個人山行 白山 (2702m、石川県) 2018年7月15日(日)〜17日(火) 天候:晴れ とうない 記 |
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2005年秋にクラブメンバ−4人で登ったことのある白山に登ることにした。 今回は夫婦連れだ。
同行のつれあいのリクエストではあるが、あれからもう12年が経ち、自分の体力も落ちているが、高山に登るのはこれが最後と思い一大決心。
前回は秋だったので花で有名な白山ではあるものの、花を見ていない。 つれあいとの山はいつも車旅、白山なら片道約500kmなので、7時間ほどで走れる。 まだ車の運転には不安はない。 中国地方の豪雨の後の晴れの日に出発する。 白山の登山口はいくつかあるが今回も別当出合とする。 だが、3連休中にかかり、自家用車は別当出合の手前の市ノ瀬までしか入れない。 ここで夜を過ごし、翌朝シャトルバスで別当出合まで移動。 12年経っているがルートは経験済。 あの時は室堂手前の最後の急登の五葉坂ではるうららさんに手を引っ張ってもらって、なんとか登ったのを覚えている。
今回はどうかな? 16日朝、シャトルバスに乗って別当出合まで行く、15分ほどで到着。 前回同様に砂防新道を登る。 このルート上は避難小屋で水、トイレが利用できて道も整備されているから登山者も多い。 標高はすでに1500m位あるからそれほど暑くはない。 連休中という特異性があるかもしれないが、単独の登山者が多いし、30代後半でカメラを持った女性が珍しくない。 また服装も上は派手なデザインの半袖に長袖下着、下はタイツに半ズボンという人が結構いる。 長ズボンにチェックシャツに大きなリュックという往年のスタイルは殆ど見かけない。 今のトレンドですね。 やがて中飯場に到着、一休み。 甚之助避難小屋まで頑張る。 水場の多い斜面を登ると山野草が増えてくる。 しばらく登ると12曲がりという急登の場所を登る。 ここが最も急登か。 登りきると黒ボコ岩がでてくる。 一休みして、登るとすぐに弥陀ヶ原だ。 この原はもう少し花があるかと思っていたが殆ど笹原。 しかし平坦な木道なのでどんどん進む。 ここまで来ると、白山の全貌が見渡せる、 前面に御前峰、その左下に残雪が横たわる。 さて、懸案の五葉坂、果たして問題なく登れるか? 大丈夫だった。休みながらも無事通過。 室堂センターで宿泊の手続きをする。 まだ時刻は3時頃。 翌日の別当出合のバス最終便が15:30という制約もあり、翌日のお池巡りはしないとつれあいがいうので、それなら、今日御前峰まで登ってくることに。 1時間もかからず山頂の御前峰に着く。 記念写真を撮り、下山、室堂センターに着く。 夕食を済ませ、20:30には消灯眠りにつく。 気温は20℃以下で快適。 17日朝はまず、周辺に咲いている山野草の鑑賞に出かける。 この時期は咲いている花の種類が最も多い時期なので、写真撮影に忙しい。 1時間程、山野草の鑑賞をした後、室堂センターに戻り、朝食をとる。 朝、御前峰に登ってきた人達も多そう。 8:30頃下山を開始、登りに比べると下りは楽。 黒ボコ岩で、下山のルートはやはり観光新道とした。 観光新道の花畑は素晴らしいとのこと。 そこを過ぎると、苦難の所もあると。----それは12年前の経験でわかっています。 とは言いながら、観光新道の山の斜面に一面に咲く、花々は他ではなかなか見られないものだった。 観光新道の後半は荒れたところも多い。 下山するに従い、暑さが増し体力の消耗を感じ、休憩が増える。 もう後10分で登山口というところで足の置き場を間違い、転んだ。 幸い、転んでも大事にならない場所だった。 下山後、シャトルバスで車を停めている市ノ瀬まで帰る。 平日なので、出発時に混雑とは大違い、駐車場はガラガラでした。 汗を流すため、12年前に利用した天望の湯まで移動する。 当時とたたずまいは同じだが、経年による劣化はある。 以前のことを思い出しながら汗を流した。 その後、丸亀まで直行することにした。 この時期は平地の車中泊は暑さがあるし、安眠できるような場所が少ないのが理由。 山では疲れても車では疲れないという自分の特性を生かし、丸亀までの約500kmを走る。 自宅帰着は22:30頃だった。 今回、数年ぶりに高山に登ったが、もう少しは山に行けるかな。 ボチボチです。 |
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![]() ▲GPS軌跡図(赤線は実績、黒の破線は計画) |
![]() ▲朝丸亀を出て、寄り道しながら7時間ほどで市ノ瀬の駐車場に到着 平日なら別当出合の登山口まで自家用車で入れるが、この日は連休中で 規制がかかる |
![]() ▲ここにある唯一の宿泊設備、永井旅館、風呂のみ利用する。 写真中央左のおじさんが別当出合に行こうとする車を停める |
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■7月16日 | ||||||
![]() ▲シャトルバスに乗って登山口へ移動、15分ほどで到着(6:00) |
![]() ▲しっかり覚えていた登山口 |
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![]() ▲砂防新道へのつり橋へ(6:30) |
![]() ▲下を見ると怖い位高いところにあるつり橋 |
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![]() ▲下には甚之助谷の水が流れる |
![]() ▲砂防新道の登山道は広く歩きやすい |
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![]() ▲中飯場に到着、しばし休憩(7:15) |
![]() ▲山の崩れが頻発、砂防工事が続く |
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![]() ▲甚之助避難小屋に到着(9:40) |
![]() ▲前方には険しい斜面、湧き水が流れる、 ここを過ぎると険しい12曲がりの急坂になる |
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![]() ▲これから12曲がりへ(10:50) |
![]() ▲斜面に花が咲く |
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![]() ▲雪渓とハクサンフウロ |
![]() ▲あの上まで登る急坂ながら周りの花に癒される |
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![]() ▲水場 延命水 |
![]() ▲もう少しで黒ボコ岩(11:30) |
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![]() ▲黒ボコ岩到着、またここで休憩(12:05) |
![]() ▲黒ボコ岩から上はすぐ弥陀ヶ原、笹原が多く花は少ない |
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![]() ▲弥陀ヶ原を通り抜けると五葉坂、思い出の場所、 果たして今回はバテずに登れるかな |
![]() ▲無事、室堂センターまで登りきる。大丈夫だった。 秋に登った前回とは違って周囲に花がいっぱい(12:50) |
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![]() ▲室堂センターから御前峰を望む.。 室堂センターで宿泊の手続きを済ませる。連休末日とあって宿泊客の混雑はない。 ここでしばし休憩する。 まだ夕方までには十分時間があるので、御前峰の山頂まで登ってくることにする。 |
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![]() ▲石畳の歩きやすい道から始まる。 陽ざしは結構強い。(14:10) |
![]() ▲よい眺め |
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![]() ▲室堂センターが一望できる所まで登る |
![]() ▲山頂の社に到着(15:00) |
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![]() ▲山頂、元気に登頂(15:05) |
![]() ▲山頂西に3つの池が見える。今回はお池巡りはパス |
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![]() ▲室堂センターまで下山後、山頂を望遠で撮影(15:55) 社と石柱が見える |
![]() ▲夕食前に室堂センター職員が付近に咲く山野草の鑑賞ガイドを してくれるので神社前に集まった人達 |
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■室堂センターで一夜を過ごす。 気温は18℃程度、涼しい。 翌朝、朝食前に室堂センター付近の山野草の鑑賞のため散策 |
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![]() ▲爆音とともにヘリコプターがきた。 物資輸送ではなく、昨夜から体調不良で倒れた女性がいて、緊急輸送。遠くに御嶽山が浮かぶ。 |
![]() ▲広い原に山野草が咲く |
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![]() ▲一面に咲くハクサンコザクラ |
![]() ▲室堂センター前のコバイケイソウ |
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![]() ▲室堂センター周りのコバイケイソウ |
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![]() ▲ナナカマド |
![]() ▲ハクサンコザクラ |
![]() ▲ハクサンコザクラ |
![]() ▲ハクサンフウロ |
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![]() ▲シナノキンバイ |
![]() ▲オンタデ |
![]() ▲シナノオトギリ |
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![]() ▲ヨツバシオガマ |
![]() ▲イワカガミ |
![]() ▲アオノツガザクラ |
![]() ▲タカネマツムシソウ |
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![]() ▲ツクバネソウ |
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![]() ▲シモツケソウ |
![]() ▲シナノキンバイ |
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■下山はクロボコ岩から観光新道へ。 花が素晴らしい。 | ||||||
![]() ▲下山開始前に(7:30) |
![]() ▲右に行くと観光新道 |
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![]() ▲斜面一杯花畑となる(8:25) |
![]() ▲ニッコウキスゲ、サラシナショウマ他 |
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![]() ▲青空にニッコウキスゲ |
![]() ▲このあたりがベストショットポジションか |
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![]() ▲殿ヶ池避難小屋(8:55)、ここから下山のルートは 段差の多い道で歩きにくい場所が増える。 |
![]() ▲別当出合まで下山した。暑さで体力消耗した。(12:30) |
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