個人ハイク    月山山形県)

  2015年7月3日(金)  天候:晴れ とうない記 
昨年も北海道の帰りに月山に寄った。 その時は小雨であり登山決行としたが、ほぼ半分位の行程の所にある小屋で風雨が激しくなり引き返した山。 今回は天候はまずまず。
コースは山の北側から長い林道を走って登山口に至るコース。

この登山道、ゆるい坂道の連続なのだが、とにかく石を敷いた道が登山口から山頂までずっと続く。
もちろん、自然にできた道ではなく、霊山であるこの山の修験者達の努力のたまものだろう。 石の上を歩くため、ずっと足元を見ていなければいけない。 周りの景色は花と山で素晴らしいから、足元と遠くの景色の両方見て注意しながら歩く。

登山口までの林道は舗装はしてあるものの狭い。 ここを大型バスも入るわけで、すれ違いできる場所は限られているから、夏山シーズンは交通渋滞が起きるのは間違いない。
幸い、私達が訪れた時期はシーズンには少し早い平日なので、通行には問題なく、登山口の駐車場もスペースに余裕があった。

登山口で身支度を済ませ、登り始める。 見晴らしがよくて、すぐにニッコウキスゲが咲く弥陀ヶ原に入る。 北側にはずっと雪をいただいた鳥海山が見えている。  
あの山に登るのは私達には無理と思いながら景色を楽しむ。 長い登山道の中に残雪を踏みながら通る道があるが、短いので注意深く歩けばアイゼンがなくてもOKだ。
道の脇にずっと続く花を、カメラとビデオで撮影する。 

やがて、山頂の建物が見えてくる。 山頂は霊山故、神社となっており、そこに入るには祈祷料500円が必要だ。 お祓いを受けて、入ってみる。 周囲は岩の塀となっており、外の景色は見えない。
お祈りの場所なんだから、囲われていて当然だな。 その狭い社に入り口に一人そして、小さな建物の中にもう一人の神主がいた。

山頂でちょうど昼になったので、食事をとり、登ってきた道を引き返す。
下って行くと、30代くらいの夫婦ずれの外人が近くにいる。 例によって、半ズボン半そでのいでたちだ。 欧米人は登山の服装はこのスタイルが普通なのだろう。 この日の天候では寒くはないだろうが、ちょっと心配。 どこからきたのか、聞いてみた(もちろん英語でネ) 
南アフリカから来たという。 そして日本には1ヶ月間滞在しているとのことだった。 四国の88ヶ所巡りのことも知っていた。 どういう人達なのかは不明だが、山で外人を見かけても驚かないこのごろ、日本は安全で四季の自然がきれいな国だから、人気があるのかもしれない。

登山口へは2時間半位かかった。 今回この山は二度目のチャレンジでようやく山頂まで行き、花も楽しんだ。
百名山の中でも、登りやすく花が楽しめる山としてお勧め。



▲コースマップ

▲登山口には多くの車が停まっている(8:15)

▲登山口を登るとすぐに弥陀ヶ原の草原になる

▲案内板

▲石畳の道が続く

▲登山道を振り返ると鳥海山が雲海に浮かぶ

▲しばらく歩いてもずっと鳥海山が見える

ピークが見えるが山頂はこれではなくて、その向こう(9:10)

雪渓も現れる

よい景色(9:50)

登山道中程にある仏生池小屋、昨年はここまできて、風雨で引き返した(10:10)

仏生池小屋の前にもお花畑

山頂神社が見えてきた(11:20)

山頂に到着、月山神社(11:30)


▲ここから向こうは神社
、お祓料金(¥500)が必要

山頂から西側の眺め

山頂の山小屋
   ここからは下山時の写真

弥陀ヶ原まで下りてきて、山頂方向を振り返る(14:25)

弥陀ヶ原のニッコウキスゲと池塘

▲月山、中の宮
(14:30)

最後の木道にもニッコウキスゲ
          14:45 登山口に戻ってきました。

この山で見た花々(花名は違っているかも)

イワカガミ              イブキゼリ

ゴゼンタチバナ              ウラジロヨウラク

ハクサンチドリ            ▲ウサギギク

コバイケイソウ           ▲チングルマとイワカガミのコラボ

シラネアオイ              ショウジョウバカマ

▲ミヤマリンドウ             ▲ハクサンフウロ  

シャクナゲ           ショウジョウバカマ

▲アオノツガザクラ            ▲ミヤマウスユキソウ 

▲ハクサンイチゲ

▲ニッコウキスゲ
月山で今年の夏の長期山旅は終わりです。 3年越しの行きたかった東北の山はやっと行けました。

この後はず〜と日本海側を南下し、能登半島の観光をして10日間の旅を終えた。 
全走行距離は3300km程、古くなった車だが故障もせず、走ってくれました。 私の体はそれなりに疲れました。