定例ハイキングA  龍の口山(257m、 岡山市 

  2015年10月10日(日)      天候:晴れ時々曇り   しらかわ 記
 今年8月に予定していたが猛暑で参加者が少なく中止した山行である。 
気候の良い秋に再度募集し、今回は8名が参加。 11月中旬にも予定している。

JRを利用し坂出駅、岡山駅で乗り換え、JR津山線の備前原駅に午前8時15分に着く。
駅は無人駅で駅前には駐輪場が有るが商店街は無く、寂しい処である。

ここから旭川に架かる中原橋を渡り、龍の口グリーンシャワー公園駐車場にある登山口まで約2km歩く。
ここで、準備体操をした後、山頂を目指してゆっくりと登る。 広く整備された遊歩道が大半であり、殆んどが林の中で展望は無い。
途中にある南展望台の処は木々が無いが周囲の木に遮られて展望は良くなかった。ここで小休止。

その後、少し先にある毘沙門天堂に立ち寄る。 天正元年(1573年)、宇喜多直家が岡山城築城の折、武運長久と城下の繁栄を願って建てたと言われている小さい堂で、周囲には丸い綺麗な栗の実が沢山落ちていた。少し下って登りかえすと龍の口の山頂に着く。
ここも開けた場所で南方面には岡山市街が良く見える。ただ、少し霞んでいて瀬戸内海までは見えなかった。
数組の家族連れがベンチでのんびりと談笑しているところで、我々は早いが昼食を摂る。

その後、再度下って又登りかえして龍の口八幡宮まで登る。 ここは戦国時代の山城跡で神社に通じる自然石を用いた石段は急坂で少し登り甲斐の有る処。
神社に参拝し集合写真を撮り、裏側から旭川方面を展望。 周辺が良く見えて山城に適した場所である事を実感する。
神社から大鳥居までは岩場の急坂が続いているので転落しないようにゆっくりと慎重に下りる。 やはり、ここは登りに使う方が安全であるようだ。 事実登って来るハイカーを何人も見かけた。
大鳥居前で休憩後、旭川の堤防まで歩き、ここを通ってJR備前原駅まで帰る。 旭川の水面は鏡のようで対岸の景色が映って絵になる風景。
帰りのJR岡山駅からの快速マリンライナーは行きの場合と同様にほぼ満席状態であった。三連休の初日で行楽客が多いためだろう。

3000m級の高山も良いが里山をゆっくりと歩くのも又楽しいものである。 クラブで未経験の低山はまだまだ沢山あるはず。 情報を集め来年度計画に反映出来ればと思う。
11月に同じコースを計画しているが岩場通過を登りに使う逆コースをお勧めする。

本日のコースとコースタイムは以下の通り

JR備前原駅(8:20)〜登山口(8:45〜9:00)〜南展望台(9:35〜45)〜毘沙門天堂(9:50〜55)〜龍の口山(昼食)(10:10〜45)〜龍の口八幡宮(11:10〜30)〜大鳥居(12:10〜15)〜JR備前原駅(12:50)

歩行距離:8.3km、歩行時間:3時間、 累積標高差(上り)、(下り):395m、 休憩、昼食を含む所要時間:4時間30分


GPS軌跡図

▲高低差グラフ

JR備前原駅(無人駅、駅前には美容院しかなく寂しい処)

登山口のある龍の口グリーンシャワー公園駐車場

登山道入り口
(道標が有り、南展望台まで1.2km、龍の口山頂まで1.9kmの標示)

整備された遊歩道を登る

南展望台広場に到着(木々が無く開けた場所) 

▲南展望台広場で小休止(野球部員の高校生がトレーニングで駆け下りてきた)

▲毘沙門天堂にお参り
(宇喜多直家が天正元年に岡山築城の折、武運長久と城下の繁栄を願って建てたと言われている)

▲山頂広場に到着(家族連れが数組ベンチで休憩していた、野球部員も)

▲山頂広場のベンチで昼食(南側には岡山市街が霞んで見える、マスカットドームも)

▲山頂から八幡宮への下り(家族連れがかなり来ており、幼い坊やは駆け下りてきた)

▲龍の口八幡宮まで300mの地点(ここから急な不揃いの石段の急登)

▲石段を慎重に登る

▲龍の口八幡宮に到着
(ここは戦国時代の山城跡で神社北側からは周辺が遠くまで良く見渡せる)

▲神社前での集合写真

▲神社裏側から旭川方面が良く見える

▲急な岩場がしばらく続く(転倒しないように慎重に足場を確保)

▲石の大鳥居まで下りてきた

▲旭川の堤防から龍の口山を振り返る

▲堤防上をのんびりとJR備前原駅に向けて歩く

▲:中原橋を渡りJR備前原駅へ