雪彦山(915m)   (2007年9月2日 兵庫県夢前町)
とうない 記
雪彦山は私が20代で神戸に住んでいた頃から耳にしていた阪神地区では有名な山。 
ロッククライミングのトレーニングができる山と聞いていた。
今回の山行では我々はさすがにロッククライミングはやらないが、そんな山も体験して見たいと思い参加。

登山口に着いて、まず他のパーティーの人からこの山は人の血を吸う『ヒル』がいるので気をつけてとのアドバイスを聞く。 そんなこと初耳。 ヒル避けの薬を靴に塗っておくのが対策とのこと。 我々はそんな準備はしてないから、ままよ!と出発する。
それよりも、いきなり急登が始まり、しばらく登って行くと3名の方がついていけずリタイヤーとなる。
山は急登の岩登りの道が続く。 人一人がまともに通れない狭い岩の隙間を通るところもある。 
さすが、岩山だ。
ゆっくりしっかり踏ん張って登る。 2時間半位で見晴らしのよい大天井岳に到着。 

その後、三角点のある雪彦山まで足を伸ばすが、その先の鉾立山を通るルートには行かず、会報掲載のルートのように雪彦山三角点で折り返し『新下山』と呼ばれるルートを下る。 登山口出発から帰着まで休憩を入れて6時間かかったので、Aクラスの山ではなく、軽登山のBクラスの山だった。(途中リタイヤ組の方には気の毒でした) 

心配した『ヒル』の方は、3名ほど被害に会われた。 幸い大事には至っていないが、いやな虫がいるものだ。
山は、急登の連続であったが、岩山の体感ができ、2時間少しのルートなので足慣らし・体力つくりにはちょうどよいと思えた。

ロッククライミングをする人達はいたそうだが、絶壁を登っている姿は見ることはなかった

▲ まずはルート確認、 出発

▲ 急登の始まり

▲ 登山には巨石が多い

▲ 大天井岳の頂、この岸壁もロッククライミングのルート 

▲ ルートには鎖やロープがいくつもある。

▲ 大きな岩が居座る

▲ この岩場にもハーケンがある

▲ 狭い岩の間をすり抜けるのに苦労、渋滞

▲ ここが名所セリ岩、太めの人は通りにくいかも

▲ セリ岩を振り返る岩の割れ目が通った所

▲ 11:30頃大天井岳に到着、2:20程掛かった

▲ 大天井岳から下を見下ろす、出発した場所が中央に白く見える

▲ 山頂にはススキ、秋の始まりを感じさせる

▲ 次は雪彦山三角点

▲ 1時間程で雪彦山の三角点のある頂に到着
ここから引き返す

▲ 下山は登りのルートとは違う新下山道を降りる。
岩はないが急な坂道の連続だ

▲ 1時間程降りて、沢の滝に出る、 冷たい水が心地よい

▲ 沢づたいに下る

■この山で見かけた花■
岩の山なので花は少なかったが初めてお目にかかるホトトギスの花が見られた

ギボオシ

ミヤマママコナ

アキノキリンソウ

ヤマホトトギス

不明

テンナンショウの実?

サルスベリ

▲ 大天井岳頂上での集合写真(リタイヤーされた3名を除く)