定例ハイキングA  仁和寺原谷苑 ウォーク (京都市)

  2017年4月7日(金) 天候:曇り       とうない 記 
天気予報では、この日は雨なので覚悟して出発する。 青春18きっぷ利用の旅で、坂出・岡山・姫路・京都で乗り換えになる。 厳しいのは岡山駅の乗り換えで3分間しかない、電車の到着が1分ほど遅れ、慌ただしいが全員無事乗り換えた。
私は、今回の旅では目的地の京都だけでなく、久しぶりに阪神間を走る電車での風情を見るのが楽しみだった。
まあ、皆さん電車の中ではスマホをのぞき込んでいますね。 私も同類なので違和感はないが、久しぶりに車窓から見える風景を楽しんでいたのでスマホを見ることはあまりなかった。
京都駅だったかな、駅備え付けのロッカーに液晶画面がついているのを見て、今時だなと思った。

花園駅に予定時刻に到着。 路面は濡れていたが、雨は降っておらず、傘なしで仁和寺に向かう。
住宅街を歩いて行くと途中に電機メーカーのオムロン発祥の地の石碑があった。 御室からオムロンの社名がついたんですね。
約20分間で仁和寺の入り口である二王門に着いた。

ここは真言宗御室派の総本山で世界遺産に登録されている広い境内を持つ寺院。
特にここの境内にある御室桜は、低木で遅咲きで有名とのこと。

入口近くにある御殿を見学する。 竜安寺を思わす庭や苔むした庭を鑑賞した。
歴史好きの方には貴重な物がたくさんあるのだろうが門外漢の私には、単にきれいで由緒ある風情としか映らない。
ここを出て境内の桜を楽しみながら昼食とする、期待した御室桜は、残念ながらまだつぼみだった。

仁和寺を出て、御室88ヶ所霊場がある成就山に入る。 ここは、四国の88ヶ所にお参りできない人々のために設置されたものとのことだが、屋根付きのお堂に仏像が置かれており、立派なもの。
1時間ほど杉林の山を歩き、道路に出て原谷苑に向かう。
15分で入り口に着いた。 お目当ての紅枝垂れ桜はまだ咲いていなかったが他の桜は開花していた。
確かにきれいな眺めだった。 個人的には原谷苑はもう少し広い園になっているのかと予想していたので、これは期待外れ。

1時間ほど歩いて、花園駅に戻り、帰路に着く。 丸亀駅帰着時刻は計画どおりとなった。
長い電車の旅で乗り換えに忙しかったが、久しぶりに見る都会の風景と雑踏はなつかしさの中に新しい発見をする旅であった。
幸いにも、雨には合わず傘をさすことはなかった。

コースタイム
丸亀駅5:55・・・坂出・・・岡山・・・京都・・・花園駅出発10:53・・・11:13仁和寺二王門・・・11:16御室御殿11:37・・・11:40昼食12:00・・・仁和寺出門12:15・・・12:23御室八ヶ八か所霊場13:25・・・13:40原谷苑14:25・・・15:24花園駅15:38・・・京都駅・・・姫路18:06・・・岡山・・・坂出駅・・・20:39丸亀
 
歩行距離:10km 、休憩、昼食を含む所要時間:4時間44分
  

GPS軌跡図

▲JR山陰本線花園駅で下車、丸亀駅から約5時間

▲路面は濡れているが雨は降っていない、出発(10:53)

仁和寺向かう途中にあるオムロン発祥の地石碑

▲20分で仁和寺の二王門に着く

門から中門・金堂まで続く広い境内

二王門脇の仁王さん

▲中央は中門

▲御殿入口

▲御殿内の小石の庭(南庭)

▲苔の庭も緑がきれい

▲書院造りの建物が廊下で繋がっている

▲北庭の池の向こうに五重塔

▲桜に囲まれた五重塔前で

▲有名な御室桜だがまだつぼみ

▲金堂への道には桜が広がる

▲鐘楼辺り
仁和寺を西門から出て御室88ヶ所巡りに入る

▲最初のお堂

▲こんな立派なお堂が全部で88もある

▲杉林を登る

▲山頂付近からみる京都市街地
原谷苑

▲東入口、入場料は1000円(変動制で最高は1500円)

苑内の桜は満開には少し早いがきれい

▲満開時はもっときれいなんでしょう

▲満開に近い桜の前で

▲原谷苑を出て1時間歩き、花園駅に到着(15:30)