定例ハイキングA 篁山(たかむらやま、522m 、広島県東広島市) 
2019年12月10日(火) 天候:晴れ    しらかわ記

伝説を秘めた篁山(たかむらやま)ハイキングに6名が参加。

青春18きっぷが使える初日にJR讃岐塩屋駅、丸亀駅、宇多津駅でそれぞれ1名、2名、3名が乗車し、坂出駅、岡山駅、糸崎駅で乗り継ぎ、山陽本線JR入野駅に午前9時40分に到着。所要時間は4時間弱。
ここで出発準備をして竹林寺のある篁山に登る。

本日のコースとコースタイムは以下の通り

JR入野駅(9:50)……天平の道入り口(10:10~15)……姫路滝(10:35)……松ケ嶽城跡分岐(11:00)……竹林寺:篁山(昼食)(11:10~12:05)……杉森神社(13:30~35)……JR河内駅(13:55~14:31)

 歩行距離(登り):3km、(下り):7.7km、歩行時間(登り):1時間15分、(下り):1時間45分、
  累積標高差(登り):580m、(下り):630m、 休憩、昼食を含む所要時間:4時間5分

 駅を出て東に進むと沼田川にかかる入野大橋を渡る。ここに竹林寺登山口まで2.2kmの標示がある。
その先の緩い坂道を登った処の道路左手に民俗資料館があり、篁山竹林寺古道の大きな石柱が立っている。
更に坂道を進むと今度は天平の道の石柱が見えてくる。ここまでは舗装道歩きである。
天平の道には入り口から順次、小野篁、母(八千代)、娘(小野小町)に関する石像、歌碑、説明版などがある。
これらをゆっくり眺めながら竹林寺登山口(獣除けゲート)まで歩く。

ここから竹林寺仁王門迄は落ち葉に蔽われた岩道が大半で、一部急坂、西日本豪雨で崩壊した登山道があり少し慎重に登る。
竹林寺は仁王門を入ると八千代橋、正面に本堂、左手に護摩堂、右手に十王堂があり、少し左手に離れた林の中に鐘楼、その先に三重塔跡がある。
三重塔の先に篁山の山頂を示す表示板が木に取り付けられている。
ここで集合写真を撮り、三重塔前で昼食。風もなく温かい。コーヒーのサービスがあり体が温まった。

下山は分県ガイドのコース予定が通行止め2か所あり、変更して全て舗装道歩きとなり、距離も計画の約2倍8km弱になる。変更したコース途中には杉森神社があり紅葉を愛でながら暫し休憩。正面の石段を上がると能舞台もあり立派な神社である。

JR河内駅にはほぼ予定通り午後2時前に着いた。
午後2時31分発糸崎行きの普通電車に乗り、岡山駅経由で午後5時37分JR宇多津駅に帰着。

●平安時代に活躍した万葉歌人で参議左大臣・小野篁はこの地で生まれ京都で活躍し晩年は故郷に戻り竹林寺で住んだと言われ、その娘(小野小町)、母(八千代)の伝説が天平の時代をよみがえらせる。 訪れて初めて分かることがある。地元の老人グループがボランティア活動で古の天平の道を保存整備していることを聞き、感銘を受ける。

●登りの登山道はよく整備されていたが、下りは通行止め2か所、地形図、分県ガイドブックに示された登山道分岐が分からず、予定の約2倍を歩くことになった。

▲コース図

▲標高グラフ

▲JR入野駅(9:40~50):無人駅

▲JR入野駅を東へ向け出発

▲竹林寺登山道入り口まで2.2kmの標示(9:55)

▲民俗資料館横にある篁山竹林寺古道の大きな石柱(10:05)

▲天平の道入り口の石柱(10:10):ここまでは車道歩き

▲天平の石柱上部空き地には平安時代の万葉歌人:
小野篁、その母(八千代)、娘(小野小町)の石像、石碑などがある

▲小野小町の石像

▲八千代の石像とその説明版

▲竹林寺登山入り口の標示とその先には獣除けのゲート(10:20):
ゲートの開閉は確実に行った

▲大きな梵字岩(10:25):道沿いに数個あるが読めない

▲(12)12:姫路滝(10:35):
2年前の西日本豪雨で滝は倒木で蔽われて跡形もない

▲登山道がここのみ崩壊しており慎重に通過:
この前後は岩道の急坂で少し歩きにくい

▲松ケ嶽城跡の道標を右手にやり過ごす(11:00)

▲ 竹林寺仁王門に到着(11:10)

▲竹林寺境内にある八千代橋:蓮の花は見ること出来ず残念

▲竹林寺本堂(11:10):国指定の重要文化財

▲護摩堂(11:15):本堂の左側

▲十王堂:本堂の右側

▲鐘楼:本堂左手の山道の先

▲三重塔跡に祀られている阿弥陀如来坐像(11:20):
鐘楼の上部

▲山頂で

▲三重塔跡で昼食、休憩(11:20~45)

▲竹林寺の竹林

▲八千代池と八千代橋(12:05)

▲”小野篁生誕の地”の石柱(12:10):仁王門から出た車道沿い

▲登山道が通行止めで、車道を下る(12:10)
(この先通行止めが有り、JR河内駅まで全て舗装道歩きに変更)

▲ ここでも通行止めで右手の車道に変更(12:30)

▲広い道路の歩道歩き(地形図にある山道分岐が見当たらずそのまま前進)(12:40):まだ紅葉が見られる

▲杉森神社(13:30):
JR河内駅での待ち時間が十分あるので、ここで休憩5分

▲杉森神社の石段:紅葉がきれいでした

▲ 杉森神社本殿(13:35)

▲沼田川の右手をJR河内駅へ(13:45):
JR河内駅近くの川には大きな錦鯉が観光用に放流されていた。

▲ JR河内駅に到着(13:55):
糸崎行き普通電車(14:31発)を待つこと36分