個人山行    英彦山(1,199m 福岡・大分県境) 
2019年6月8日(土) 天候:曇り時々小雨     とうない
6月3日からの車旅は主に観光地巡りであるが、行程の終わりに英彦山登山を入れた。 
彦山と言えば、3山がある。 兵庫・新潟・福岡県である。 2山は登った経験があるので、これが最後の彦山。

当日朝の天気予報では雨はなさそうなので、予定どおり登ることにする。前泊地の日田市を出て登山口まで約1時間を要する。
登山口の駐車場には少し遅い時刻の9:30頃着いた。
天気がいまいちのせいか、駐車場はガラガラ。
 
登山準備をして、登山開始、この山の登山道は石段が続くとは承知していたが、最初から長いまっすぐの石の階段が始まった。
時折、小雨が降る、登山客はまばらであった。 濡れた石段を滑らないように気をつけて登る。
 
この山には観光客向けのスロープカーというモノレールがあって、観光客が訪れる奉弊殿という宮社まで、石段を登らず行けるようになっていた。

奉弊殿の奥にある鳥居から、本来の登山道が始まる。
石段が多い登山道を1時間半程登ると、石造りの中津宮に到着した。
石段は自然にできたものではなく、古の人達によって造られたものである。 これだけの石段を造るにはどれほどの労力が要っただろう。
先人の人達に感謝である。 振り返れば、月山も信仰の山でここと同じように、石の道が続いていた。
現代のように重機がない時代、このような道を造ることはとても大変だったろうと思う。

ずっと続く石段の道を、約1時間登ると山頂の雰囲気が現れた。
山頂近くは、昔は畑になっていたのではないかと思える平地があり、その上に朽ち掛けた大きな神社があった。
ここが中岳の山頂であった。
神社下の平地に休憩場所と山頂を示す大きな木柱があった。 休憩場所では登りの時に見た人数では想像できないくらいの多くの人達がいた。
我々の出発時刻が遅かったからなのでしょう。

英彦山の最高峰は、その南にある南岳でそこまでは、往復で15分程度とのことであったが、登りが険しいところがあるそうなので、ここより先に進むのはやめた。
天気がよければ、南岳からさらに進んで周回するコースを予定していたが、中岳で折り返すことにした。

下山は濡れた石で滑らないよう注意深く降りた。 下山の時間は約1時間半だった。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
登山口10:00・・・10:40奉弊殿・・・11:35中津宮・・・12:25中岳山頂・英彦山神社13:00・・・14:20登山口 
       歩行距離:6.2km、  歩行時間(登り):2時間25分、(下り):1時間20分 
      累積標高差:約700m、  休憩、昼食を含む所要時間:4時間20分
  



▲GPS軌跡図

▲銅鳥居すぐ横の駐車場に車を停める(9:55)

▲これが銅鳥居(10:05)

まっすぐな石の道が延びている「(10:05)

▲直線の石段はここらで終わり(10:25)

スロープカーの上の駅

▲スロープカー、珍しい形をしている

▲奉弊殿(10:40)

▲登山道が始まる

▲中津宮付近まで登ってきた

▲中津宮、全て石造り(11:35)

▲時折、視界が開ける(12:05)

▲大きな杉の木

▲山頂近くの石段、傾斜がなめらかになる(12:20)

▲標識の後あたりは畑のようになっている

▲ここが英彦山神社のある中岳山頂(12:25)

▲中岳にある、山頂と書かれた木柱(12:50)

▲中岳下の休憩所

▲英彦山神社の宮社、建物の傷みが感じられる(12:55)

▲左に行けば南岳(12:55)

▲南岳が霞んで見える

  ここで先に行くのを止めて、ピストンとした。

▲登山道でもっとも険しい鎖の場所だった(13:40)

▲もうすぐ登山口に(14:08)

▲奉弊殿まで戻る(14:10)

▲登山口まで帰る(14:20)