定例ハイキングC  壺神山(970m) (愛媛県大洲市)

  2017年2月13日(月) 天候:晴れ       しらかわ 記 

  壷神山は山頂近くの壷神神社に少彦名之命とその薬壷が祀られており、この薬壷をなでると雨が降ると言い伝えられている雨乞いの山です。

 また 登山口の白滝公園には大小の滝が滝川に沿ってあり、秋の紅葉の季節にはで多くの観光客が訪れることでも有名です

 この白滝公園から山頂を往復する標高差900mを超える長丁場のコース(標準コースタイム:6時間20分)に女性5名、男性2名が参加しました。

 

2、3日前よりこの冬一番の寒波が西日本を覆っており、四国地方の山沿いは積雪との情報で7名全員が軽アイゼンを持ってゆくことにしました。

夜明け前の午前6時に丸亀を出発。

途中、石鎚SAでトイレ休憩し、午前8時20分過ぎに登山口の白滝公園駐車場に着きました。

ここで出発準備をして白滝公園内の滝を見ながら急勾配の階段遊歩道を登りました。

トイレの有る公園展望所は工事中で注意しながら通過しました。

段々、道は狭くなり岩場の様相を呈しますが、その先はなだらかな開けた場所になり車道に出ます。

車道右手の横松橋を渡り、暫く進むと左手に赤い鳥居がある神社が、更に進むと大きな石柱に三嶋神社と書かれた神社が有ります。

神社右手の車道を少し行くと右手の林の中にプラスチック性の水タンク2個が見えてきます。

この水タンクの横を左に回り込むように山道が有るので登りますと送電鉄塔の巡視路になります。

ここからは巡視路標示の見ながら巡視路の登山道を登ります。

先ず66番送電鉄塔、その先でR330の車道と交差し、68番、69番、70番、71番と鉄塔下の登山道を行くと最後の車道と交差します。

その右手が臺神神社で立派な本殿、石の鳥居が立っています。

神社に参拝し北西方向にある山頂を目指し72番送電鉄塔迄行きましたが、その先が藪で前進困難となり神社まで引き換えしました。

ここで左手の雪に覆われた車道でタイヤ痕のある平坦な道に変更して北西に歩きました。

道がY字に交差しておりましたので右に登って行くと電波塔があり、その先の林の中に山頂がありました。

展望は全く有りません。雪の中に三角点と山頂表示板が有るのみです。

ここで集合写真を撮り、電波塔まで引き返して積雪約8cmの広場で風を避けながら昼食を摂りました。

座ると雪で寒いので立って食べる者もいました。気温は2〜3度と寒く、長く静止してはおられません。

昼食後は壷神神社前、鉄塔基部などの開けた場所で展望を楽しみながら元来た道を下山しました。

 

本日のコースとコースタイムは以下の通りです。

 

白滝公園(8:30)〜公園展望所(休憩5分)〜横松橋(9:10)〜三嶋神社(9:25)〜66番鉄塔(9:40〜45)〜車道(10:05)〜68番鉄塔(10:20)〜69番鉄塔〜70番鉄塔(11:10〜15)〜71番鉄塔(11:45)〜壷神神社(11:55〜12:10)〜壷神山(12:50〜55)〜電波塔(昼食)(13:00〜20)〜壷神神社(13:35)〜70番鉄塔(14:00)〜68番鉄塔(14:45)〜車道(14:47)〜三嶋神社(15:05〜15)〜横松橋(15:30)〜公園展望所(休憩5分)〜白滝公園(16:00)

 

歩行距離:14.9km、歩行時間(登り):3時間50分、(下り):2時間30分、 累積標高差(登り)、(下り):1320m、

休憩、昼食を含む所要時間:7時間30分、

 

1、出発地の白滝公園の気温はマイナス1℃、山頂は2〜3度と寒い中、途中休憩は出来るだけ取らずにゆっくり登りましたが、ほぼ標準コースタイムでした。  下りも同様でほぼ標準コースタイムでした。

2、登山道は公園遊歩道、車道、送電鉄塔巡視路等で岩場、急登も無くて良く整備された歩き易いコースでした。

  ただ標高600mを超えた辺りから雪道になり、海辺の砂地を歩くようで足の疲れが少し増したように感じられました。軽アイゼンは不用でした。

3、白滝公園内の滝はいづれも水量は多くないのですが色々な種類の滝が有り、特に何段にもなって落ちる落差60mの雌滝は印象に残りました。  紅葉の季節には素晴らしい景観が観られると思われます。

4、壷神神社前から、眼下には緑色した肱川が遠くに見えました。 肱川は肱川おろし(肱川あらしともいわれる)で有名ですが残念ながら見えませんでした。 



GPS軌跡図

▲標高グラフ

白滝公園入り口の架かるにしき橋(9:00)

白滝公園

幾つかの滝を眺めながら遊歩道(階段)を行く

雌滝(白滝で最大の滝で落差60m)

公園の最奥の滝

▲横松橋(9:10)

▲横松橋南方から見た壷神山と送電鉄塔群(右側の鉄塔沿いに登り、左方向の二つの電波塔右側ピークが山頂)

▲暫く車道を行く

▲三嶋神社(正面の三嶋神社の文字は秋山喜古の筆)(9:25)
右手の車道を進む

▲車道から右手の林の中に水タンク2個が見える
(水タンクの直ぐ横を左に登る)

▲66番鉄塔:見晴らしが良い

▲一度車道(標高約400m)に出て左手に進む(10:05)

▲雪道になる

▲登山道は66番鉄塔から壷神神社までは
このような送電鉄塔巡視路標示に従って登る

▲69番鉄塔

▲壷神神社(11:55〜12:10)

▲壷神神社から山頂に向かう(最初右手の72番鉄塔に向かうが
行き止まりで引き換えし、左手の舗装道を行く)

▲72番鉄塔先は藪漕ぎで引き返すことにしました

▲電波塔が見えてきました:車のタイヤ跡がある

▲電波塔先の林の中に有る山頂に漸く到着(12:50)

▲壷神山山頂での集合写真(参加者全員:7名)(12:55)

▲一等三角点にタッチ(970m)

▲電波塔下広場で昼食(積雪約8cm)(13:00〜20)

▲壷神神社前からの眺望(眼下に肱川が見える)

▲壷神神社右手の元来た登山道を下る(13:35)

▲登山道を塞ぐ倒木を乗り越える

▲三嶋神社に参拝(15:05〜15)

▲横松橋を通過し白滝公園に向かう(15:30)

▲白滝公園駐車場に帰る(16:00)