この夏の思い出にすべく、夫婦二人で滋賀県の伊吹山に登った。
少し時期が遅いかと思われたが、9月初めは、まだ山野草は多く、山頂の広大なお花畑にはサラシナショウマ他、
多くの花が咲き乱れ、これ以上のものはないのではないかと思えるほどきれいな景色が堪能できた。
まだ訪れていない方は、ぜひ一度花がきれいな5月〜9月の季節に行って見ることを奨めます。

▲伊吹山全景(3合目登山口より) ▲山頂のお花畑(サラシナショウマ)
前日、比叡山観光に行き、彦根に宿泊する。 宿でゆっくり休み食事をとり、登山口のゴンドラ乗り場に9:20着いた。
健脚の人はゴンドラに乗らず、ここから歩くこともできるが、我々はガイドブックに書いてあるとおり、ゴンドラで3合目まで登る。
登山道は、木立が殆どなく、ジグザグになっている道を登って行く。 3合目からでも山頂に向かって登って行く人の列が見えている。
3合目でもツリガネニンジンやエゾフウロなどの高山植物が随所に見られた。

▲ツリガネニンジン ▲エゾフウロ
6合目あたりからは、傾斜が急になり、日差しもきつく、他の登山者同様に、登っては休み、登り・休みであった。
休んでいると、麓からの涼しい風が吹いてきて涼しい。
こんな状態で約1時間程過ごして、9合目まで到着。
ここから山頂まではなだらかな道が続き、下の写真のように、一面にサラシナショウマの群生が見られた。
▲山頂下の風景
▲山頂まで後少し
山頂にたどりついて、まず牛乳を売店で買って一飲みする。 おいしい。 ビールもあったが・・・。
山頂のお花畑には、イブキトリカブト・リンドウ・コイブキアザミ・アキノキリンソウ・・・などなどの山野草が群生していた。

▲イブキトリカブト ▲リンドウ
山頂では、写真を撮るおじさん達や家族連れ、ツアーの人などさまざまの人がいる。
山頂付近を散策し、山野草を楽しんだ後、昼食をとり、しばし休憩。 1時半頃に下山開始。 やはり、下りは楽。
途中ツアーの人が登ってくるのと出会う。 聞くと、三重県から来ていて、山頂下の駐車場にバスが待っているのとのこと。
時間的に遅くても良いはずだ。 下山は殆ど休憩なしで2時間はかからなかった。
3合目の高原ホテルに到着し、喉を潤す。
このホテルに泊まろうと丸亀を出発する1週間前に計画していたのだが、確認すると宿泊は8月一杯で終わりとのこと、
今は休憩と風呂のみ営業しているようだった。

▲高原ホテル ▲ホテルの中
このホテルで休憩の後、ゴンドラで3時半頃下山。
下山後、一路丸亀を目指して、車を走らせる。 途中夕食をとって、9時前に自宅に到着。
出発からの往復走行距離は740Kmであった。 途中渋滞もなく、無事帰還。
この山行の前に比叡山に寄った。
ここには、ガーデンギャラリーというフランス風庭園があって、高知のモネの庭の3倍くらいの広さがあり、規模・質ともすごく、花の写真を一杯撮った。
伊吹山は、現役で会社に勤めていた頃、仕事で東京に出掛けるとき新幹線の窓から幾度も見た山で、
百名山の一つ位としか認識していなかったが、行って見て、良い山であることを実感した。