定例ハイキング A  天王山  (270m、京都府大山崎町)

  2017年12月16日(土) 天候:曇り       しらかわ 記 
 羽柴秀吉と明智光秀が戦った山崎の合戦で有名な天王山ハイクを青春18切符を利用して実施しました。
午前6時前に讃岐塩屋駅で4名、丸亀駅で4名、宇多津駅で5名が乗車し、坂出、岡山、姫路、高槻で電車を乗りかえて山崎駅に行く予定でしたが、途中の大阪駅で前を行く新快速電車が車両トラブルで動かなくなり、変更を余儀なくされました。
大阪駅で普通電車に乗り換えてJR山崎駅には約50分遅れて午前11時前に着きました。
ここで参加者13名の希望を考慮し、帰りのJR乗車時刻(14:24)は変えないことにしコース短縮で天王山往復する事にしました。
 
本日のコースとコースタイムは以下の通り。
JR山崎駅(11:15)〜宝積寺(11:25〜35)〜青木葉谷展望広場(11:45〜50)〜旗立松展望台(昼食)(11:55〜12:25)〜十七烈士の墓(12:28〜30)〜三社宮(12:32)〜酒解神社(12:35)〜天王山(12:45〜55)〜酒解神社(13:05)〜旗立松展望台(13:10〜15)〜青木葉谷展望広場〜宝積寺(13:35〜45)〜大山崎資料館(13:50〜14:00)〜JR山崎駅(14:08)
 
  歩行距離:4.5km、 歩行時間(登り):43分、(下り):53分、
  累積標高差(+)、(−):320m、 休憩、昼食を含む所要時間:2時間53分、
 
 駅前のコンビニで弁当、飲み物を買い、線路沿いを東に歩くと踏切が有り、渡ると天王山登り口の石柱が見えてきます。
登り口からコンクリート舗装された急坂を登ると右手に石段があり、宝積寺の山門(金剛力士像)が見えます。
山門を通って右手に三重塔を見ながら進みますと正面に大きな本堂が建っています。

この寺は真言宗の寺で宝寺とも言われており山崎の合戦の折には秀吉の本陣として使われたと言われています。
本堂左手には秀吉が座ったと云われる出世石、一夜で建てた三重塔(重要文化財)、閻魔堂、水掛不動などが有ります。
本堂右手の奥から山道になり、少し岩場の急坂になるのでバランスを崩さないようにゆっくり登りました。
途中左手に広場が有り、山崎の合戦に関係した大きな陶板の説明版と休憩ベンチが有ります。
ここは青木葉谷展望広場で木々の間から桂川、宇治川、木津川、その先には晴れていれば大阪城も見える展望場所になっていました。
更に急坂を登ると開けた場所に大きな石鳥居、展望台などがある旗立松展望台がありました。
ここにあった大きな松に秀吉の旗印・千成ひょうたんを掲げたと言われていますが現在の松は6代目で若木が植えられていました。
また展望台上には山崎の合戦の両軍布陣図と合戦の様子の説明版がありました。
この下で昼食を食べ山頂を目指して山道を登ると、ほどなく幕末の禁門の変の折、ここで戦い敗れて切腹自刃した17人のお墓・十七烈士の墓があります。
その先には酒解神社(さかとけじんじゃ)の三社宮、酒解神社本殿が有り、山頂はそこから5分程登ったところで広場になっていました。
この所々に建物の基礎と思われる石が一列に並んでおり、秀吉が合戦後築城した山崎城天守跡がみうけられます。

ここで集合写真を撮り、元来た道を下り、時間が無かったので山崎歴史博物館は立ち寄るだけになってしまいました。
JR山崎駅にはほぼ予定通り着いたので午後2時9分の電車に乗りましたが午前中のトラブルの影響が残っており、予定の電車には乗れませんでした。
ただ結果的には予定時刻より5分早く、宇多津駅(18:33)、丸亀駅(18:37)、讃岐塩屋駅(18:40)に帰って来ることが出来ました。
 
1、年末恒例の青春18切符を利用した天王山ハイキングはJRトラブルでかなり影響を受けましたが無事終了しました。
  いつも岡山駅乗り換え時間が短くて(今回は2分)気をもみます。
 土曜日でも乗客が多く途中の高校生が下車するまでは大半が座れませんでした。
2、天王山は天下分け目の山崎の合戦で有名ですが羽柴秀吉が戦い直後に山崎城を築き1年間使われていたことなど新しい発見も有りました。
  なお、登山道は良く整備されており、歩行時間も短くて高齢化が進む我がクラブには適したコースだと思われました。 

●GPS軌跡図

JR山崎駅を出発(11:15):線路沿いを東へ

天王山登り口:踏切を渡った所

宝積寺の山門(金剛力士像)

宝積寺の三重塔(重要文化財)

宝積寺本堂:左手に秀吉所縁の出世石がある

▲閻魔堂横を通り山道へ
▲落ち葉を踏みしめながら急坂を行く
▲このような山道が続く

▲青木葉谷展望広場から見た淀川方面:霞んで遠方は良く見えない

▲広場にある大きな陶板(秀吉の中国大返しの絵図と説明書き)

▲広場から見下ろした近くの景色

▲旗立松展望台:6代目の旗立松が右手に、大きな石鳥居が左手に

▲石の鳥居近くにある大きな陶板(1):天下分け目の合戦絵図

▲石の鳥居近くに有る大きな陶板(2)

▲十七烈士の墓

▲三社宮

▲酒解神社境内にある大きな陶板(明智光秀の最後)

酒解神社

山道を行く

天王山山頂での集合写真(参加者全員:13名)

山頂にある大きな陶板(秀吉の天下人への道はここから始まった)

山頂にある天守閣の礎石群

山崎合戦の地碑:旗立松展望台近くあり裏面にはその経過が説明

落ち葉のある岩道は慎重に

JR山崎駅に帰る(14:08)