個人山行 御池岳(1,247m 滋賀県東近江市) 2019年4月14日(日) 天候:曇り しらかわ |
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3日目は鈴鹿山脈の最高峰・御池岳登山である。
三重県と滋賀県の県境にあり、登山口は三重県いなべ市のコグルミ谷出合であるが山頂は滋賀県東近江市に位置する。
昨夜の天気予報で昼過ぎから雨のため、出発を予定より3時間早めて午前6時前に湯の山ロッジを出た。
国道306号鞍掛トンネル東口から徒歩20分手前のコグルミ谷出合いで車を降り、出発準備。
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
湯の山ロッジ(5:50)==コグルミ谷登山口(6:45〜7:00)〜コグルミ谷〜5合目(8:10)〜6合目(8:25)〜8合目〜9合目(9:10〜15)〜御池岳(9:30〜45)〜分岐(10:05)〜日本庭園〜真ノ池(10:15)〜鈴北岳(10:30〜35)〜鞍掛峠(11:30)〜鞍掛トンネル東口駐車場(11:55〜12:00)〜片岡温泉(12:45〜14:10)〜淡路SA(16:10〜15)〜高松中央(17:40〜45)〜宇多津駅南口(18:20)
歩行距離:7.2km、 歩行時間(登り):2時間25分、(下り):2時間10分 、
累積標高差(登り):800m、 (下り):750m、 休憩を含む所要時間:4時間55分、
登山口からコグルミ谷の右岸,左岸を交互に渡り登って行くと天ケ平のカタクリ峠に出る。
ここが6合目で左手が昨日登った藤原岳への縦走コースで、右手が御池岳コースになっている。
なお、6合目の分岐までの途中には谷沿いに咲く花の説明版、5合目の道標などがあった。
八合目では大木の根元でシマリスを見かけたがカメラに撮ることは出来ず、先を急いだ。
九合目辺りから登山道に残雪が有り、滑らないように踏み跡をたどってゆっくりと山頂を目指した。
御池岳の山頂も藤原岳と同じカルスト地形で白い石灰岩が目立つ。
山頂までの所要時間は3時間とゆっくりペースである。
山頂部は広い草原が南方向にも続いているが、反対の鈴北岳方向に下る。
途中にはカルスト地形特有の窪地(ドリーネ)に池が有り、残雪も観られた。
池の先には苔に覆われた日本庭園と呼ばれる広大な草原が有り、その先に展望の好い鈴北岳がある。
鈴北岳山頂は見晴らしが好い場所であるが天気予報通り小雨がパラツキ出したので直ぐに鞍掛峠に向けて稜線の道を下ることにした。
登山道はぬかるんでいる処は避けて通り、鞍掛峠には予定より早く下りた。
鞍掛峠からは急斜面のザレタ道でゆっくりと慎重にトンネル東口駐車場まで下りた。
幸い雨に殆んど遭わずに正午前に下山。
所要時間は4時間55分と予想通りのコースタイム。
その後は菰野市の片岡温泉に入り昼食を食べ、JR宇多津駅には午後6時20分に帰る。
1、御池岳が別名、丸山と呼ばれている事は山頂付近を歩いてみると実感できました。
2、山容としては藤原岳に好く似ており、カルスト地形特有の石灰石が柱状に立ち並ぶカレンフェルト、
すり鉢状の凹地となったドリーネなどの風景が多くみられました。
登り途中にカタクリ峠は有りましたが残念ながらカタクリの花を見る事は出来ませんでした。
3、登山道は良く整備されていて残雪が有りましたが岩場、クサリ場等なく歩き易いコースでした。
4、御在所岳の奇岩、巨岩、キレット、藤原岳の福寿草とカルスト地形、御池岳山頂付近の広大な草原、カルスト台地など
それぞれ特徴ある三座を無事登り、充実した山旅を終える事が出来ました。
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![]() ▲GPS軌跡図 |
![]() ▲二つ目の神武神社鳥居の右手登山道へ |
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![]() ▲コグルミ谷登山口(7:00) |
![]() ▲急登が続く |
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![]() ▲コグルミ谷沿い
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![]() ▲花の説明版前で小休止 |
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![]() ▲コグルミ谷に咲く花:ヤマブキソウ、ニリンソウなど |
![]() ▲五合目の道標(8:10) |
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![]() ▲六合目の天ケ平(8:25): 藤原岳に通じる分岐でカタクリ峠とも呼ばれている |
![]() ▲八合目:ここでシマリス1匹を見かける |
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![]() ▲苔生した岩 |
![]() ▲九合目(9:10〜15):残雪あり |
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![]() ▲登山道の残雪:山頂までに数十メートルの雪道が3か所 |
![]() ▲御池岳山頂(9:30〜45):こちらもカルスト地形 |
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![]() ▲山頂を後に |
![]() ▲日本庭園方面へ:鹿除けに木々には防護ネットが張られている |
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![]() ▲真ノ池(10:15): カルスト地形のすり鉢状窪地(ドリーネ)に水が溜まったもので、 御池岳の山名の由来になっている。 |
![]() ▲日本庭園と呼ばれる処で広い苔の平原 |
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![]() ▲広いなだらかな地形:御池岳が別名”丸山”と呼ばれるのもうなずける |
![]() ▲カルスト地形が続いている |
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![]() ▲鈴北岳山頂(10:30〜35): 360度の展望が期待できるが小雨が少し降り始める |
![]() ▲雨雲が近づいてきた:見晴らしは好い |
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![]() ▲広い尾根筋を北方向へ:ぬかるんだ登山道は避けて通る |
![]() ▲樹林帯の登山道 |
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![]() ▲鞍掛峠(11:30): 三国岳、大君ケ畑、鞍掛トンネル東口への分岐、お地蔵さんが祀られていた |
![]() ▲ザレタ急斜面が続き慎重に下山 |
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![]() ▲鞍掛トンネル東口の駐車場(12:00) |