寒峰 (1605m 2007年3月25日 徳島県 東祖谷) | |
とうない 記 | |
寒峰と言えば、落合峠から、山越えし、疲れ果てた経験の持ち主が多い。 この時期、寒峰は自生の福寿草が咲くのが有名で、この花を見るには落合峠からではなく、山の南側の奥ノ井の部落から登る。 下山は登山ルートとは異なる南東の尾根筋を降りることにする。(このコースは昨年個人山行でここに来たとき、道をが判らなくなり、怖い目をしたルートなのダ) 登山は急登のササ林から始まる。 50分程登ると福寿草の自生地に到着する。 今朝の雨が止んだが、まだ曇りで陽が差していないため、花は開いているのは少ない。 ここで、しばらく花を楽しんだ後、上にある第二の自生地に向けて登る。 15分位登ると第二の自生地に到着する。 ここは、開けた山の南側斜面一面に福寿草が咲いている。 下側の自生地に比べると規模も大きく、花の数も圧倒的に多い。 花は開きかけで中にはしっかり開いたのもある。 今年も福寿草に会いに来られたことに大満足、しばし花を楽しむ。 そして、寒峰の山頂を目指して登る。 雨は降っていないが、山全体に雲がかかっており、南側に望めるはずの剣山系の連山が望めない。 ちょっと残念。 登山開始より約3時間で山頂に着く。 見晴らしもなく、風もあるので、写真撮影後そうそうに下山開始。 昨年下山で迷子になったルート故、GPSでルートをチェックしながら降りる。 15分程降りるまでは、細いがしっかりとした道があったが、途中で沢が崩れた場所があり、先が見当たらない。 元の道に引き返すと、広島からの4人のパーティーがちょうど降りてきた。 (その方達もGPS持参) この人達とルートを探すと西側に登山道があった。 (昨年このポイントで道を間違ったようだ。 道が見えないから迷いやすいはずだ) この下山道は、国体用に整備された道とのことであるが、地形図に掲載されておらず、全体にササやブッシュで覆われはじめており、道が判りにくい箇所があるから、GPSなどの用意がなければ、お奨めできないルートだ。 急登を下りきると、ヒノキの植林の広い山道に出て、快適な山歩きとなる。 下山したあたりでは、フキノトウも多く、 福寿草・フキノトウと春を感じる山歩きであった。 下山すると、高松のパーティーのマイクロバスも駐車しており、この日多くの人が福寿草の寒峰を訪れたようだった。 |
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![]() ▲ 登山前に住吉神社で安全祈願 |
![]() ▲ 50分程登ると福寿草の自生地に到着 |
![]() ▲ 福寿草アップ |
![]() ▲ 福寿草の群生前で |
![]() ▲ 上の福寿草自生地。規模が大きい |
![]() ▲ 斜面のあちこちに福寿草が拡がる |
![]() ▲ 福寿草の生える場所にはコケも多い。 共存している |
![]() ▲ もう少しで一杯に開く |
![]() ▲ 寒峰山頂を目指す |
![]() ▲ 山頂はもうすぐ |
![]() ▲雪が残る原っぱ。昨年はここは雪原だった |
![]() ▲ 山頂に到着 |
![]() ▲ 寒峰山頂 霧が深く、顔も霞む。 (その方がよいとの声も) |
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![]() ▲ ここから下山 道を間違えないように |
![]() ▲ ササの露がズボンを濡らす |
![]() ▲ 下山した付近にはフキノトウが多く見られた |
![]() ▲ あのフキノトウがいい! |