定例ハイキングA 王頭山(312m) と 心経山 (213m) 丸亀市・広島 

  2016年2月21日(日)  天候:晴れ      とうない 記
前日の夕方まで降っていた雨は予報どおり止んで、晴天になった。 やはり山の晴れはうれしい、それだけで山の印象がずっと変わる。 
王頭山は8年前の冬にクラブ行事で訪れているが、隣の山の心経山に行って、周回ルートを歩くのは初めて。

前回の経験ある人の話では、以前は王頭山から心経山に抜ける道はなかったそうで、近年整備されたようだ。

さて、当日は丸亀のフェリー乗り場から出ている高速船に乗って広島に渡った。 高速船なので同じ航路を走るフェリーの半分の時間約20分で江之浦に到着した。
港から王頭山登山口まで、歩く。 
途中廃校になっている広い小学校や漁協などの前を通り抜ける。 瀬戸内海の島の人口はどこも減少しており、この島も例外ではなく、現在の人口は約280名と寂しい。
歩いていても空き家らしき家が立ち並び、地区の住民の姿がとても少ない。

途中『レキの墓』という墓が道端にある。  慶応2年に瀬戸内海で難破した英国船に乗っていた士官の墓だそうだ。
登山口には案内板や杖もある。 小さい山ながら登りやすい、前日の雨による道のぬかるみも殆どない。
2002年8月にこの山は山火事が発生し、30haが焼けた。 そのせいだろう、山には大きな木はなく日当り風通しがよい。

登山道から見える雄大な瀬戸内海の島の景色は、少し霞んでいて春を感じさせる。 もうすぐ春だ。
山頂に着く前に、自然に形成された大きな岩が横たわる広場のような場所があった。 この広島は、岩がとても多くて、石切り場はあちこちに見られる。
山頂で記念撮影し、次の心経山へと行く。 一旦下ってまた登る。 約30分間歩くと、山頂下のお堂に着いた。

ここから上は、岩場になっている。 這い上がるような場所もあった。 山頂は大きな岩がどしりと構えていた。 高所恐怖症でない人は岩の上に立つ。 めまいを経験している私にはとてもその岩の上には立てない。
海の景色を眺めながら昼食をとり、下山する。 石切場を通り、甲路地区に出て、海岸に沿った広い車道を3kmほど歩いて港に帰る。

帰りの船は13:40の高速艇を予定していたが、健脚の皆さんが多く、1便早いフェリーで午後2時に丸亀港に帰ってきた。
丸亀の島とは言え、多くの里山とは違う高山の雰囲気のある山であった。



GPS軌跡(赤線)と計画のコース(黒線)

▲高低グラフ

広島に向かう高速艇

▲江之浦港から王頭山

登山口へ

▲ここが登山口、杖もあるよ

登山口には大きなブンタン

青空の下、歩く

▲シダの道

▲登山道から見下ろす江之浦港

▲山頂前の岩の広場

▲山頂手前の瀬戸内海の展望

▲王頭山山頂での集合写真、まだら模様の写真はよくないね

心経山下にあるお堂

▲門をくぐると

▲山頂岩場

▲既に山頂の岩に立っているSさん(中央)

▲山頂から見える石切り場

▲この岩が山頂の岩、下を見て、私は行くのをやめた

▲甲路に下りて、梅と山頂