個人山行 羅臼岳北海道 斜里町

  2014年7月4日(金)  天候:晴れ        とうない 記
今年の北海道山旅二番目の山、羅臼岳、100名山の山で、山頂まで登りたいが、つれあいに上りきる自信がなく、最初から途中での引き返しの予定で出発。 
登山中に相前後した、地元の若い女性二人の話でも、稜線に上がってから花が多いと聞き、途中下山はとても残念だった。

ところで、この山は知床半島のヒグマの多く居る山なので、万一の保険として、ヒグマ撃退用カラシスプレーを知床センターにてレンタルした。
聞けば、ヒグマに遭遇して、このスプレーを使った実績は皆無で、このところヒグマに襲われた実績も皆無とのこと。
そして、スプレーはヒグマの目鼻に向けて3m以内で噴射しないといけないそうなので、はたしてできるのだろうか?
それでも、先の地元の若い女性二人もヒグマ撃退用スプレーは持っていたので、やはりお守りとして必要なんだなと認識する。
後で、聞いた話だが、先日登ったアポイ岳でもヒグマをみることはあると聞きました。
本州の月の輪熊は、人に襲い掛かることはないそうで、北海道のヒグマは要注意、でも普通はヒグマと遭遇したら、熊も逃げるそうです。
もちろん、鈴は必携でしょう。 

びっくりしたのは、下山時会った中年の白人女性一人、例によって短パン姿、つたない私の英語でこれから頂上に登るつもりかと聞くと、そうとの返事、これにはびっくりした。 更にびっくりは中年男性一人(これは日本人)がおよそパンツとランニング姿でヒクマ対策のためか大声を出しながら、登ってくる。 遅い時間なので、下山が夕方になる可能性が高い。 お二人大丈夫か?
いろいろな人がいる。

さて本論に戻って、山の話。
登山口には、地の果てホテルがあり、ここの前の空き地に車を置いてから登山ということになる。 歩いていくと5分も経たず木下小屋がある。
木下さんとは、羅臼岳の登山ルートを切り開いた人なのだそうだ。

私達の出発と相前後して、地元の若い女性二人が居て、話をする。 我々は山頂まで行かないつもりと話すと、尾根にでてからお花畑があるのに残念とのこと。
雪渓の手前の銀冷水で引き返した。 私はまだ体力も気力もあったので、中途下山はとても残念だ。 高い山につれあいと登るとおうおうにしてこのようになる。
最初から、中途引き返しは折込済みなので、やむ得ないのだが・・・・。

不満の残る山だった。

GPS軌跡図

▲登山口にある地の果てホテル、建物右側から入る
下山後、ここの風呂に入って汗を流す

▲こじんまりとした木下小屋がすぐ現れる

▲歩きやすい道から始まる

登っていくと知床の海が見え出す

▲一休み、若い女性二人と話をする

▲麓に観光地『知床五湖の木道が見える
前日ここに行ったが中国人観光客でいっぱい

▲ウトロから知床半島観光船がでている

▲弥三吉水 ここに雪解け水が流れる

▲銀冷水で登山を打ち切る。 残念!!(8:54 標高1,040m)

▲銀冷水から上を眺める
   ●見かけた花●

▲桜が咲いていた

エンレイソウ

チシマフウロ

ゴゼンタチバナ

ミヤマハンショウヅル

ウコンウツギ