個人山行  八丈富士(854m、東京都八丈島) 

  2018年3月25日(日) 天候:晴れ      しらかわ 記 

 6か月前にクラブ有志8名でJR四国ジパング倶楽部企画の八丈島チャータークルーズに申し込む。
初めての船旅で乗船時間が片道12時間と長かったが船内では歌謡(中泰子)、落語(桂こけ枝)、マジックショウ(JR四国奇術部)、操舵室見学、ビンゴゲームなど催し物が盛り沢山で、退屈することは無かった。
八丈島に着くとメインの観光コースは島一周をバスで、ハイキングコースは20名がガイドの車3台に分乗して八丈富士7合目にある登山口まで移動。
 
船旅の日程、及び八丈富士登山のコースとコースタイムは以下の通り。
●船旅の日程(含む登山のコースとコースタイム)
3月24日(土):高松港(10:00)〜明石大橋(13:30)〜友ケ島水道〜紀伊水道〜八丈島へ

3月25日(日):八丈島上陸(10:30〜35)〜七合目登山口(11:25〜30)〜お鉢回り分岐(12:35〜45)
         〜浅間神社(12:50〜13:00)〜分岐(13:10〜20)〜七合目登山口(13:45)〜ふれあい牧場(昼食)(13:55〜14:30)〜フリージアお祭り会場(14:40〜15:10)〜漁港(15:40〜16:00)〜出港

3月26日(月):紀伊水道〜友ケ島水道〜明石大橋(12:05)〜高松港(16:00〜30)
 
●八丈富士ハイキング
 
 歩行距離:2.4km、歩行時間:1時間45分、累積標高差:280m、休憩を含む所要時間:2時間15分、
 
 7合目鉢巻き道路にある登山口で出発準備をして山頂を目指した。
お鉢回り分岐までは1280段の石段が延々と続いており、その横にコンクリートで固めた斜路があり、登り下り共に斜路を歩いた。
途中の標高700m地点に浅間神社の木製鳥居が有り、中間点の標示もある。
ガイドが分岐迄に4回ほど少休憩をとり、八丈富士の植物などの説明をしてくれたので全員ゆっくりとハイキングを楽しむ。
分岐手前まで登ると西風が強くなり、ガイドより南側の山頂は断念し火口内の浅間神社迄の往復とする旨の説明がある。
個人で登って来た若い登山者は強風の中、山頂の往復又はお鉢回りをしており、少し残念。
八丈富士は伊豆諸島の最高峰で直径500m、深さ約70mの火口内部に直径200m、深さ100mの小穴が有り、その小穴の縁に浅間神社が祀られている。
分岐から神社まで火口内の登山道を下り、ここで少し休憩し小穴を覗き込む。その後、浅間神社に参拝して分岐まで登る。
まだ強風は収まらないので仕方なく元来た道を下る。下りの途中から正面に三原山、飛行場が良く見えた。
 
下山後は近くのふれあい牧場に移動し、少し遅い昼食を食べる。
牧場南端の展望台からは先程登った八丈富士の雄姿が、また振り返ると南側に飛行場、その先に三原山がくっきりと見え、素晴らし風景を堪能。
 
最後はふれあい牧場から少し南にあるフリージア祭り会場に立ち寄り、好きな色のフリージアを各自20本程球根毎採取しお土産として持ち帰った。
 
1、3日間ともによく晴れて太平洋も穏やかであったが、停泊地は西風を避けて神湊港から洞輪沢漁港に変更され、
  また八丈富士ハイキングは西風が強くて山頂を踏む事が出来なかった。
  少し残念であるが数年前には強風で上陸できなかったことを聞くと満足すべきと思う。

2、山頂に近い標高約800mのお鉢回り分岐地点からは樹木に覆われた火口内部と火口縁が良く見えた。
  火口内部がこのような森林になっている風景は珍しい。亜熱帯に位置する八丈富士ならでは風景と思われる。
  貴重な山並みを見ることが出来、素晴らしいハイキングでした。

3、豪華客船の船旅は初めての経験で、このようなハイキング行事が含まれる船旅であれば今後も参加してみたい。
 

車で漁港から登山口に移動し八丈富士に登った後、ふれあい牧場、フリージア祭り会場観光し日本丸に帰る

八丈富士登山:山頂は南側にあり、強風のため断念し火口内の浅間神社を往復

高松港で日本丸に乗船(10:00)

明石大橋を通過(13:30)

▲夜明け前の八丈島とその右手に見える八丈小島

▲日の出(5:50)

通船から見た日本丸

▲八丈島に上陸(10:30):島を挙げての歓迎

▲西山(八丈富士)の7合目付近を一周する鉢巻道路:ここから登る

▲登山口:お鉢巡り分岐まで50分の標示

▲野ヤギ(野生化したヤギ)を入れないように柵が有る

▲分岐までは1280段の石段と並行するコンクリート製斜路
:ここはその中間点

▲火口縁の道標:山頂まで15分、お鉢回り50分

右手遠方に見える八丈富士山頂とそこへの登山道:
右手は火口内で、少し下ると浅間神社がある

▲神社から見た木々に覆われた小穴(直径約200m、深さ約100m)

▲火口縁の南側ピークが山頂

▲西風が強くて山頂を踏む事を断念

▲強風でなければ最高の登山日和

▲火口の直径は約500m、深さ約70m

▲火口内部の風景

▲山頂がある南方向

▲お鉢の道標

▲お鉢回り分岐で展望を楽しむ:
400年前?に噴火した溶岩

▲正面に三原山(700.9m):右手に鳥居がある地点が
三原山頂上と同じ標高700m(ガイドの説明)

▲ふれあい牧場の展望台からは南側眼下に飛行場、その向こうに三原山

▲ふれあい牧場から見た八丈富士

▲ふれあい牧場:八丈富士の七合目付近帯状に広がっている

▲フリージア祭り会場

▲お土産に観光客が思い思いにフリージアを球根毎手掘り

▲八丈富士と山桜

▲分岐での集合写真:強風で帽子が飛ばされそうになる

▲にっぽん丸の船上(6階操舵室デッキ)での集合写真