定例ハイキングB 新龍アルプス(最高地点458m)
  2014年12月12日(金)  天候:曇り一時晴れ・雨       とうない 記
8月に登ることにしていたが、雨で延期になり、冬の青春18切符利用期間中のこの日訪れることになった。
前日は雨が降ったが、この日の降水確率は低くて、まずまずの天気。
朝6時前に丸亀に集まったのは5人、そして宇多津で5名、坂出で1名と合計11名の参加である。
普通列車の旅なので、のんびり気分なのだが、岡山での山陽線への乗り換え時間は3分間しかない。 残りの乗り継ぎはどこも待ち合わせ時間が長いのだが、岡山駅だけは短く、電車が遅れなければよいがと案じていたが、案の定岡山駅到着前に列車のすれ違いのため、ストップし、4分間ほど到着が遅れた。
幸い、山陽線の電車の発車時刻を遅らせてくれて、間に合う。
通勤・通学時間帯とあって、学生が大勢いる。 この時間帯に電車に乗るのは10年ぶり位、若い乗客は大抵スマホをいじっている。 昔は電車では本を読む人が多かったが、今はその姿は殆ど見ない。
丸亀で乗車してからおよそ3時間30分で下車駅の本竜野駅に定刻に到着した。
龍野といえば、童謡『赤とんぼ』の作詞者三木露風と東まる醤油で有名なふるい町で、古い町並みの中にモダンな建物がある。 観光の町はきれいに保たれている。
歴史を感じさせる町並みを通って、新龍アルプスの登山口の紅葉谷に到着する。


GPS軌跡図
本竜野駅、新しいモダンな駅舎 童謡赤とんぼのふるさと 石碑

▲揖保川を渡る

▲カネヰ醤油、『ゐ』が歴史を感じさせる

▲三木露風生家

▲龍野城
広くゆるい坂道を20分程歩くと鶏籠山と的場山の分岐点になり、まず最初のピークの鶏籠山(けいろうざん)に向かう。
今回の縦走ルートは近畿自然歩道になっており、歩きやすい。 特に市街地に近い道はそうだ。 
鶏籠山の山頂は『龍野古城』と刻まれた石碑があるのみだが、静かなピークだった。


▲紅葉谷

▲鶏籠山と的場山の分岐点

▲鶏籠山山頂

山頂の石碑
再び登ってきた道を分岐点まで戻り、両見坂という結構きつい坂を登って的場山に行く。 的場山には大きな電波塔が建っていて、市街地を見下ろす展望がよい場所である。
ここで、昼前になり、昼食を取る。 歩いていると汗ばむのだが、じっと座っていると寒くなる。
時間的余裕がないので、昼食を終えると早々に記念の集合写真を撮り、亀山(きのやま)に向かう。
稜線歩きで南側には姫路市、その向こうには瀬戸内海が広がっているのがよく見える。

▲的場山への道、シダが生い茂る

▲的場山山頂

▲山頂で

▲亀山に向かう

▲北側の展望

▲看板のみで遺跡はない

▲杉の植林を抜ける

▲亀岩(左を向いた亀)

▲亀の池
亀の池でこの縦走路の見所は終わりで、後は谷川沿いの道を下り市野保部落まで歩くがこの道は最初の入口がわかりにくい上、細い。
広い道を左に折れて歩くが、手持ちのGPSのルートで位置を確認すると予定ルートの反対側に進んでおり、道間違いに気づき本来のコースに戻る。
山を下りて里に出た頃に一時雨が降り出す。 傘を差し、舗装道路を約2km歩いて播磨新宮駅に到着。
予定時刻より、1時間遅れの電車に乗り、普通電車乗り継ぎで丸亀まで帰った。 
静かな冬の山を12km程歩いた。 私には久しぶりの長い距離の歩きであったが翌日の足の痛みはなかったのは幸いだった。