定例ハイキングA     荘内半島サイクリング  (香川県三豊市
2019年10月30日(水) 天候:晴れ    とうない
しまなみ海道 サイクリングが全国的に知られるようになってから、各地でサイクリングコースが設定されてきた。
香川県は愛媛県に比べるとコース整備が遅れているが、最近県がサイクリング地図を刷新するなどぼちぼち。 その地図に荘内半島のサイクリングコースが掲載されており、気候のよい季節に自転車で走ることにした。

コースの総走行距離は約30km、海辺の道だがアップダウンの繰り返しで累積標高差は約700mある。 距離は問題ないがこの標高差は電動アシストなしの自転車には楽なコースではない。
参加者は会員7名と一般の1人の合計8名。

6名がレンタサイクル利用になり、当初、詫間の観光交流局から借りようとしたが、保有の電動アシスト自転車は2台のみなのでだめ。
次に、観音寺市の観光協会の自転車を借り、走行距離短縮のため、軽トラで仁尾まで運ぼうとしたが、これも軽トラの荷台に自転車をしっかり固定する方法に不安があった。

そうこうしている内に詫間のSさんから詫間のマリンウェーブであなぶきが最近シェアバイクを始めたと聞き、これを利用することにした。
だけどシェアバイクというスマホ利用のレンタルシステムなので、事前のアプリ・決済登録から当日の手続きまで初体験となった。
当日のスマホでのレンタル操作に手間取ったが、無事6台を借りることができた。 やれやれだ。
私ともう1人は、自分の自転車を使う、ただしこちらは多段切り替えだが、電動アシストはない。

マリンウェーブを9時頃出発。
500m位走るとすぐにこのコース最大の難関の詫間峠越えの道になる。 峠の標高は86m、たかが86mなのだが、電動アシストのない多段切り替えの自転車では楽ではない。
最大難関の詫間峠を越えると仁尾に出る。 ここから北に向かい時計方向に荘内半島を一周する。

最初のポイントは展望の良い休憩所、ここで一休みして名部戸の海岸でトイレ休憩。
道はアップダウンが続く、浦島神社がある丸山島付近に到着する。 小豆島のエンゼルロードのように、ここも干潮なら島まで歩いて渡ることができるが訪れた時刻では潮の引きがあまりなく、海面下に見える道が見えるのみで残念だった。丸山島には浦島神社と島の入り口に亀に乗った浦島太郎の石像がある。 対岸から眺めるが石像は肉眼ではほとんど見えず、カメラの望遠でやっと確認できた。

次に「花畑」という喫茶店に向かうが本日は閉店日、次に仁老浜まで進んだ。 半島の北端の三崎灯台までここから山道を歩いて行けるが今回は自転車なのでパスする。
ここから半島を横断する短いがきつい坂道を超えて箱という場所に出る。坂を下るのはとても楽、油断するとスピードが出て危険。
箱にはビジターハウスがあり、休憩ができる。 ここには新しい亀の石像があり、記念写真を撮る。

次は半島の東海岸を下ってフラワーパーク浦島、この時期は花はなく地元のボランティアが畑を手入れしていた。
春に訪れたら、畑一杯の花が見られるだろう。 

ちょうど昼で、予約を入れていたレストラン「リード」でスパゲティランチのコースを食べた。道から奥まったところにある小さなレストラン、男性ひとりですべて切り盛りしていた。 食事はスープから始まり、サラダ、パン、スパゲティ、デザート、コーヒー付きで1000円と格安、腹一杯になった。
快適だったので会話が進み、1時間半の昼食時間となった。
最後は詫間高専の所にある海軍特攻隊の記念碑を見学し、マリンウェーブまで戻った。

このコースのサイクリングに費やした時間は約6時間、約半分の時間が休憩と食事時間といったところののんびりサイクリングでした。

気候のよい時期に海べりの道を走るのは爽快、今回はアウトドア派の一般男性の参加もあり、記憶に残るサイクリングとなった。


▲GPS軌跡図(走行距離は約30km、累積標高差 約700m)

マリンウェーブでシェアバイクを借りる

スマホでのレンタルの手続きに手間取る

借りた電動アシスト自転車

自転車にはレンタル手続きのための電子装置が付いている

展望所で一休み

名部戸の海岸、夏には海水浴場になる

浦島神社がある丸山島

干潮なら歩いて渡れる道が現れるのだけれども、残念

前写真の右中央の所にある浦島太郎の石像をズームイン

▲紫雲出山登山口に着いた、しかし登らない。ここで出会った徳島の男性は自転車で山頂まで行ったとのこと。電動アシスト自転車ではありません。


▲閑散とした仁老浜

▲箱のビジターハウス

ここで集合写真撮影

▲フラワーパーク浦島は只今春に向けて畑の手入れ中、花なし

▲レストラン「リード」に着いた。 ゆっくり昼食を摂る

▲今は高専と化学工場があるが戦時中は海軍がいた、記念の石碑