定例ハイキングA  書写山(371m、姫路市)

  2018年11月29日(木) 天候:晴れ       しらかわ 記 
 
 夜明け前の午前6時13分宇多津駅発のJR普通電車に乗り、坂出駅、岡山駅で乗り換え、JR姫路駅には午前8時33分に着いた。
今回は書写山の紅葉時期に合わせたので青春18切符(2370円)が使えなかったが参加者全員ジパング会員で料金30%引き(3360円)を利用。
姫路駅北口の神姫バス10番乗り場で9時発書写山ロープウエイ行路線バスに乗車。
大勢の乗客が並んでおり、途中までは立ったままの状態。
下車後、観光客はロープウエイ乗り場へ。 参加者8名の内3名もロープウエイを利用。
残り5名は出発準備をして東坂参道から円教寺を目指した。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
 
ロープウエイバス停(9:40)〜登山口(9:55)〜東坂参道〜女人堂上(10:00〜05)〜ロープウエイ山上駅(10:35〜40)〜仁王門(10:55)〜摩尼殿(11:10〜15)〜大講堂、食堂、常行堂(観光)(11:25〜35)〜奥の院(開山堂)(11:40〜45)〜展望公園(昼食)(11:50〜12:10)〜奥の院(12:15)〜仁王門(12:30)〜ロープウエイ山上駅(12:40)〜東坂参道〜登山口〜ロープウエイバス停(13:20)
 
歩行距離:7.9km、 歩行時間(上り):1時間35分、(下り):1時間15分、
累積標高差(上り)、(下り):475m、
休憩、観光、昼食を含む所要時間:3時間40分
書写山円教寺に登るには6コースあり、今回はバス停に最も近い東坂参道を往復することとした。
東坂参道の入口(登山口)までは田んぼ、民家の間をぬけて行くが、道標が有り迷うことは無い。
円教寺は明治維新まで女人禁制で、東坂参道途中には女人堂跡がある。
近畿自然歩道でもある参道は花崗岩からなる岩道が大半で歩き易い。
道端には古い石仏、丁石があちこちにあり、円教寺の歴史を感じさせる。
13丁の処がロープウエイ山上駅であり、ここでロープウエイ利用の3名と合流。
東坂参道は円教寺仁王門(18丁)まで続いている。 その途中で入山志納金500円を払う。
天台宗円教寺は西の比叡山と言われるだけあって、広大な境内には摩尼殿(本堂)、大講堂、食堂、常行堂、開山堂をはじめとする多くの建物(重要文化財)が軒を並べている。
また紅葉も見頃で素晴らしい景色をゆっくりと眺めた。
計画では最奥の行者堂まで行く予定が観光に多くの時間を割いたので行者堂を省き、展望公園の休憩所で昼食を食べ、全員がもと来た道(東坂参道)を下山。
その後、午後1時40分発の路線バスに乗り、5名は姫路城近くで下車し、大修理後の姫路城を約1時間30分観光。
JR姫路駅午後4時3分発の普通電車に乗り、今朝と同じ様に電車を乗り継いで、宇多津駅に午後6時30分に帰着。
 
1、クラブ山行で書写山には9年前の9月に登った実績があります。
  今回は紅葉の時期に円教寺境内の摩尼殿、開山堂等の素晴らしい景色を見ることが出来ました。
  円教寺の歴史、古建築をじっくり観光し、書写山山頂を往復するには少し時間が足りなかったように思います。
  時期を変えて再度訪れてみたい。
2、姫路城は55年前の家庭教師で通った場所に近く、昭和の大修理が行われた学生時代の懐かしい地である。
  平成の大修理後の雄姿を見て感慨深いものが有りました。
 

GPS軌跡図

書写山ロープウエイ駅:後方は書写山

ロープウエイ駅にある書写山円教寺境内の案内板

高速道路高架下を西へ(9:40)

民家の奥にある登山口(東坂参道の入口)(9:55):
近畿自然歩道の道標

女人堂上(10:05〜10):
高野山と同様、明治維新まで円教寺は女人禁制であった

五丁展望所からの眺め:姫路城は山の後方で見えない

▲花崗岩の岩道が続く

このような丸太の階段もある

十二丁の石柱:仁王門まで一丁毎に石柱が有り分かり易い、
道標もあり距離標示がある

ロープウエイ山上駅手前の参道(13丁)(10:35〜40)

参拝入口:入山志納金500円

鐘楼:慈悲の鐘とも言われている

仁王門(18丁):紅葉が美しい

仁王門の先にある円教寺散策絵図:西の比叡山と言われるだけあって多数の古建築がある

円教寺会館正門の紅葉

護法石(別名弁慶のお手玉石):摩尼殿下の道の向い側

▲摩尼殿前で

▲摩尼殿(本堂)の内部

▲摩尼殿:軒裏の組手が見事

▲摩尼殿と紅葉、銀杏

▲保存樹(杉):樹齢700〜800年、樹高35m、根廻り7.6m

▲大講堂、左手が食堂:映画、テレビ”宮本武蔵”などの
舞台になった古建築

▲大講堂:987年創建、1446〜62年に再建

▲食堂:1461年〜1466年に再建、
(写経をしている女性は観光客か、信者)

▲奥の院:大きい建物が開山堂、右手に護法堂、
不動堂、左手に護法堂拝殿

▲開山堂:円教寺は966年に性空(しようくう)上人により開山

▲開山堂軒裏四隅の屋根を支える力士像:左甚五郎作と言われている

▲展望公園の休憩所:ここで昼食(11:50〜12:10)

▲榊原家墓所:江戸初期と中期の2回、姫路藩主になった榊原家墓所

▲法華堂:985年建立、現在の建物は江戸時代に再建

▲ロープウエイ山上駅(12:40)

▲岩道:東坂参道と並行している場所
●姫路城観光写真

▲姫路城大手門(14:10)

▲姫路城天守閣を背景に集合写真

▲天守閣からJR姫路駅方向の眺め(南方向)

▲お菊の井戸:播州皿屋敷で有名

▲西の丸内の展示:千姫は徳川家康の孫娘で豊臣秀頼と死別後、
姫路城主本多忠刻と再婚し、西の丸で過ごす

▲西の丸から天守閣を撮影

▲菱の門(15:30):この門を出て大手門へ