個人山行   木曽駒ヶ岳(2,956m)と伊吹山・箱館山ゆり園
  長野県、滋賀県 7月30日(月)〜31日(火) 天候:晴れ
                                             とうない 記 
                                                   

                                       

5年前に一度行ったが、つれあいの体調不良で山頂を目前に登頂できなかった木曽駒ヶ岳。

今なら、諸事情がよいということで、急に2回目の木曽駒ヶ岳に行くことにした。

今年3回目の長距離車旅、半月前に休みながらも、北海道から四国まで一人で運転できたので、長野県までの往復は苦にならない。
29日AM9時前自宅を出発、PM4時頃には長野県駒ヶ根市に到着する。 登山日の天気は晴れの予報だが前日夕方の空模様は曇りだった。

翌朝起きて、山を見ると雲がかかっており、雨は降らないまでも、山はガス・・・・と、予想する。
駒ヶ根駅近くの宿から、登山バス利用者用駐車場(菅の台バスセンター)までは、車で10分ほど、途中昼食を仕入れて、車を駐車場に停める。
時刻はAM7時過ぎだが、登山シーズンとあって、駐車場は7割程度埋まっている。 バスとロープウェイのセット券を買う。 乗客が多く、臨時便のバスも運行している。
ロープウェイで登っていくと、途中ガスの中を通ったが、山頂駅を降りると、そこは、全くの晴天だった。 午後になると雲が上がってきて、見晴らしは悪くなったが、私達が下山するまでは好天が続いた。 とてもラッキーだった。

個人山行なので、時々、近くの人と話すが、地元長野県の人と話した中で、木曽駒ヶ岳のことを伊那の人達は「西駒」と呼ぶのだそうだ。 木曽は伊那とは反対の谷ということで、木曽駒という名はいやなようだ。 参考までに、では東駒ヶ岳はあるのかと聞いたらそれはないとのことだった。


▲青空に宝剣岳と千畳敷カールが映える
木曽駒は手軽に高山植物と山が楽しめるということで、人気の山。 千畳敷カールにはまだ一部雪渓が残っており、雪を踏んで八丁坂を登る。 

ロープウェイ 山頂駅、この時間帯は登山者が多い

▲雪渓を渡る

八丁坂のつづら折れの道の脇には、チングルマ・キンポウゲ・ハクサンイチゲなどが咲き乱れている。


キンポウゲとハクサンイチゲのお花畑

▲八丁坂を登る登山者の列、月曜日でこれだから土日は混み合うのだろう

▲まもなく、乗越浄土、空の青が深い

イワキキョウと岩

八丁坂を半時間ほど登ると、乗越浄土にでる。 ここは広い平地が広がり、西に宝剣岳があり、山荘が2軒ある。
宝剣岳は、岩のゴツゴツした岳で、時間があれば下山時登ってもよいと考えていたが、同年輩の他の登山者の話では、中高年の女性が登るところではないと聞かされ、無理はせず、見るだけにした。


乗越浄土まで上がる、目の前に中岳、その向こうに木曽駒ヶ岳がある。

▲天狗荘と中岳

▲宝剣岳

▲宝剣岳の山頂に立つ登山者スリルがありそう

乗越浄土から中岳への道は最初平坦で、楽々だが、山頂に近づくとしだいに傾斜がきつくなって、汗も出てくる。
この登山道脇には、コマクサがあるのだが、前回来たときより、花が減ってきているように思えた。
中岳山頂までは、前回きている思い出の場所だ。


▲中岳へ

▲中岳山頂到着、木曽駒ヶ岳を望む、半時間で行けそう

木曽駒ヶ岳山頂までは、中岳から一旦降りて、広い坂道を登っていく。 ザラザラの砂と小岩の道が続く。
この頃から次第に雲が上がってきて、周りの山々が見にくくなる。
やはり、山は午前中に登るものだ。
半時間ほどで山頂に到着。 神社の祠が2つ、これも木曽と伊那に分かれているのかな。

木曽駒ヶ岳山頂到着

▲記念撮影

半時間ほど山頂で過ごし、下山する。 今度は中岳のまわり道を通ることにした。

この道は、少し危険そうなところがあるとの標識があるが、通ってきた人に聞いてみると、少しだけ足を踏み外すと怖いがさほどでもないとのこと。
こちらを通ることにする。
通ってみると確かに、少しあぶなく感じるところもあるが、普通の登山者なら全く問題なしで、景色もよかった。

▲巻き道、狭いところがある

この辺が危ないところかな

乗越浄土からの下山は、来た道を降りる。 千畳敷のお花畑もせっかくだから、楽しんでいく。
午後の下山ロープウェイは、ツアー観光客と登山者で行列、30分ほど待って乗車できた。

この山で見た高山植物





木曽駒ヶ岳からの帰り、滋賀県を通るのだから、伊吹山と箱館山のゆり園に寄る。
伊吹山は以前3合目から登山したことがあるが、今回は山頂下まで車で上がる。 今、花盛りの時期であった。

伊吹山(おまけ1)

▲山頂の眺め

▲山頂から彦根市

▲多くの花が咲き乱れる
   


箱館山ゆり園(おまけ2)

琵琶湖の西にある箱館山はスキー場で有名なのだが、夏場だけ季節限定でゆりを咲かせている。
ここは、全くの人工的に育てているもので、自然ではないが、30万本のゆりだそうで、暑い中、多くの観光客が押し寄せていた。


▲ゆり園中央

▲琵琶湖を見下ろす