浴びて見えるようになる。
日の出は銀山平の奥只見湖方面から午前5時47分に出て来た。
登山道は良く整備されており歩き易いが、距離が長く(片道:7.6km)アップダウンの繰り返しが有り、
累積標高差も1310mと日帰りコースとしてはかなり厳しいコースである。
コースは尾根筋にあるので見晴らしは好い。
道を横切る木の根を跨ぐ処は多いが岩場は駒の小屋手前のみで危険な場所は無い。
山頂が見える駒の小屋には午前9時5分に着いた。
ここでGPSを入れたザックを下ろして山頂を往復したのでこの間(50分、標高差120m、距離0.85km)の記録は取れていない。
 
山頂からは南に中ノ岳、西に八海山が、また東方の荒沢岳の後方に平ケ岳、その左手遠方に燧ケ岳、会津駒ヶ岳が見えた。
北方向には日本海、佐渡島も見える。  360度全て見渡せる素晴らしい眺望である。
20分程山頂で過ごした後、駒の小屋まで下りて小屋前の広場で昼食。
昼食を食べていると他のパーテーも数組登って来た。 このコースは長いが日帰り登山をする人が多いようである。
午前10時30分に駒の小屋を出て元来た道を下る。
晴れて気温が上がり、遮るものがないのでTシャツ一枚のみでも暑い。
覚悟はしていたがアップダウンの繰り返しはかなり疲れた。
登山口の枝折峠には午後2時25分に下山。
 
1、4年前の9月末、同じコースを駒の小屋で泊まった1泊2日登山に比べ、日帰り登山はやはり厳しかった。
  標準コースタイムは11時間5分(昭文社の登山地図)、または9時間5分(山と渓谷社)と時間の差はあるが
  休憩、昼食時間を考慮すると10〜11時間はかかるコースと見た方が妥当であろう。
  今回は9時間50分で有りかなり早く歩いたことになる。このスピードが原因で疲れを感じたのであろう。
2、天気が好くて山頂から360度の展望を楽しむ事が出来た。
  また、山頂付近では紅葉が始まっており、後2週間もすれば越後駒ヶ岳は勿論、
  今後予定している巻機山、苗場山、谷川岳でも紅葉が見られると思う。
 
  

GPS軌跡図


標高図

▲日の出前の越後駒ヶ岳

▲奥只見湖方面が明るくなってきた

▲日の出(5:47)

▲越後駒ヶ岳

▲越後駒ヶ岳を正面に見ながら登山道を行く

▲百草池横で小休止

▲青空に映えるナナカマド

▲前駒から見た越後駒ヶ岳

駒の小屋直下の岩場

駒の小屋と越後駒ヶ岳山頂(後方の右ピーク)

中ノ岳分岐(左5kmで中ノ岳、右0.15kmで越後駒ヶ岳)

▲越後駒ヶ岳山頂(2003m)に到着(9:30〜50)

西方向には八海山

東方向遠方には平ケ岳

同じく遠方に燧ケ岳(右手)と会津駒ヶ岳(左手)

山頂の猿田彦命銅像

山頂東側の紅葉(後方のピークは中ノ岳)

駒の小屋に向けて下山

駒の小屋に帰る(小屋から山頂往復時はザックを持たなかったのでGPSの記録は取れていない)

小屋直下の岩場
前駒から越後駒ヶ岳を振り返る

尾根筋を下る

百草池が下方に見えてきた

小倉山の標示

再度、越後駒ヶ岳を振り返る

木道が整備されている区間も有る

明神峠で小休止(小倉山3.3km、枝折峠1.2kmの道標)

枝折大明神を祀る社
道端に立つ観音像

枝折峠の駐車場見えてきた

枝折峠に帰る(14:25)

銀山平の湖山荘(ここに3連泊)