個人山行 雌阿寒岳1,499m 北海道足寄町

  2014年7月7日(月)  天候:晴れ        とうない 記
羅臼岳、斜里岳の2山に続く、3山目の雌阿寒岳に登る。
この3山は、山旅ツアーではお決まりのコース、しかし、それほど近い位置にあるわけではないので、移動を含め3日間で登るというのは元気な人でないと無理だと思える。
私達には、途中で観光の日を作ったりして体力にあわせた登山にしている。 

この山は活火山なので、有毒ガスの噴出の危険があるとのことだが、今はその懸念はない。 しかし、麓の雌阿寒温泉に来ると、温泉地帯特有の硫黄の匂いが立ち込めている。
山登りの後、温泉に入ったがやはり、天然そのもの、湯の花があったり、木でできた浴槽など日帰り温泉とは違う。

さて山だが、駐車場から、200m位下ったところから、登山口が始まる。
登山口で記帳する。 植林の中を歩く、クマゲラが居た。 すぐに傾斜がきつくなり、汗ばむが、北海道では蒸し暑さがないから楽。 4合目あたりから道はゆるやかになる。 
次第に麓の景色も見えるようになる。 中腹から山頂方向を見ると、ガスがかかっているが、麓の方は晴れ模様。
背丈の低い木々が生える山道を登りきると、岩と砂の景色になる。 シマリスを見かけた。

そこまでは、山道の端に山野草が多く見られた。 単独で登ってきた地元の女性は、この山によく花を観察に訪れていると言っていた。
山頂付近で下山してくる人に聞くと、山頂付近は風があって寒いという。

やがて、山頂に着いた。 そのときは火口はかすんでいたが、しばらくするとガスがなくなって、火口がよく見えるようになっった。 富士山の火口より小さいがそれでもとても広大。
火口にはオレンジ色の赤沼と青色の青沼が見える。 今でも水蒸気が噴出している。

今回の北海道山旅はこの雌阿寒岳で終わり、次は函館港から青森県の大間にフェリーで渡り、東北の山に行きます。

コースタイム
登山口7:10・・・・9:40山頂・・・・11:30登山口 所要時間:4時間20分
累積標高差:770m 歩行距離:5.9km 


GPS軌跡図

登山口近くの温泉付き国民宿舎、野中温泉

▲林の中を歩き始める

クマゲラ(キツツキの仲間)

ハイマツを抜けると麓がよく見える

▲オンネトーという湖

▲登るにつれてガスがかかる

▲ときおりガスが引く

9合目を過ぎると火口が見えてくる

▲山頂は砂山風

ガスが晴れると火口が見える、赤沼

▲火口の壁は荒々しい

▲こちらは青沼
 ■見かけた花■(この他にもいろいろ)
 
▲イワブクロ

エゾマルバシモツケ

メアカンフスマ

メアカンキンバイ