伊吹島(香川県観音寺市)  
2019年10月8日(火) 天候:曇り     とうない
瀬戸内海 観音寺市街地沖に浮かぶ「いりこ」で有名な伊吹島を訪れた。

伊吹島へは観音寺港から船が出ており、通常は一日4便だが、この日は瀬戸内国際芸術祭期間中であり、6便に増便されている。 観音寺市までは自家用車で行くが観音寺港の駐車場が狭く使えない。
だが、幸い瀬戸内国際芸術祭期間中なので、観音寺駅近くの市民会館(ハイスタッフホール)の広い駐車場から港まで無料シャトルバスが運行されており、これを利用することで、難なく乗船できた。
海は風があって、船が結構揺れたが、25分間で伊吹漁港に入港した。 


島はいりこ漁が主な産業で港には漁船、海岸淵は加工工場がずらりと並んでいる。 住民の家は港のすぐ上の高台に密集しており、住民の移動手段はバイク。 港には沢山のバイクが停められている。港から左手に広い車道の坂道があり、ここを登って行くと、すぐに金田一春彦さんの歌碑がある。

海を左手に望みながら、坂道を登っていくと右に蝶の絵を描いた看板が立っていた。アサギマダラというきれいな蝶が見られる場所だそうだが、今日は姿を見かけない。
坂を登りきると左に島で最も高い(121m)所に鉄砲石が鎮座してしている。 残念ながら展望はよくない。 ここで集合写真を撮り、滝宮神社に移動した。 ここの社でお賽銭をあげたところ、なんの報いか私のめまいが起きてしまった。この先の波切不動尊までは、海岸近くまで山を降りた後また帰ってくるという少しきつい道なので大事をとって、私を含む6人はしばらく神社で休むことにした。

40分程して、波切不動尊へ行ったメンバーが帰って来たが、S氏が歩いている時、頭を木の枝にぶつけたそうで、血が滲んだガーゼを頭に乗せていた。
S氏は傷を負ったが動くには問題はなかった。 しかし男2名の体にダメージを追ったので、予定していた産院跡と民族資料館はパスし、密集した古い町並みを通り、途中の瀬戸芸作品を見物しながら港まで帰ることにした。
昼食は島のお母さんたちがいりこなど島の食材で作った「うららの伊吹島弁当」を食べた。 久しくたべたことのない素朴な味がした。

瀬戸芸作品は3作品を見たが、我々が作品を見ている頃には、瀬戸芸を見に来た若い人達も多く来ており、帰路の観音寺港でのシャトルバスは満員で乗り切れない程であった。
観音寺帰着は予定どおりの時刻となった。
ハイキング中は幸い、雨に会うことはなかった。 予定を一部省略したのは残念であったが、長く香川県に住んではいるものの、これまで訪れたことのなかった伊吹島を訪れ、島の風景に触れることができたのは幸いであった。
 

▲GPS軌跡図

▲沢山のパンフレットをもらう。 写真に伊吹島全体写真が掲載されている、ハート形の島中央が住宅密集地

▲シャトルバスで港に到着

狭い港の駐車場

▲島への船「ニューいぶき」

▲いりこ漁の船

▲伊吹漁港で下船

▲港広場付近

▲金田一春彦氏歌碑

▲アサギマダラ飛来地

▲車道を登り切って

▲鉄砲石に向かう道

▲鉄砲石

▲鉄砲石の説明

▲崩れそうな展望台に登るS氏

▲ここで集合写真

▲滝宮神社

▲波切不動尊への道

▲海岸へと下る

▲不動尊

▲瀬戸芸作品の一つ、イリコ庵
 休憩場所にもなっている

▲「うららの台所」で昼食

▲伊吹島弁当と名付けられたいりこ飯やいりこ天ぷらなど島の食材で
作った手作り弁当、素朴な味がした

▲作品の一つ:トイレの家

▲帰りの船に乗る