定例ハイキングB 西の冠岳  (1,894m、愛媛県久万高原町)

  2017年9月10日(日) 天候:晴れ       しらかわ 記 
  
昨年、天候が悪くて中止した西の冠岳に女性3名、男性6名の合計9名が参加。  最高齢は84歳の女性。
午前6時にジャンボタクシーで丸亀を出発。 行きは瓶が森林道は通らずに高知側から大きく迂回したが予定より早く午前9時前に土小屋に到着。
ここで出発準備をして石鎚山弥山の二の鎖迂回路から西方に進み西の冠岳を往復。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
土小屋(9:05)〜休憩ベンチ(10:00〜10)〜二の鎖小屋(11:10〜20)〜弥山との分岐(11:35)〜二の森分岐(11:45)〜昼食(11:50〜12:10)〜分岐(12:35)〜西の冠岳(13:05〜10)〜分岐(13:45〜50)〜二の森分岐(14:15)〜弥山との分岐(14:25)〜二の鎖小屋(14:45〜55)〜休憩ベンチ(15:35〜45)〜土小屋(16:25)
 
歩行距離(上り)、(下り):5.9km、  歩行時間(上り):3時間20分、(下り):2時間50分、
累積標高差(上り)、(下り):1085m、  休憩、昼食を含む所要時間:7時間20分、
 
土小屋から二の鎖小屋までは多くの登山者が通る道で、傾斜も緩く良く整備されており歩き易い。
途中にはベンチが2か所ほどある。
登山道右手には瓶が森が、左手には石鎚山の荒々しい岩稜帯、その後方には西の冠岳、二の森、堂が森等が木の葉越しに良く見えて快適なハイキングが味わえる。
出発後約1時間でベンチの在る処で一度休憩し、二の鎖小屋まで歩いて2度目の休憩をとる。
ゆっくりペースではあるがよく晴れていて日差しがきつく汗が出る。
二の鎖小屋は2年前に建て直しされ、向かいのトイレ兼休憩所も新しくなっており気持ちよく利用出来た。
ここから二の鎖場の迂回路を登り、途中から右手の面河、二の森、堂が森の分岐の方向に下る。
少しの部分、足下が悪い登山道になるがその先は樹林帯が続き、10分程歩くと再度分岐の標示がある。
ここから右手の二の森の登山道を下って行くと、笹原の斜面に登山道がくっきりと西の冠岳、二の森方面に続いている。

正午前になり、登山道沿いで昼食。
この辺りは他の登山者が通らないので昼食後、周囲の山並みを眺めながらゆっくりと西の冠岳を目指す。
近づくと鋭くとがった山頂が冠に似ているようにも見える。 やはり最後の登りは厳しそうである。
二の森への登山道から分岐して右手急斜面の踏み跡をたどり笹原の尾根筋に先ず登り、そこから向きを変えて東から西に笹原の急斜面を登った。

山頂は雑木林の中で三角点、山頂表示板は無く、赤いテープが木に巻きつけられているだけである。
ピークは西側にもあるが東側がやや高いことからここを山頂として集合写真を撮り、元来た道を帰る事にした。
山頂から二の森へ通じる登山道までは、笹原の中の踏み跡を歩くので、足下、周囲に気を付けながら慎重に急斜面を下りた。
踏み跡は右側急斜面の上部にあり、踏む外すと5、60m滑り落ちることになるので笹を掴みながら三点支持でゆっくりと下りた。
その後は特に危険な場所も無く、二の鎖小屋、休憩ベンチで休憩し、ほぼ標準コースタイムでジャンボタクシーの待つ土小屋に帰って来た。
 
1、クラブとして初めての山行で計画時に登山地図には山頂付近に登山道が無く、少し心配したが無事全員登頂を果たすことが出来た。
  天候に恵まれ、クラブ員の足並みが揃っており、リーダー他の協力のおかげである。
2、良く晴れていて眺望が良く、瓶が森、二の森、堂が森、西の冠岳など多くの山を見ることが出来、楽しい登山を味わう。
  石鎚山を西側から身近に眺めることは初めてでいい思い出になった。
 

GPS軌跡図

▲標高グラフ

土小屋を出発(9:05)

▲東方の瓶が森をズーム
登山口(石鎚山頂まで4.6kmの標示)

二の鎖小屋までは歩き易い登山道で木道部分が多い

二番目のベンチで休憩(10:00〜10)

▲途中から見える石鎚山(右)と西の冠岳(左遠方)

▲新しくなった公衆トイレ兼休憩所
(登山道を挟んで二の鎖小屋がある)(11:10〜20)

▲公衆トイレ横の石段を登り迂回路に進む

▲弥山との分岐(11:35):左の石段を登ると弥山

▲面河山との分岐

▲見晴らしの好い登山道で昼食(11:50〜12:10)
:こちらには誰も来ない

▲振り返って見た石鎚山

▲二の森への登山道から踏み跡を頼りに左急斜面にむかう

▲笹の中の踏み跡を尾根に向かい、正面の西の冠岳を目指す

▲山頂に到達(13:05〜10)
:三角点、ラベルは見当たらず赤いテープが木に巻かれていた

▲山頂の木々の間から見た石鎚山

▲山頂で

▲元来た道を引き返す

▲笹原の踏み跡を慎重に(大きな段差、小さな倒木が見え難い)

▲尾根筋から見た石鎚山

▲尾根の右手踏み跡を慎重に

▲右側は急斜面で、滑らないように笹を手で掴みながらゆっくり下る

もう少しで急斜面が終わる

▲振り返って見た西の冠岳

▲分岐迄帰る(14:20)

▲笹原の登山道を弥山方向に

▲弥山分岐(14:30)

▲迂回路(巻道)の鋼製階段を下る(左側通行)

▲二の鎖小屋下の鳥居前で休憩(14:45〜55)

▲ベンチで休憩(15:35〜45)

▲歩き易い登山道

▲土小屋に帰る(15:25)

▲登山道沿いに咲いていた花(その1:リンドウ)

▲登山道沿いに咲いていた花(その2:シコクフウロ)