飛鳥の史跡めぐり  (奈良県明日香村)

  2017年11月10日(金) 天候:晴れ       しらかわ 記 
3日目はキトラ古墳、高松塚古墳と大化の改新の舞台となった明日香村の史跡をめぐるハイキングである。
 
昨日と同じ午前8時にホテルを出発し、途中のコンビニで弁当と飲み物を購入しキトラ古墳を先ず見学。
そこから国営飛鳥歴史公園までタクシーで移動し、ここで歩く準備をする。
なだらかな丘を越えて南東に15分程歩くと高松塚壁画館、そのすぐ先が高松塚古墳である。
館内は撮影禁止でボランテアガイドの説明を約20分聞きながら原寸,原色で再現した壁画、石槨模型を見学。

近くの天武天皇陵を見学してから北方向に田舎道、民家が立ち並ぶ道路を抜けて行く。
やがて中央公民館が見えてくるのでここを左折して亀石を見て、引き返し反対側に位置する聖徳太子誕生地である橘寺を参拝見学。
西門で拝観料を納め、聖徳太子を本尊とする本堂、天井画が見事な往生院などを20分ほど見て東門を出て、次の石舞台古墳に向かう。
境内にある黄色い葉っぱが日差しに輝く銀杏の大木が印象深い。
また境内から東方の山の中腹に岡寺の三重塔が遠望できる。
飛鳥川の西側のゆるい登り道を南東に山裾を歩き、玉藻橋を東へ行くと石舞台古墳がある。

ここでは古墳内部をじっくり観察。
古代人の古墳築造技術に驚くとともに蘇我一族の権勢を見る思いがした。
直ぐ北側の無料休憩所で昼食を食べ、時間が無くなったので歩くのを止めてタクシーに乗り、岡寺、橿原神宮、法隆寺を観光。

法隆寺駐車場を午後4時10分に出て西名阪自動車道の香芝SAでトイレ休憩、お土産物を買い、淡路SAで夕食を食べ午後9時に丸亀に帰って来た。
帰りの阪神高速道路で渋滞約30分が無ければ予定通りに帰れたと思われる。
 
●明日香村には古代の古墳、史跡が多くその全てを見ることは出来ませんでしたが、有名なキトラ古墳、高松塚古墳、石舞台古墳はじっくり鑑賞できました。
 この地域は平坦な地形が多くて自転車での史跡巡りが可能なようです。 参加者が集まれば次回はサイクリングで?
 
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
キトラ古墳(8:30〜35)〜タクシー〜国営飛鳥歴史公園(8:40〜45)〜高松塚壁画館(9:00〜25)〜高松塚古墳(9:30)〜天武天皇陵(9:35〜40)〜亀石(10:20〜25)〜橘寺(10:30〜55)〜石舞台古墳(昼食)(11:20〜55)〜タクシー〜岡寺(12:10〜40)〜タクシー〜橿原神宮(13:00〜30)〜タクシー〜法隆寺(14:30〜16:10)
 
   歩行距離:約9km=6km(飛鳥)+1km(橿原神宮)+2km(法隆寺)
   歩行時間:3時間35分、 休憩、昼食、観光を含む所要時間:7時間40分
 

GPS軌跡図
●明日香村の写真

キトラ古墳に到着(8:30):2000年に特別史跡に指定された

▲キトラ古墳を背景に集合写真

▲キトラ古墳の説明板
:天文図などの壁画のほか、玄武,朱雀、白虎、青竜の四神像、獣頭人身等が描かれている

▲高松塚壁画館(9:00〜25):古墳の全貌を分かり易く展示紹介

▲高松塚古墳を背景に集合写真

▲天武天皇陵(9:35〜40)
:天武天皇と持統天皇の孫にあたる天武天皇が祀られている円墳

▲亀石(長さ4m、幅2m、高さ2m):巨大な花崗岩に亀のような動物が彫られており、明日香を代表する謎の石造物

▲聖徳太子御誕生所:橘寺の入口

▲正面が橘寺の西門:聖徳太子生誕の地と言われている

▲橘寺の本堂:本尊は聖徳太子像(重要文化財)

▲石舞台古墳:日本最大級の石室をもつ飛鳥を代表する古墳
▲石舞台古墳を背景に集合写真

▲古墳内部(玄室の長さ7.7m、幅3.5m、高さ4.7m)
:蘇我馬子が被葬者であると言われており総重量は2300トンと推定される

▲岡寺:日本最古の厄除け観音

▲三重塔前での集合写真

▲岡寺から見た橘寺方面(大きな銀杏の木が良く見える)

▲境内の山斜面にブルーシートが架けられているのは
台風21号の斜面崩壊場所

▲岡寺山門前での集合写真

▲橿原神宮一の鳥居前

▲南神門:紀元2677年の表示板がひと際目立つ

▲橿原神宮本殿

▲見習い中の巫女三人:後方は畝傍山その東側には神武天皇陵がある

▲法隆寺南大門

▲日本最初の世界文化遺産:法隆寺の石碑

▲金堂と五重塔

▲法隆寺西院回廊を行く

▲夢殿に参拝

▲夢殿を背景に集合写真