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とうない 記 | |
『阿波のマッターホルン』との別名を持つ徳島の黒笠山。 今日は少数精鋭のメンバー8名で、ちょっと厳しい山に登る。 天気は良好。 登山口までの道にはちょっと道を迷ったが、ナビとガイド本を頼りに無事登山口の到着する。 この山の地形から最初は傾斜の緩い登りやすいルートと思ったが、そんなことはなく、杉林の急登を喘ぎながら登る。 登山道付近には、昔は畑や家があったらしい跡がいくつも残っている。 こんな山奥でよく生活できたものだと思う。 登山道は、左手に沢を見ながら、急登な尾根道の連続。 ピーク近くに出るとササが出てきた。 付近には小雪が残っている。 やがて左手に黒笠山のこんもりとした高さ50m位の岩山が現れる。 このピークに登るのには少々スリルがあった。 高さはせいぜい10m位かと思われるが、岩をよじ登るところがある。 鎖があるものの、木の根がところどころあって、手でつかめるが、足の置場にも困る。 おまけに、岩には薄い雪が張り付いており、滑る危険性もある。 夏山の八ヶ岳でも経験しなかった怖い場所だった。 それでも、全員慎重に登って、ピークに至る。 ピークは風があって、寒さを感じる。 狭いし、昼食をとる場所もない。 展望を楽しみ記念撮影後、早々に下山。 これがまた怖い。 無事、危険な場所を下って、陽だまりで昼食をとって一息つく。 今回は少人数でベテランクラスのメンバーだったので、登山に要した時間はガイド本記載の3時間よりも早くピークに登ることができた。 ただ、メンバーの中に一人体調がすぐれなかった人がいて、この山はきつかったようだ。 ちょっと気の毒であった。 初冬の山は静かで落ち葉を踏む、登山は快適であった。 |
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![]() ▲ ルートマップ |
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![]() ▲ 民家の横から登山口が始まる |
![]() ▲ 登山口から、黒笠山方向を見上げる とても良い天気、風もない |
![]() ▲ 登り始めてすぐ小さな滝が現れる。 冷たく澄みきった水 |
![]() ▲ 杉の植林の中を歩く、登り始めは楽と思いきや、結構急登 |
![]() ▲ 黒笠神社の鳥居が出てくる |
![]() ▲ 左手に谷、急登が続く |
![]() ▲ 黒笠神社に到着 |
![]() ▲ 神社の脇には、こんな小さな祠も |
![]() ▲ 神社のあたりの残雪、じっとしていると寒い |
![]() ▲ 尾根に出るとササが一面に出てきた |
![]() ▲ ササの葉に残る小雪 |
![]() ▲ ピークは小高い岩山だ |
![]() ▲高さは10m位なのだが、とても怖い鎖場 落ちたら、重傷間違いなし |
![]() ▲ 無事登り切る ホッ |
![]() ▲ 山頂の見晴らしは抜群 隣の矢筈山 |
![]() ▲ 西側の眺め |
![]() ▲ 全員登頂(マイナス一人) |
![]() ▲ 山頂は狭く、標識は山頂脇に建つ |