井倉洞と井倉峡  (岡山県新見市)

  2017年11月25日(日) 天候:晴れ       とうない 記 
岡山県育ちの私ではあるが、これまで井倉洞は訪れたことのない場所、気候もよい時期なので紅葉も楽しめるかもと行事に参加した。
今回はJRの旅ではあるが、青春18きっぷ利用可能期間ではなく、各自切符を買い求め、片道およそ3時間の列車の旅をする。

10:37に伯備線井倉駅に到着する。 観光地とは言え、列車で訪れる人は少なく、当日井倉駅で下車したのは、我々13名の他1人だったようだ。 駅の周囲には白い山肌を見せる石灰岩の山が取り囲む。
この地の主な産業は石灰岩砕石業のようで、地区にはそれ関連の建物が多く、道路を走る車もダンプトラックが多い。

駅から10分位川沿いを下ると高梁川沿いにそそり立つ絶壁の壁面に入り口がある。

橋を渡って、山裾の洞窟入り口から入る。 洞窟の全長は1.2km、洞内は外より暖かく長い階段を登って行くので、汗が出るほど。
洞窟内は照明があるので、手持ちのライトは不要だが、足元は濡れており、時折上からつらら状に岩が下がっていて、注意していないと頭に当たる。
洞窟内には、「つらら石」「銀すだれ」「くらげ岩」などと名づけられた自然の造形が見られた。
約40分で洞窟を出るとちょうど正午、ここで昼食とする。

その後、5km程車道を歩き絹掛けの滝へ向かう。 予定時刻に遅れると帰路の列車が1時間以上遅い便になるので速足で歩く。
メンバーの内4人は、途中で引き返した。
急いだおかげで、予定どおりに滝に到着、ここは洞窟などないので見物後、駅に引き返した。 この約10kmの車道歩きは、横を大型トラックなどが行き交う。 峡谷とは言え、遊歩道はないし、山の紅葉も茶色で今一つだった。
早めに着いた井倉駅でしばし休憩。 予定の列車に乗車し、丸亀に予定どおり帰着した。

井倉洞は私が想像していた規模よりは大きな規模だった。 紅葉は残念だった。


   歩行距離: 約11km  

▲井倉駅、閑散としている

▲今日のコース説明

▲ここから

▲伯備線で活躍したD51が鎮座している

▲井倉洞入り口付近、左下の緑の屋根部が入り口

▲橋を渡って洞窟へ

▲ここから入る

▲うっかりすると頭を打つ

▲洞内の階段を登る

▲こうもり岩

▲化粧褌

▲瀬戸の海

▲音の滝

▲出口にあるお宮さん

▲井倉洞前で

▲大型トラックが走る道路脇を歩く

▲特急列車が川を渡る(中央)、紅葉も今一つ

▲絹掛の滝前で