個人山行    大雪山 黒岳(1984m、北海道)

  2016年7月2日(土)天候:晴れ        とうない記 
この数年間は毎年北海道や東北への車旅をしている。

今年は、6月27日夜から出発し、10日間北海道を巡った。
これまでは、北海道からの帰路は青森にフェリーで渡り、東北・北陸を車で走ったが、疲れるので今回は往復とも舞鶴〜小樽のフェリーを利用した。 それでも車の走行距離は約2600kmと長距離であった。
北海道では道は広く走りやすいが、うっかりスピードを出し過ぎるとネズミ捕りに会うので、注意しながら走るのに気をつかう。

幸い、期間中天気がよくて、雨に会ったのは半日だけだった。 四国とは気温が約10℃低いから快適。

北海道にはレンタカーで巡っている人達が多いが、1〜3か月間と長期滞在をしている60代男性単独とか夫婦連れも結構で出会う。
今回も四国中央市、観音寺市、倉敷市からの長期滞在者に出会った。

この旅では景色やガーデンを見て回ることが多かったが、1度だけ登山で大雪山の黒岳に登った。
以下はそのときの記録です。
      

GPS軌跡図
大雪山は4年前に旭岳に登ったことがあるが、黒岳はその北西にある。
足に自信のある人は旭岳〜黒岳縦走やおはち巡りをする。

我々は体力的な自信がないから、黒岳に登り、その延長の石室までのピストン行程とした。 
標準的な登りのコースタイムは7合目から山頂まで1時間半、私達は休憩を含めて約2時間かかった。 
黒岳には大方の人がロープウェイを利用し5合目まで上がり、さらに7合目まではリフトか登山道を利用する。
私達もそうだが、山頂から5合目のロープウェイ駅までの下りはリフトを使わず歩いて下りた。



車をロープウェイ乗り場の駐車場に置いておく。
夏休み前とあって、駐車場の入りは半分程度か。


▲層雲峡の絶景

▲ロープウェイ乗り場(7:20)

▲ロープウェイに乗る、乗客は少ない

▲約7分間でロープウェイ山頂駅に到着
ロープウェイを下りるとそこには道の両側に山野草が咲いている。 歩いてリフフト乗り場に向かう、10分間もかからず到着する。
このリフトは二人座ることができるが一人ずつ乗る。
約10分間で7合目下のリフト降り場に着く。
観光客はここから少し歩いて展望台に向かう。

▲リフト乗り場が見えてくる

▲リフトで7合目へ

▲山頂が見えてくる

▲リフトの足元にはハクサンイチゲが咲いている

リフトを下りると、広場があるが、その付近ではシマリスが走りまわっていた。


▲リフトを下りて向かいの山

▲リフトを使わず登るとこの道を登る
ここから上には雪渓の歩きもあるので、スパッツをつけて歩く。
アイゼンは、持参していたが、私は登り下りとも使わなかった。 おかげで何度か滑って尻もちをついた。 しかし危険なことはない。


▲リフトを下りて登り始めるとすぐに雪だまりが現れる

▲七号目の表示柱がある、大きな岩がゴロゴロしている

▲広い雪渓を登る

▲まねき岩、山頂は近い
雪で足元が悪く2000m近い山なので疲れる。時々休みながら登ると、まねき岩と呼ばれる奇岩が現れる。 山頂はもうすぐ。
そして、岩の広場にいきなり出た。
ここが、黒岳の山頂だ。 目の前に残雪の大雪山の山並みとお鉢が広がっている。
しばらく休憩する。
右に桂月岳、凌雲岳、雲の平が広がっている。
元気であれば、北鎮岳辺りまで行けるかもと思っていたが、無理はせず、少し下った黒岳石室まで足を延ばすことにした。

▲山頂はもう少し

▲山頂に到着

▲お鉢の底、有毒ガス温泉をクローズアップ

▲隣のピーク『桂月岳』
黒岳石室までの下りは約100m程、まわりの雄大な景色を見ながら下っていくのは楽だけれど帰りにそれだけ登ることになるので、石室で昼食をとり引き返す。 

▲黒岳石室に向かう

▲石室前の雪原、右に小さく屋根が見えるのが石室

▲石室の小屋

▲ここで昼食をとる。奥のピークは桂月岳

この山で見かけた花(花名は違っているかも)

▲ショウジョウバカマ

▲キバナシャクナゲ

▲?

▲ハクサンイチゲ

▲エゾコザクラ

▲エゾノツガザクラ

▲コマクサ

▲チシマヒョウタンボク