しまなみ海道サイクリング(尾道側)  (広島県尾道市)

  2018年5月15日(火) 天候:晴れ       とうない 記 
昨年11月にしまなみ海道サイクリングの愛媛県側(今治〜大三島)の38kmを走った。
今回は残りの広島県側43kmを走った。これでしまなみ海道は完走だ。
今回は天候には恵まれた。
10日前の天気予報では曇りであったが、日が近づくにつれ、降水確率は下がり当日は快晴で暑さを感じる天気となった。

丸亀からジャンボタクシーに定員一杯の9人が乗る。 車のカーゴスペースには2台の自転車を乗せた。
しまなみ海道サイクリングのコースは国内で最も名の知れたサイクリングコースばかりでなく海外(特に台湾)にも知れたコースなので、欧米人も見かける。 また、レンタルサイクルも混み合っており、実際、2か月前に予約しても、希望のタイプの自転車は予約できなかった。
クロスバイクが最も軽快に走れるタイプで慣れている人にはこれがベスト。 だが、これ以外のママチャリや軽快車は予約できないとのことでレンタルされる皆さんがこれに乗れるか少し心配があった。
事前の車種変更希望も受け入れてもらえず、現地折衝しかないとのこと。 当日朝、折衝し、ママチャリと軽快車を借りることができた。

サイクリングのコースは地図の通り。 出発場所は前回の終点、多田羅しまなみ公園で、まず勾配のきつい坂を登って、多々羅大橋にたどり着く。
多々羅大橋を走る。 快晴で見晴らし良し!!、気温は少し暑いが快調に走る。 
この橋の途中には鳴き龍と言われるポイントがある。 手をたたくと音が反射して何度もこだまが返ってくる。 試してみるとしっかり鳴き龍が聞こえる。

多々羅大橋を渡ると生口島で島の西海岸を走る。 1時間もかからず瀬戸田サンセットビーチに着く。
白くて広いビーチが続く、すぐそばに休憩や食事ができたりイベントができる広い設備がある。 夏には、ここは盛況だろうと思う。
しかし、この時期はまだ早い。 時刻も早いから人は殆どいない。
ここで驚いたことがあった。 ここにはレンタサイクルのステーションがあるのだが、その数にびっくり! なん百台とあり、掛かりのおじさんが一生懸命自転車を並べている。 聞けばこの日中学生の団体がバスで来て、自転車を使うのだそうだ。

シーサイドの平坦な道路を走る。 車道の横を走るのだが、車は多くないし道も広いから快適。
生口島には有名な平山美術館や耕三寺があるが、ここは時間の関係でパスし、生口島と因島にかかる生口橋に向かう。 
生口橋を渡ると因島でここにはフラワーセンターがあり、ここを訪れる計画であったが、あいにく火曜日は定休日となることに前日気付いた。 

これがケチのつき始め、代わりに食事がとれるレストランを見つけていたが、行ってみると予約なしはダメとのこと、ここで教えてくれた他のレストランも行ってみると定休日だった。 しかたなく、スーパーで弁当を買い、店内の食事ができるスペースでの昼食となった。

その後は、佐木島を左手に見ながらフラワーセンターや白滝山を望みながら北上し、最後の因島大橋を渡る。ここの自転車道は車道の下に設けられたトンネル状の通路になっている。

この橋を渡ると向島である。 この島はのどかな所なのだが先日、囚人が逃げ出し20日間ほどこの島の空き家に潜んでいたことで名を知られた。 迷惑な話でそのため、予定していたイベントが中止になったりしている。

最後は逃げ出した囚人は尾道の狭い海峡を泳いで渡ったとのこと。 馬鹿な奴がいる者だ。
向島を走る。 長い時間走ったし、気温も上がり暑い。 本土側には福本渡船で渡る、乗客は我々の他は一人のみ、5分程度で尾道駅前に着き、レンタサイクルを返却した。

尾道は本当に狭い街だ。ぎっしりと詰まっている。 ここまで全員無事走れたので、後はジャンボタクシーで千光寺公園に登り、展望台で景色を楽しみ、冷たいアイスクリームで疲れを癒した。 

今回の走行距離: 46km  休憩。船を含む所要時間:5時間20分(9:30〜14:50) 累積高度差:660m

GPS軌跡図

▲出発地(前回の終着地)多々羅しまなみ公園に到着
(8:20)

▲希望の自転車の車種を選び、空気圧が低いものは補充する。
結局、軽快車かママチャリになり予約していたクロスバイクを
使う人はいなかった(残念!)

▲出発前の確認

▲「サイクリストの聖地」の石碑前、バックは多々羅大橋と観音山

▲多々羅大橋まで坂を登って来た

▲多々羅大橋を走る。空いている道、快適

▲拍子木で鳴き龍を聞いてみる、よく聞こえる 

▲鳴き龍の場所から橋脚を見上げる、幾何学的

▲エメラルドグリーンの海を渡る

▲多々羅大橋を渡り切る

▲多々羅大橋をバックに

▲多々羅大橋
、快晴

▲瀬戸田サンセットビーチ、平日だし泳ぐには早い、閑散としている

▲ここに、大量の自転車を並べていた、係員が一人で頑張っていた

▲生口橋、左側は因島

▲生口橋を渡る

▲生口島から因島には因島大橋を渡る、自転車や歩行者は
このトンネルを通る、上は車道

▲因島大橋を渡り、向島に来た

▲暑い日差しの中を走る

▲尾道駅前に着く福本渡船の乗り場

しばらく待って、乗船

乗客は我々の他1人、10人だ

自転車返却の手続きをする

展望台から眺める

渡船で渡った狭い水道、ここを脱囚犯は泳いだのかな

▲展望台から眺める尾道の街と向島