西穂独標(2,701m、岐阜県高山市)

  2016年7月28日(木)〜29日(金)        しらかわ記 

 

 
  乗鞍岳登山を午前中に終え、バスで乗鞍スカイラインを平湯バスターミナルまで下り、そこの一階レストランで昼食。
その後、上高地に行く観光班4人と分れて、新穂高ロープウエイ駅までバスで移動。
新穂高ロープウエイに乗り、しらかば平駅で二階建ロープウエイに乗り継ぎ、西穂高口駅に午後1時前に着いた。ここから西穂山荘迄登る。
 
コースとコースタイムは以下の通り。
 
7月28日(木)

西穂高口駅(13:05)〜登山口(13:10〜15)〜西穂山荘(14:40)(泊):標高2385m

 

歩行距離:2.4km、歩行時間:1時間30分

累積標高差(登り):300m、(下り):65m、

休憩を含む所要時間:1時間35分

 

 7月29日(金)

 西穂山荘(5:45)〜丸山(6:10〜6:20)〜西穂独標(7:20〜7:30)〜丸山(8:20)〜西穂山荘(休憩)(8:35〜9:00)〜西穂高口駅(10:20)

 

歩行距離(登り):1.4km、(下り):3.3km、

歩行時間(登り):1時間25分、(下り):2時間25分

累積標高差(登り):410m、(下り):630m、

休憩を含む所要時間:4時間35分

 

7月28日は西穂高口駅から観光客もいる千石園地の中を通り、登山届所(登山口)に向かう。

その途中には槍ヶ岳を開山した播隆上人の石像と説明版がある。

登山口からは樹林帯の緩やかな下り勾配の登山道が暫く続き、西穂山荘近くの約700mから岩場の急登になる。

時間的に下山して来る登山者が居て狭い場所でのすれ違いに少し時間を取られたが、ほぼ標準コースタイムで西穂山荘に到着した。

午後3時前に宿泊手続きを終え、5時の夕食迄の時間をゆっくりと過ごした。

 

7月29日は午前5時から朝食を摂り、5時45分に出発。ガスは出てきたが雨の心配はない。

いきなりの岩場の急登で少し驚いたが直ぐに緩やかな登山道になり、最初の目的地・西穂丸山には25分で着いた。

ここで集合写真を撮り西穂独標手前まで登り、其処での展望を楽しみ、お花畑を見て引き返す者と、鎖のある岩場を登り山頂を目指す者に分かれた。

独標は13の岩場ピークの11番目で2つのピークを越えて行くことになるが、巻道になっている箇所も有り、独標下までは容易に登れる。

ここからは三点確保で足場を確認することで簡単に独標に登ることが出来た。

山頂からはピラミットピークが北正面に見える。独標から先が北アルプスで最大の岩稜地帯で有る事を実感する。

西穂高岳に行く登山者はヘルメットを着用し、完全装備で登って行く。

山頂を踏んだ5人はそれぞれ記念写真を撮り、ゆっくりと展望を楽しんだ後、元来たコースを慎重に下山し西穂山荘に戻る。

西穂山荘で先に下りていた7人と合流し、預けていた荷物をザックに入れ西穂高口駅まで下山。

昨日と同様、登る者とのすれ違いには神経を使った。

予定より早く下山したので観光班との時間調整のためロープウエイの途中駅・しらかば平駅で下車して約30分、

写真展示などを見て午前12時前に新穂高ロープウエイ駅に下りた。

ここで観光班と合流し、中崎山荘で入浴、道の駅で昼食を食べ、丸亀には午後10時前に帰った。

 

1、クラブとして初めてのコースで危険度がどの程度か分かりにくかったが、各自の自己判断で行動し、全員無事夏山を楽しむ事が出来ました。

2、西穂独標の手前は岩稜帯で登り下りには危険を伴うが、天候が良くて岩場登攀の基本技術を習得していれば初心者でも登ることが出来ることを確信。

3、西穂山荘の混雑度は特に気にならなかった。設備、食事、情報は充実しており、通年営業しているので夏以外の季節に利用してみたい。

 

      

GPS軌跡図

▲高低グラフ
7月28日(木):西穂高口駅〜西穂山荘、 天候:晴れ

▲第一ロープウエイから見下ろした新穂高ロープウエイ駅

▲西穂高口駅を出て登山口に向かう

▲千石園地の中を通り登山口へ

▲登山届所(登山口):これより先は観光客はご遠慮くださいとの標示

▲最初はこのような木道が主体で下り勾配

▲西穂山荘手前約700mは岩場で急登

▲大きな岩が登山道に点在

▲西穂山荘手前の岩場で下山者とすれ違い

▲西穂山荘に到着

▲西穂山荘の食堂
7月29日:西穂山荘〜西穂丸山〜西穂独標〜西穂丸山〜西穂山荘〜西穂高口駅 天候:晴れ時々曇り

▲西穂山荘前で出発準備

▲東邦大学西穂高診療所を左に見て急な岩場へ

▲岩場の間を登る

▲ケルンが見えてきた

▲西穂独標とピラミッドピーク

▲雲海に浮かぶ北アルプスの山々

▲西穂丸山での集合写真(参加者全員:12名)

途中のガレ場で休憩

▲西穂独標が近くに見える

▲ズームした西穂独標山頂:人の姿が見える

▲階段状の登山道

▲南遠方には乗鞍岳

▲これより岩場に取り掛かる

▲岩の表面に白ペンキでコース標示が有り分かり易い

▲西穂独標山頂(2701m)

山頂からピラミッドピークを見る

ピラミッドピークへの下り:
これより先は危険な岩場が続くのでヘルメット着用

西穂独標の山頂は狭い:
山頂に登ったのは男子4名、女子1名の5人

下りは特に慎重に

元来た岩場を下る

ハイマツ帯のガレ場

西穂丸山迄下りてきた

西穂山荘上部の岩場

西穂山荘で休憩

西穂山荘前での集合写真

岩道を下山

登山口迄下りてきた

しらかば平駅:第二ロープウエイ乗り場

鍋平高原駅での集合写真:第一ロープウエイ山頂駅

新穂高ロープウエイ乗り場横バス停でバスに乗車
 ●咲いていた花

▲ミヤマアキノキリンソウ

ハクサンフウロ

チシマギキョウ

ヤマハハコ