定例ハイキングB 摩耶山(698m) 神戸市 2016年3月13日(日) 天候:曇り しらかわ 記 |
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摩耶山の登山コースは幾つもある。
我がクラブは10年前には徳川道、上野道を通った様であるが、今回は青谷道を登り、天狗道を下るコースを選んだ。
青春18切符を利用し、JR塩屋駅、丸亀駅、宇多津駅、坂出駅から約3時間30分程電車に乗り午前9時20分過ぎにJR灘駅に着いた。
ここで出発準備をして以下のコースを歩いた。参加者は13名。
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
JR灘駅(9:35)〜青谷道登山口(10:00)〜行者堂跡(10:30〜35)〜史跡公園(11:15〜25)〜摩耶山(昼食)(11:40〜12:10)〜掬星台(12:15〜20)〜(天狗道)〜学校林道分岐(13:10)〜桜茶屋(市ケ原)(13:50〜55)〜布引ダム(14:20〜25)〜布引雄滝(14:35〜45)〜雌滝(14:50)〜新神戸駅(14:55)
歩行距離:10.3km、 歩行時間:4時間10分、 累積標高差(上り):1100m、 (下り):1120m
休憩、昼食を含む所要時間:5時間20分
JR灘駅から住宅街、王子公園西側を北に緩やかに登って行くと、山の麓にある妙光院の右側に出る。
ここを右に折れ、直ぐに橋を渡ると青谷道登山口が正面に見えてくる。
谷沿いの青谷川右側に舗装された道が緩やかに続いている。
途中には観光茶園、不動の滝などが有り、林の中を進んで行き、少し右に向きを変えた少し開けた場所に行者堂跡がある。
史跡公園までは急登が続くので、ここで小休止。
史跡公園まで最初は石段状の登山道、旧摩耶山天上寺の参道でもあるので道端には距離を示す石柱が一定間隔に立っている。
しだいに勾配がきつくなり、旧仁王門から史跡公園までは長い石段(300段以上)が続く。休みながらゆっくり歩いた。
階段を登りきると史跡公園で、昭和51年1月30日までは炎上焼失した摩耶山天上寺の本堂、阿弥陀堂、鐘楼、塔頭が甍を並べる大伽藍であったと公園内の説明板にある。
南側からは神戸港、ポートアイランドなどが良く見える。ここで展望を楽しみながら小休止。
その後、本堂跡の左側を北に歩き三権現神社跡から左側の尾根コースを進み、奥の院跡を左に見て少し登ると赤い鳥居がある天狗岩大神の前に出る。
左に約20mで摩耶山山頂に広場に到着。
JR灘駅から2時間5分で山頂に着いた。 三等三角点と大きな山頂表示板が林に囲まれた平地があり、ここで昼食を食べる。風がないので寒さは感じない。
集合写真撮影後、トイレ休憩のため掬星台まで行った。
ここから素晴らしい大阪湾の眺望を楽しむ事が出来た。百万ドルの夜景が目に浮かぶようだ。
少し西に戻り天狗道を南西方向に下る。丁度この日は第50回六甲全山縦走登山が行われており、次から次へと登山者が登って来る。
本日の参加者は1500人以上で須磨公園から有馬温泉まで約45kmを縦走するらしい。
兵庫労山の世話係がアンカーのゼッケンをつけて登って来た。これで最後のすれ違いとなる。少し余計に時間がかかったようだ。
岩場も少し有り、狭い処もあるのですれ違いに注意しながら慎重に、市ケ原の桜茶屋まで下りてきた。
布引ダムの横に下り、五本松のかくれ滝、布引断層、布引の雄滝、雌滝を見ながら新神戸駅には午後2時55分に下山。 下りの所要時間は2時間35分。
布引、新神戸駅近くに学生時代(新神戸駅は勿論無い)下宿していたので、布引の滝を見たのは50年ぶりである。
また最初の青谷道登山口へ通じる住宅街は通学バスの通り道にあたり懐かしく思い出された。
1、六甲山縦走登山が行われている事は全く知らずに計画したので、天狗道での登山者の多さに最初は驚いた。
すれ違いに時間が多くなると覚悟していたが、リーダーの適切な判断で予定通り登山を終了することが出来、また駅での予備時間も必要なくて、予定より約30分早く丸亀駅には午後7時に帰ることが出来ました。
2、青春18切符を利用した行事は人数に関係なく実施することが出来るので、新年度でも増やす方向にしたいと思います。
3、神戸には六甲山、須磨アルプスなど良く整備された山が多いように思われる。再度この近辺の山を調査してみたい。
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![]() ▲GPS軌跡図(赤線)と計画のコース(黒の破線) |
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![]() ▲衣服調整(JR灘駅から登山口への途中にある海星女子学院前) |
![]() ▲青谷道登山口 |
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![]() ▲谷沿いの舗装された緩やかな登山道 |
![]() ▲少し急坂になる |
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![]() ▲行者堂跡で小休止(幼児を抱いた家族も登っている):山頂まで1.1kmの標示あり |
![]() ▲濡れた岩場を慎重に行く |
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![]() ▲旧天上寺参道の石柱(天上寺まで八百米) |
![]() ▲段々と勾配がきつくなる |
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![]() ▲このような階段が続く |
![]() ▲旧天上寺の旧仁王門 |
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![]() ▲旧仁王門から史跡公園(旧天上寺本堂)まで続く長い石段(約300段?) |
![]() ▲史跡公園から見たポートアイランド、神戸空港方面 |
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![]() ▲史跡公園で休憩 (本堂、阿弥陀堂、多宝塔、鐘楼などの跡が分かるように礎石などが残されている):旧天上寺は昭和51年1月30日に全伽藍の建物が炎上消失し、天上寺は現在、北方に移されている |
![]() ▲史跡公園を後に摩耶山山頂へ (尾根コース:山頂まで600mの標示):三権現神社跡 |
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![]() ▲奥の院跡を右へ |
![]() ▲山頂手前への天狗岩大神にお参り |
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![]() ▲摩耶山山頂広場で昼食(三等三角点) |
![]() ▲摩耶山山頂での集合写真 |
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![]() ▲掬星台(ロープウエイ星の駅、ベンチ、売店、公衆トイレが有り、南側からの眺望が素晴らしい) |
![]() ▲南方の眺望:ポートアイランドが良く見える(大阪湾対岸の和歌山方面も) |
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![]() ▲少し戻って天狗道へ向かう(左手は摩耶山山頂) |
![]() ▲岩場の下りは慎重に |
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![]() ▲すれ違う大勢の登山者 (今日は六甲山縦走登山の日で千人以上の参加者が須磨浦公園から有馬温泉まで45kmを登山しているとの事) |
![]() ▲六甲山縦走登山の最後を行く世話係 (アンカーのゼッケンを付けた人々:兵庫労山の標示) |
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![]() ▲市ケ原の桜茶屋で休憩(売店、公衆トイレがある) |
![]() ▲布引ダムへの急坂を下る |
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![]() ▲布引ダム(布引貯水池)の堰堤 |
![]() ▲ダム近くに見える露出した布引断層 |
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![]() ▲五本松のかくれ滝:水が落ちていないことも多いとか |
![]() ▲猿かづら橋(祖谷のかづら橋を模倣した橋:鉄橋) |
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![]() ▲布引雄滝前での集合写真(雄滝の落差:40m以上) |
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![]() ▲布引雌滝 |
![]() ▲新神戸駅の地下に到着(14:55):神戸地下鉄で三宮駅へ3分 |