定例ハイキング A 四国カルスト(天狗高原 1485m、 愛媛県久万高原町)

  2016年7月20日(水)天候:晴れのち曇り        しらかわ記 
 
  午前6時に参加者8名がジャンボタクシーに乗り丸亀を出発。高速道路を通り、高知県須崎市経由で愛媛県境の四国カルストにある天狗荘前東側駐車場に午前9時前到着。ここで出発準備をして以下のコースを一周した。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
天狗荘東側駐車場9:05〜瀬戸見の森展望台9:20〜9:40天狗の森(1485m)9:45〜10:50黒滝山(1367m)11:00〜横道合流点11:20〜11:40大引割・小引割(昼食と見学)12:25〜横道合流点12:50〜13:55天狗荘東側駐車場
 
歩行距離:9km、 歩行時間:3時間50分、 累積標高差(登り)、(下り):670m、 昼食、休憩を含む所要時間:4時間50分、
 
 登山口の有るキャンプ場にはトイレ、四国カルスト案内板が有り、案内版裏手から雑木林の中を登って行く。
途中に展望台があり、天狗荘とその西方のカルスト台地が良く見える。
更に登ると目立たない場所に天狗の森(1485m)の標示版がある。
木々が直ぐ近くまで伸びていて山頂と言うイメージはしない。

そこから東方に下って登り返すと黒滝山に到着。ここは木々に覆われて薄暗い苔むした石灰岩の狭い山頂。
集合写真を撮り、南東に下って行くと横道合流点に出る。
ここから整備された四国の道を東方に下って行くと大引割・小引割の説明版が立っているベンチの有る広場がある。
途中には明るい目立つ色をしたヒメシャラが林立する”ヒメシャラ並木道”が有る。
大引割手前広場でゆっくりと昼食を摂り、並行している小引割を見学(所用時間:45分)。
大引割は幅3〜5m、長さ約80m、深さ約30mの巨大な地表の割れ目。
説明版には第四洪積世の隆起に伴う地殻変動で生じたと言う説もあるが有史以前の大地震によって生じたという説が有力との事である。
国の天然記念物に指定されているとの事。

帰りは横道合流点まで同じ道を通りそこから、緩い上り勾配の四国の道を出発点まで帰った。
 
 1、高所での涼しさを求めたハイキングでしたが、大引割など自然の不思議さを感じる事が出来ました。
 2、少し疲れを感じたのは歩くスピードが速く、標準コースタイム(4時間20分)より短い時間(3時間50分)で歩いたことが原因と思わます。
 3、帰りは西方のカルスト台地の中をタクシーで通過し、放牧された牛の姿、白い石灰岩とその間に咲いている黄色いハンカイソウが見られて印象に残りました。
        

登山コース

▲高度-距離グラフ

▲天狗荘東側駐車場で出発準備

▲キャンプ場の四国カルスト案内版裏側登山口を出発(9:05)

▲石灰岩が点在する雑木林の中を天狗の森を目指して登る

▲途中の瀬戸見の展望台から見た四国カルスト

▲展望台を後に天狗の森へ

樹林帯の中に有る説明版

見晴らしの良い登山道

石灰岩と木々のコントラストが美しい

天狗の森(1485m)に到着

▲天狗の森で

再び樹林帯へ(石灰岩の上に木々が生えている)

登山道を黒滝山へ

ヒメシャラの大きな木

黒滝山山頂(1367m):木々に囲まれて薄暗い

黒滝山山頂での集合写真(1名いません)

ヒメシャラ並木を行く

大引割・小引割に到着:説明版

大引割(幅3〜8m、長さ80m、深さ31m)を
覗き込むが底が見えない

大引割横の広場で昼食

別の角度から見た大引割

小引割(幅1.5〜5m、長さ100m、深さ20m)

整備された四国の道(緩やかな登り)を天狗荘へ:ブナの木が多い

途中の道標(天狗荘へ1.2km、大引割へ3.4km)

天狗荘東側駐車場近くに有る植生の説明版

車窓から見た四国カルストの風景:白い石灰石と黄色いハンカイソウ

放牧された牛
  ●咲いていた花

ハンカイソウ

ヒメユリ

ホタルブクロ

▲ヤマアジサイ


ギンバイソウ

ギンバイソウ(ツボミ)

▲ヒメレンゲ

▲シギンカラマツ