定例ハイキング B  笠形山(939m) 兵庫県神河町

  2016年11月4日(金) 天候:晴れ       しらかわ記 
5年前の冬に扁妙の滝の氷瀑を観ることを兼ねた笠形山縦走登山が行われている。
今回は紅葉見物も兼ねて同じコースを歩いた。
 
午前6時に丸亀を出発し、播但連絡道路の神埼南ICから県道8号を通りグリーンエコー笠形には午前8時40分頃着いた。
ここで入山料200円を払い出発。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
グリーンエコ-笠形(登山口)(8:55)〜子育て観音(9:25)〜オウネン滝(9:30)〜扁妙の滝(9:40〜50)〜滝見台(10:00〜05)〜五合目(10:35〜45)〜分岐(11:30)〜笠形山山頂(昼食)(11:45〜12:25)〜分岐(12:35)〜笠の丸(12:45〜50)〜笠形神社(13:15〜30)〜笠形寺蔵王堂(14:00〜05)〜大鳥居(下山口)(14:10)
 
歩行距離:8.9km、 歩行時間(登り):2時間25分、(下り):1時間20分、
累積標高差(登り):945m、(下り):940m、 休憩、昼食を含む所要時間:5時間15分、
 
最初は広い車道を沢登りコースの入口まで歩く。ここにコースの説明板があり分かり易い。
右手の山道に入ると夫婦岩の間の子育て観音、オウネン滝、扁妙の滝へと道が続いている。 
樹林帯のオウネン滝を左手に見て急な丸太の階段、大きな岩が積み重なった沢道を登って行くと視界が開け、巨大な扁妙の滝が現れる。
落差65mの滝ではあるが水量が少なく、あまり迫力は感じられなかった。やはり氷瀑の冬場に見るのが良いのだろう。
滝の下部から60段の鋼製階段を登って滝見台から眺めると扁妙の滝は少し紅葉した木々に挟まれた帯状の岩壁の様に見える。
ここから、笠形山山頂まで一合目毎に道標が有り、分かり易い登山道である。
急な丸太の階段、木の根の絡まった急斜面などを登り笠形神社との分岐まで来ると傾斜が緩くなる。
山頂手前はこれまたかなりの急登である。
登山口から2時間50分で山頂に着いた。

山頂は360度眺望が楽しめる。北方には千ケ峰、西方には雪彦山など播州の山並みが続いている。
山頂は少し広くて、一等三角点、東屋、ベンチもありゆっくりと展望を楽しみながら昼食を摂る。
充分に展望を楽しんでから南方にある笠形神社、笠形寺方向に下山。
笠の丸までは比較的緩やかな道であるが、そこから神社までは長い急な丸太の階段が続く。
笠形神社には奥社、中宮、本殿、拝殿の立派な建築が並んでおり、軒先の彫刻類は見事であった。
暫く観賞した後、参道を笠形寺蔵王堂まで下りた。
ここからジャンボタクシーの待つ大鳥居までは舗装された長い参道でかなり足に堪えたが全員元気に下山。
 
1、播磨富士とも呼ばれる笠形山は関西百名山の一つで、好天に恵まれた山頂からの眺望は素晴しく、楽しいハイキングが出来ました。
 
2、扁妙の滝、紅葉は少し期待はずれでしたが、登山道沿いの夫婦岩などの奇岩、巨大な一枚岩などの自然美、
  また丸太の階段の長い急登、木の根が絡み合った急斜面、岩のゴロゴロした沢道などが印象に残りました。
 

GPS軌跡図

▲標高グラフ

▲神埼いこいの村グリーンエコー笠形を出発(8:55)

▲扁妙の滝(沢登りコース)への分岐に有る説明版

▲奇岩・夫婦岩の間に建てられた子育て観音

▲オウネン滝・落差25m(神戸市の布引の滝に似ている)

急な丸太階段を登る

▲沢を扁妙の滝へ:道標が各所に有り、迷うことは無い

▲扁妙の滝:水量が少ない
(水が少ないため冬場に氷瀑になるのだろう)

▲扁妙の滝を背景に記念写真(その1)

扁妙の滝を背景に記念写真(その2)

急な60段の鋼製階段

全体が滑らかな一枚岩の横を行く

五合目の東屋:ここで小休憩(10:35〜45)

▲一枚岩を渡る

杉林の中の長い丸太の階段

木の根の絡まった登山道
目印の赤テープが木の根に取り付けられていた

▲笠形神社との分岐(左方向が山頂)

山頂手前の急登

笠形山山頂での集合写真(参加者全員:9名)

山頂にある東屋で昼食(11:45〜12:25)

山頂からの眺望

山頂にはベンチ、東屋があり360度の展望が楽しめる

紅葉した木々

笠の丸で休憩(12:45〜50)

段差の高い急な長い階段が続く

笠形神社まで下山

境内に有る姫路城心柱(昭和34年)に使われたご神木の
大ヒノキの株

社殿軒裏の立派な彫刻

笠形神社拝殿:笠形寺の本堂を明治初年に転用した建物で向拝、
木鼻などの彫刻類は見事である

舗装された参道を下る

笠形寺蔵王堂

大鳥居(下山口)に到着(14:10)