個人山行 甲斐駒ヶ岳2,967m 山梨県・長野県県境

  2014年7月13日(日)  天候:曇り後小雨(一時強風)        しらかわ 記
コースとコースタイムは以下の通り。

北沢峠登山口(5:00)〜長衛山荘(5:10)〜仙水峠(6:25〜35)〜駒津峰(六合目)(8:15〜20)〜六方石(八合目)(8:55)〜摩利支天分岐(9:25)〜甲斐駒ヶ岳山頂(10:05〜15)〜六方石(昼食)(11:00〜10)〜強風で歩行停止〜駒津峰〜仙水峠(13:15〜25)〜北沢峠登山口(14:50)

歩行距離(上り)、(下り):5.4km   歩行時間(上り):4時間50分、 歩行時間(下り):4時間15分
累積標高差(上り)、(下り):1240m、休憩昼食を含む所要時間:9時間50分

昨夜の天気予報では今日午後3時以降は雨、且つ標準コースタイムが7時間強と少し歩く時間が長いので、早朝午前5時に北沢峠こもれび山荘を出発。
林道を少し歩いてからキャンプ場のある長衛荘の横を通り、北沢沿いの緩やかな登山道を行く。
やがて、仙水小屋の横を通り、しばらくすると左手に岩がゴロゴロとした岩山にさしかかる。その裾のゴロゴロとした岩道を仙水峠まで歩く。
仙水峠からは甲斐駒ケ岳とその右手に摩利支天の巨大な岩山が大きく見える。
小休止の後、駒津峰までの急登を登り始めると雨が降り出し、展望は無くなってきた。
駒津峰(六合目:2750m)からはハイマツ帯の岩道を少し下る。
登り返して巨大な六方石の処で小休止の後、摩利支天との分岐を過ぎ、岩場、ザレ場を登って山頂には午前10時に着いた。
ガスで視界は10m前後、小雨も降っていたので記念写真を撮り、早々に下山開始。
六方石の処で小雨の中昼食を摂った後、ハイマツも殆んど無い岩場にさしかかった時、猛烈な風で一時歩行困難になる。ガイドの指示で全員しゃがんで強風が治まるのを待つ。
しばらくして少し風が弱くなるのを見計らってハイマツ帯のある処まで移動し風が弱まるのを待った。そのころになると雨も止んだ。
少し時間をかけて駒津峰まで下り、仙水峠で小休止の後、午後2時40分に登山口のこもれび山荘に帰って来た。


小雨の中、下山途中でさえぎるものが無い岩場で強風のため一時動けなくなる体験をしたが、南アルプスの名峰・甲斐駒ケ岳の山頂に立つことが出来た。
梅雨末期には特に高山では集中豪雨、雷雨、強風などに会う機会が多いので出来れば登山を避けるのが良いのではないかと思うことも有る。


GPS軌跡図

歩行距離-標高グラフ
7月12日(土)登山前日の写真  天候:晴れ

南アルプス林道バス車内から見た仙丈岳

同じく甲斐駒ヶ岳(花崗岩の岩肌で山頂が白くみえる山)

同じく鋸山(日本二百名山で険しい岩山)

北沢峠のこもれび山荘(昨年までは長衛荘と呼ばれていた:ここで2泊する)


こもれび山荘前(後方のテントは南アルプス林道バス乗車場)
7月13日:甲斐駒ヶ岳登山の写真

▲こもれび山荘前を出発(5:00)

▲長衛小屋手前にある甲斐駒・仙丈の開拓に尽力した初代北沢長衛のレリーフ

▲長衛小屋前のテント場(前日の撮影)

北沢沿いの緩やかな登山道

▲このような急坂もある

歩き難い岩塊の裾を仙水峠へ

仙水峠で小休止(駒津峰経由で山頂まで3時間の道標)

仙水峠から見た摩利支天の岩山と、その後方の甲斐駒ヶ岳の山頂(左手奥)

駒津峰(六合目:2750m):周囲はハイマツとダケカンバ

やせた岩尾根:山頂はガスのかなた

八合目:岩塊と砂礫で歩き難い

ハイマツ帯の岩場の登山道が続く

花崗岩の岩塊と砂礫の登山道
(下山途中、この辺りで小雨の中、強風で歩行困難となり全員しゃがんで風がおさまるのを待つ)

摩利支天との分岐

甲斐駒ケ岳山頂(10:05):ガスと小雨で展望は全くダメ

山頂に祀られている駒ヶ岳奥社

六方石まで下りて、小雨の中で昼食

▲振り返って見た甲斐駒ヶ岳山頂

▲仙水峠から北沢峠に下山(約1時間)