市民ハイク アケボノツツジの西山(1428m)  愛媛県

  2014年5月9日(金)  晴れ         とうない 記   
一般参加者3名を含む19名の参加、季節・天気良し。

今回の主目的は西山北斜面に咲くアケボノツツジ群生の観賞。 この時期には、西赤石山一帯の北側の中腹から山頂にかけて、アケボノが咲く。

平日の早い時刻にも関わらず、我々が日浦登山口の駐車場に到着した時刻には駐車場の空きスペースは少なかったが、無事マイクロバスが置けた。
登山口から銅山越の道は別子銅山の遺跡が散在する。 寺院跡・小学校跡・病院跡・劇場跡・接待所跡など、今は石垣とレンガ造りの塀などが残るのみだが、往時の繁栄が偲ばれる。
登山道脇にはミツバツツジのピンクやアセビの白が彩る。

出発後45分でダイヤモンド水が湧き出る休憩所に至る。 ここで一息入れて銅山越まで登る。 途中、歓喜坑と呼ばれる坑口を見物する。今は、中には入れないが、状態良く保存されている。
やがて銅山越まで登る。ここが西赤石山と西山の分岐点。 今回の我々のルートは西山まで登り、反時計方向にまわって、綱繰山から大永山トンネル出口まで降りるルートであり、西山から下山するルートはクラブ行事では初経験。

銅山越から西山までは広い尾根を歩く。 その時期になればこの辺りはアカモノやツガザクラのかわいい花が咲くのだが、5月初旬はまだ早いようだ。
だが、西山への急坂を登る頃になると、周りにアケボノツツジが増えて来た。 そして、西山の山頂を超えると向かいの山の北斜面がアケボノツツジの淡いピンクで染められていた。

狭い道際スペースで絶景を見ながら、早い昼食をとる。 しばし、景色を堪能した後、綱繰山へと向う。 これから先は、歩きにくくなる。 藪こぎ、崩れた道、急坂が大永山トンネル上部の分岐付近まで続く。
当初、大永山トンネルの上の尾根の道を下山の予定であったが、その付近に歩きやすい道は見当たらず、その先の下山道を降りた。 こちらは、植林の中の道で広く歩きやすい道であった。

下山後、マイントピアで休息をとり、帰路についた。 期待どおりのアケボノツツジであった。

                                歩行距離:8.1km、 累積標高差:996m、歩行時間(休憩含む):6時間5分

 
▲歩いた足跡(GPS軌跡図

▲7:25と早い時刻だが、日浦登山口の駐車場はほぼ満杯

駐車場から登山口になる

▲今日のコースは谷を登って、銅山越から左折、西山へ

サブリーダーのコース説明

▲川を渡る

▲遺跡:接待所後

接待所跡の内側、かつての建物はなく、檜林になっている

▲ダイヤモンド水で休憩

▲登山道脇に咲くミツバツツジがきれい

▲銅山の坑口のひとつ、歓喜坑

銅山越に到着

▲西山に向かう、広い尾根

▲アケボノツツジのお出まし

▲西山山頂から向かいのピーク、北側斜面にアケボノツツジがピンクに染める

▲向かいの花をアップ

▲近くのアケボノツツジ

▲花をアップ

この木が一番花をつけていた

▲西山の北側斜面を振り返るとここにも

下山道は平坦ではなかったが無事、大永山トンネル出口まで下りた