西三子山( 1349m 2011-3-27 徳島県 那賀町)
                                         
 とうない 記

西三子山は、徳島県の中部山系の名峰のひとつである高丸山の西にあるので、「にしみね」と呼ばれているそうだ。
この山は頂上付近に福寿草が咲く、3月下旬がベストシーズン。

登山口へのアプローチは山川町から国道193号線を南下するのが本来近くて便利なのだが、事前調査で国道193号線が通行止めになっていることが判っていた。 このため、徳島市街地を通り、勝浦〜上勝町経由と大まわりで東側から登山道に入った。

参加者は10名で、マイクロバスの座席は悠々。 勝浦地区に入り、トイレ休憩も兼ねて一休茶屋に立ち寄る。
土地の農産物を店先に並べている。 生しいたけが値段も安く人気。

道は、山に入ると路面が凍結しているところもあったが、バスはスノータイヤを付けてあったので、滑ることはなかった。 途中での休憩計30分程度を含めて丸亀から登山口までの所要時間は3時間半、予定時刻に到着する。

登山開始すぐに急登の道が始まるが、これも30分で終わり、後は平坦な道がずっと続く。 88番鉄塔先で道が分岐する。
分県ガイド本ではまっすぐ進み鉄塔90番辺りに福寿草が咲くと記載されているが、現地の案内板では左に折れて山頂の南西の場所が福寿草の場所として案内されている。
他のパーティーも左に折れて行くし、事前のNet情報でもこちらに行っているので、我々も左に折れて、檜林の中を20分程トラバースする。

植林が切れて日当たりの良い場所に出ると、福寿草が咲いていた。
雪がところどころ残っていて、日差しもあり、福寿草の花弁が開いてきて鑑賞にはちょうどよい。 
まだこれから開花する花も沢山あり、1週間後でもまだ花を楽しめるのではないかと思える。

福寿草鑑賞後、石灰岩質の岩がゴロゴロしている道を登って山頂に着く。
山頂から北にどっしり構える雲早山が見えるまた東には高丸山。

下山は分県ガイドで記載の90番鉄塔辺りの福寿草の咲く場所に回ろうと歩くが、それらしき道が判らず、山頂から尾根伝いに元来た道を引き返した。

帰路また一休茶屋に寄って、地産品を買う。

この山は高低差670m、歩きやすい道だったので所要時間は当初計画より1時間半早く、登り始めから下山までの所要時間は4時間半だった。
春前に登る山として、気持のよい山だった。


▲登山コース
当初計画では破線のルート(分県ガイド本掲載)としていたが、赤で示すルートを歩いた

9:30登山口に到着、日陰には雪が残る

枯れ木林の急登を登る

 30分ほどで平坦な道に出る

 西三子の山頂

88番鉄塔がある広場に出る

しばらく歩くと分岐、福寿草は左と案内される

20分程檜林の中を歩くと

福寿草の咲く日当たりのよい場所に出る
多くの人でにぎわっている


落ち葉の中から顔を出す

福寿草は雪と合う

▲石灰岩質の岩場を登ると頂上に着く

▲頂上から北に雲早山が構える

▲頂上下の岩場で、参加者全員

▲山頂で、バックは雲早山