個人山行   羅臼岳(1661m)
    北海道 斜里町  7月7日(土) 天候:曇り時々晴れ
                                             しらかわ 記 
                                                   

                                       

 北海道での登山は初めてである。知床半島の最高峰・羅臼岳、半島付け根にある斜里岳、その西方に位置する活火山の雌阿寒岳の3座を3日間で登る少し日程のきつい山旅ではあったが、変化に富んだ登山道、高山植物の美しさに、疲れも忘れた充実した3日間であった。

登山コースとコースタイム

  岩尾別温泉から羅臼岳山頂の往復コース、 累積標高差:約3000m、歩行距離:約14km、  昼食、休憩を含む所要時間:9時間30分。

 登山口(4:30)〜極楽平(6:30)〜仙人坂(7:00)〜大沢の雪渓(7:40〜8:20)〜羅臼平(8:35)〜羅臼岳山頂(昼食)(9:45〜10:20) 〜羅臼平〜大沢の雪渓(11:20〜45)〜仙人坂〜極楽平〜登山口(14:00)

 (1)標高差約1450m、所要時間9時間30分の長時間登山は久しぶりであったが、ヒグマ出没多発地帯、ガスの中の大沢の雪渓、ハイマツ帯の稜線、山頂直下の岩場など変化に富んだおもしろいルートを登る事が出来、大満足。

 (2)多くの高山植物が花を開いており、花に興味の無い者にとってもその美しさには心を奪われた。花の百名山の一つと云われているのに納得。

 (3)この地方特有のガスにみまわれ、国後島などが見えなかったのが残念。 何時かチャンスが有れば、再チャレンジしたい。


ホテル地の涯:早朝、水車の前に親子のヒグマ現れたとの情報あり

岩尾別温泉の登山口にある木下小屋(4:35)

ヒグマ出没多発区間の看板

樹林帯を行く

極楽平に到着

仙人坂

ガスの発生した大沢の雪渓を登る:約40分(アイゼン着用時間を含む)

羅臼平の分岐:中央の白い箱はヒグマから食料を隔離する為のフードボックス

ハイマツ帯の羅臼平を行く

山頂直下の岩場

羅臼岳山頂(1661m)(9:45〜10:20)

直下から見上げた羅臼岳山頂

山頂直下の岩場を下山(ルートはペンキで矢印標示)

大沢の雪渓を下る(約25分)

ダケカンバの林の中を下山

羅臼岳で見かけた高山植物

 
ミヤマハンショウヅル                ▲ウツギ     
 
 ▲ウコンウツギ               ▲シャクナゲ
 
チングルマ ウコンウツギ
 
メアカンフスマ            ▲メアカンキンバイ
 
エゾイソツツジ              ▲イワヒゲ

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エゾノツガザクラ