定例ハイキングA 高尾山(496m 香川県観音寺市 ) 2015年9月27日(日) とうない 記 |
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高尾山は分県ガイド本に掲載されている山なのだが、このところ寂れてしまって、登山道には草が茂っていて、藪こぎの道だと言う。 おまけにこの山ではマムシもでるという。 準備会で、行くのを止めてもよいのではないかとの声もあったが、せっかく参加希望者も集まり、天気もよいので覚悟して挑戦することにした。 準備会では13名参加の予定であったが、2名減って11名となり、現地集合2名、プール跡駐車場から9名(車2台)で出発。 国道377号線を走って、豊稔ダム駐車場で現地集合の車と合流する。 高尾山登山口に行くには旭窯の横を通る。 道路右側に旭窯への案内の小さな看板があって、細い車道を進む、しばらくすると、入山禁止の看板が出てくるが、事前情報でこれは現状では無効とのことで、とにかく車で行けるところまで進む。 やがて、四差路の行き止まりとなる、ここが登山口。 車が方向転換するのに邪魔にならないよう、4台の車を駐車する。 この山は20年前に個人で訪れたことがあったが、登り始めるとイノシシの掘った跡が沢山あって、なんだか気味が悪いと感じて、登山を中止したことがあった山なのでした。 そのときは、登山道には草木はなく普通に歩ける道だった。 だけど、今回来て見て、驚いた。 駐車した場所から、作業道に入るがすぐに藪とくもの巣に直面する。 背丈は高いところでは1.5mはある。 このような状況を予想してノコガマを持参してきていたので、邪魔な草木を切り倒しながら進む。 草木が茂る平坦な場所を1時間ほど掛けて進むと左側にやっと登りの道が開けた。 藪こぎよりずっと楽!と思いながら、登って行くが、何度か藪こぎの道になり、登山道がわからなくなることもあった。 悪戦苦闘しながら、進む。 やがて高鈴木の竜王社に出た。 ここは地元の人達の雨乞い踊りが模様された場所だそうで、立派な石垣で囲まれた祠がある。 ここまで来るのに苦労したので、この先の山頂まで行くのはあきらめようかとの声もあったが、せっかくここまで来たのに途中やめはもったいないと思い、山頂まで行くことにした。 藪こぎでなければ、10分間あまりで行けるところだが、やはりところどころ藪で道もわかりにくい、時々、持参のGPSで位置を確認しながら、進むとやっと山頂に到着した。 ガイド本の頂上広場は草がなく広いが、今は状況が違っていて、草が茂っている。 ここで12時を過ぎているので昼食とする。 東側下に集落が見える。 昼食後の記念集合写真は頂上では撮影に適した場所がなく、登ってきた高鈴木の竜王社で撮影とした。 登りには藪こぎと道探しで苦労したが、下山は踏み跡を戻っていけばよくて、登りに2.5時間かかったところ1時間で登山口まで降りた。 帰路、近くの豊稔ダムに寄る。 このダムは昭和5年完成だそうで、当時こんな田舎によくこの規模のダムを建造したものだと感心する。 この日天気がよくて、暑かった。 藪こぎで体力を使ったから余計疲れたが、今まで経験したことのない藪こぎの道であった。 出会わなければよいがと思っていたマムシには、運がよかったのか全く遭遇しなかった。 疲れたが、面白い山だった。 |
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![]() ▲GPS軌跡図 |
![]() ▲四差路で行き止まり、ここが登山口(9:35) |
![]() ▲いきなり、こういう感じの藪こぎが始まる |
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![]() ▲藪を歩く頭上にはアケビが多くあった |
![]() ▲藪のない坂を登るとススキの向こうに豊浜の町が広がる(11:00) |
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![]() ▲防火帯だろうが草が茂る |
![]() ▲秋の始まりを感じさせる萩 |
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![]() ▲山道の水たまりは格好のイノシシの水場となる |
![]() ▲山頂間際の道、広いがやはり草が茂る |
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![]() ▲山頂到着(12:10) |
![]() ▲高鈴木の竜王社で記念撮影 |
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![]() ▲豊稔ダム |
![]() ▲ここでも記念撮影(14:30) |
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