那岐山 (1255m 2007年10月31日 岡山県)
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とうない 記 | |||
那岐山(ナギサン)って、知っている人は岡山県人以外あまりいないのではないかと思うが、岡山では結構知られている山だ。 山は奈義町(ナギチョウ)にある。 同じ発音のナギだけど山は那岐山と書く。 同じようなのが『くじゅう』だナ・・・くじゅう/九重/久住・・・ややこしい。 前日に岡山での用事があり、そのついでに岡山県北の山に行くことにする。 最初、那岐山に向かったのではなく、その隣の滝山に向けて出発したのだが、思いがけないことが起こった。 滝山の登山口近くに行くと、自衛隊の隊員が道を閉鎖している。 この付近は自衛隊の演習地が広がっているのは知っていたが、この日、この地域で射撃演習が行われていたのだ。 閉鎖している自衛官がすまなそうに、『ここから先は通れない』と言う。 『どこに行くつもりか』と聞くので『滝山に行く』と言ったが、滝山や那岐山の地名が理解できない若者だった。 それでは、この人は地元の人ではないと思ったので、どこから来ているのか聞いたところなんと善通寺の部隊だと言う。 自分達は丸亀から来ていると話すと私も丸亀で、ぽかぽか温泉の近くのレイクサイドハイツに住んでいると言う。 なんと、自宅から200m位のところにあるマンションではないか!!。 こんな山奥で近くの人に遭遇するとは全く奇遇だった。 彼らは香川県の五色台の演習場では十分訓練できないので、ここ(日本原)や北海道の演習場に行くのだそうだ。 近くの人だからと言って道を開けてくれることは当然ありえない。 ここまで来て、山をあきらめることもない!と10年前の雪の時期に行ったことのある那岐山に行き先を変更した。 天気はとても良い。 出発時間は遅くなったがこの時期の那岐山もよいだろうと思い、車を進めた。 |
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那岐山付近のルート図が、これ。 爪ケ城はクラブで行ったことがある山だ。 私達は写真でPマークのある所から山に入り、分岐点で左の道を選んで大神岩経由で那岐山山頂に向かう。 出発が11時前と遅く、駐車場には岡山ナンバーの車が数台停まっていた。 この山に10年前に登った時は、登り始めから檜の植林の雪道を歩いた記憶がある。 でも今度は少し様相が違っており、檜の植林は広く伐採されていた。 おかげで、見晴らしはよかったが、この日は晴天で日差しがきつく感じた。 |
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![]() ▲ ルートマップ |
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![]() ▲ 奥に見えるのが那岐山 この付近のヒノキは伐採されていた |
![]() ▲ 高度が上るにつれて奈義の町並みが見えてくる |
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![]() ▲ 風もなくよい天気 秋ならだ |
![]() ▲ 30分程登ると休憩できる広場に着く |
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![]() ▲ 緑と青空に浮かぶ雲 よい眺めだ |
![]() ▲ 真赤に色づく |
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![]() ▲ 大神岩に到着 岩の上からの眺めが右の写真 |
![]() ▲ 奈義の町を見下ろす |
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![]() ▲ 尾根に出る 左は滝山 右は那岐山 |
![]() ▲ ピークに近くなる。 前の男性は岡山市から来たという単独の人 |
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![]() ▲ 隣の滝山が見え出す どこか四国の山に似ている |
![]() ▲ 左に覗くのが那岐山 もう山頂は近い |
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![]() ▲ 那岐山山頂と避難小屋 山頂には若い女性の二人連れがいた |
![]() ▲ 山頂到着 360度のパノラマ |
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![]() ▲ 紅い色に染まる木々 まもなく冬がやってくる |
![]() ▲ 山頂から東へのルート、前回はここを歩いた |
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登山口から、2時間少しで登ることができて、山頂の見晴らしもとてもよい。 北に大山も見えた。 来年のクラブ山行にはこの山を加えてもよいのではないかと思う。 |
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![]() ▲アキノキリンソウ |
![]() ▲ 何の実か不明だが |
![]() ▲ この時期はやはりリンドウ |
![]() ▲モミジの緑もよい |