定例ハイキングB  根尾の薄墨桜と金華山(329m) 
            (岐阜県本巣市) (岐阜県岐阜市)

  2018年4月16日(月) 天候:晴れ      しらかわ 記 
 岐阜県三か所を巡る今年初めての宿泊山行が実施されました。
初日は根尾の淡墨桜観光と岐阜城がある金華山登山で、2日目は養老乃瀧観光後、養老山登山。
 
 午前6時前に丸亀市役所前で7名、宇多津駅前で10名が小型観光バスに乗車。
ルートを変更し、瀬戸中央道の鴻池SAでトイレ休憩、その後岡山道、山陽道を通り、今年3月18日開通の新名神の宝塚北SAで休憩し、名神高速の養老SAで昼食。
最初の根尾の桜公園には12時15分に到着。
ここで淡墨桜をじっくり鑑賞する計画であったが、今年は特に開花が早く満開が4月1日で、当日は葉桜状態。
そこで周辺の弘法堂、観音堂、展望台など整備された桜公園内を約50分散策し岐阜市の金華山に向かう。
長良川を渡る頃になると左手に山頂に天守閣がある金華山、長良川川岸には鵜飼の小舟群が見えてくる。
バスは岐阜公園内駐車場に午後1時55分に着いた。
ここでロープウエイを利用して岐阜城観光を主とする観光班8名と登山班9名に分かれた。
以下は登山班の記録である。
なお、観光班も天守閣前で合流し、全員で七曲りコースを下山し、正法寺の岐阜大仏を観、岐阜公園経由で駐車場に帰って来た。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
岐阜公園駐車場(14:15)〜登山口(14:20)〜百曲がりコース〜ロープウエイ山頂駅(15:00)〜岐阜城天守閣(観光)(15:15〜40)〜三角点(15:45)〜リス村(16:00)〜七曲りコース〜登山口(16:30)〜正法寺(16:35〜55)〜岐阜公園(17:00〜05)〜岐阜公園駐車場(17:10)
 
 歩行距離:4.8km、歩行時間(登り):1時間、(下り):50分、累積標高差(登り)、(下り):360m
 休憩、観光を含む所要時間:2時間55分、
 
公園駐車場から岐阜公園内を南へ約5分歩くと登山口の表示版がある。
ここで標示板に従って左手の山道に入る。
いきなりの急登であるが足場の悪い所はコンクリートで固められ、木製階段が設置されており、岩道が多いが比較的歩き易いコースである。
ただ、百曲がりコースと言われるだけあり、ジグザグの登山道が続く。
樹林帯で展望は無く、静かな登山道で数人の下山者に出合ったのみ。
終点のリス村の処にはこのコースが健脚向きとの説明版があり、観光客に注意喚起がなされていた。
ロープウエイ山頂駅前ではロープウエイを待って観光客が並んでいる。
その横を抜けて待ち合わせの天守閣前広場に急ぐ。
途中には天下第一の門・冠木門、歴代城主の説明版、ギャラリーなどがあったが素通りする。
打ち合わせ通り、天守閣前で観光班と午後3時10分に合流し天守閣内を見学。
織田信長、斉藤道三、竹中半兵衛など戦国時代の有名武将がこの岐阜城に拘わっていたことがよく分かる。
見学後は下山途中で天守閣を背景に集合写真を撮り、七曲りコースを17名全員で下山。
このコースは城の大手道で戦国時代の面影が幾つか残っている。
天守閣に近い処から1丁、3丁、6丁の石柱が残っており、昔の石垣も観られた。
下山後は直ぐ南にある正法寺の岐阜大仏を観光してから岐阜公園内の満開の藤の花、織田信長の屋敷跡など眺めて駐車場に帰る。
少し遅くなったが岐阜城を後に観光バスで大垣市内に移動し、美濃の郷で夕食後、近くのルートイン大垣インターに宿泊。
 
1、根尾の淡墨桜は見る価値はあるが、やはり桜の開花に合わせて数か月前から計画するのは無理があった。
  今後はこのようなことが無いように山行計画を立てることが必要。
2、金華山はその昔、稲葉山とも呼ばれ難攻不落の山城が立てられた急峻な地形で、
  今回の登りコース(戦国時代に木下藤吉郎が攻め登った道)も健脚コースと言われるだけあって急登の連続であった。
  ただ、危険個所には木製階段、コンクリート補強などがなされて歩き易くなっていた。
  観光地で管理する岐阜市等が充分配慮して登山道を整備しているからであろう。
 

GPS軌跡図

高低グラフ
根尾の桜

広い駐車場はガラガラ
今年は例年より開花が早く、満開は4月1日頃であった由

▲根尾の桜公園の桜広場
(桜の左手情報には弘法堂と観音堂が建っている)

淡墨桜前での集合写真(参加者全員:17名)

▲駐車場に帰る
金華山の写真

▲岐阜公園内の案内表示板(百曲がり登山道、七曲り登山道)

▲百曲がり登山道入り口(健脚コースの標示)(14:20)
:戦国時代に木下藤吉郎が攻め登った道

▲ジグザグの急登

▲一部はコンクリートで補強

▲木製階段もある

▲岩道

▲岩道が続く:堆積岩のチャート

▲登山道終点(15:00):右手はリス村の建屋

▲リス村前の百曲がりコース説明版(健脚向き)

▲ロープウエイ山頂駅下方のリス村前で

▲天下第一の門

▲天守閣内一階の展示風景

▲天守閣から見た長良川方面(北側)

▲南西を見下ろすと無人気象観測所が近くに

▲天守閣の最上階

▲無人気象観測所横の三角点

▲岐阜城天守閣を背景に記念写真(その1)

▲岐阜城天守閣を背景に記念写真(その2)

▲白壁

▲遊歩道沿いにあるチャートの層状岩石:土地の隆起で傾斜している

▲七曲りコースを全員で下る:最初は石段が続く

▲斉藤道三、織田信長の歩いた大手道(七曲りコース)
正法寺の大仏と岐阜公園

▲黄檗宗金鳳山正方寺の大仏(岐阜県重要文化財):金箔をおいた日本一の乾漆仏(像高:13.7m、顔長さ:3.6m、耳長さ:2.12m)

▲岐阜公園内の藤の花

▲岐阜公園内にある織田信長居館跡

▲美濃の郷・大垣店で夕食