定例ハイキングAA  常山(307m、岡山県玉野市)

2019年2月24日(日)     天候:晴れ      しらかわ 記
1月山行の十禅寺山に近い玉野市の常山に登る。
十禅寺山山行と同じ電車に乗り、二つ手前のJR常山駅に午前8時54分に着く。
駅南側広場で出発準備をして直登コースを登り山頂を踏み、その後西側の千人岩まで行き下山。
その後、駅北側のジョイフル玉野高崎店まで歩き昼食を食べて駅に帰るコースである。

本日のコースとコースタイムは以下の通り。
JR常山駅(9:05)〜友林堂(9:10)〜登山道〜底なし井戸(9:50)〜惣門の二の丸(石仏群)〜屋竹丸〜東二の丸〜兵庫丸〜常山(10:10〜25)〜北二の丸(10:30〜35)〜北三の丸〜青木丸(10:40)〜栂ノ尾二の丸(10:45)〜車道〜千人岩(11:00〜05)〜車道〜底なし井戸(11:25)〜JR常山駅(12:00〜05)〜ジョイフル玉野高崎店(12:15〜13:30)〜JR常山駅(13:40)

歩行距離:6.6km、歩行時間:2時間50分、累積標高差(登り)、(下り):515m
休憩、昼食を含む所要時間:4時間35分、

駅西側の急坂を5分程登ると右手に友林堂がある。
ここは戦国時代の常山城主・戸川肥後守秀安(幽林)の霊廟がある。
更に登ると車道に出る。
車道を少し左に進むと右山側に石段、その先にイノシシ防護柵が見え、登山道標示版と登山用木枝の杖がある。
ここから道端に石仏のある山道をジグザグに登って行くと”底なし井戸”の表示板が見えてくる。
其処を過ぎて開けた処に出ると石仏並んでいる。 ここが惣門の二の丸であることが後で分かる。

そのまま竹林の山道が屋竹丸、東二の丸、兵庫丸へと続き、本丸跡の山頂には午前10時10分に到着。
駅からの所要時間は65分で”底なし井戸”から先は地形図には無い山道であった。
山頂は広くて、常山合戦に敗れた常山城主・上野隆徳公碑、腹切岩、展望台、三角点などが有る。
展望台から瀬戸大橋、対岸の飯野山など眺望を楽しみ、集合写真を撮ってから、北方向に下る。
急な石段を下りると北二の丸、北三の丸、青木丸、栂の尾二の丸と続く。

北二の丸には女軍の墓と常山合戦説明版が、北三の丸にはトイレが、栂の尾二の丸には駐車場と常山城跡の説明版がある。
駐車場から螺旋状の車道を下って途中の千人岩まで行き展望を確認して元に戻り、再び山道から”底なし井戸”経由でJR常山駅まで下山。
昼食はジョイフル玉野高崎店で摂ったが丁度昼時で混雑しており、帰りの電車を約2時間遅らすことにした。
JR常山駅午後1時52分発の電車に乗り、JR宇多津駅には午後3時5分に帰着。

1、当初の計画には無かった千人岩往復を追加し、地形図に無い道・常山城跡を歩いた結果、帰着は約2時間遅れた。
  常山が戦国時代、山頂の本丸を中心に14の曲輪から構成された本格的な山城で合戦上重要な城であったことが分かり、無駄ではなかった。
  女軍の悲劇は参加された女性には印象深かったのではないでしょうか?
2、登山道に一部急坂があったが良く整備されており、分岐には道標が有り歩き易い里山でした。
 

▲GPS軌跡図

JR常山駅のプラットホームから見た常山

駅南側広場で出発準備

出発(9:05):急坂の車道

友林堂(9:10):1805年建立

友林堂の説明版:常山城主・戸川肥後守幽林の霊廟の説明

▲車道右手の登山道石段(9:15):イノシシ防護柵が見える

石段上部イノシシ防護柵の先にある石仏(八十七番)

竹林のジグザグ道

底なし井戸(9:50)

惣門の二の丸の石仏群

▲最後の急登

▲山頂(その1):電波塔と城主・上野隆徳公碑

▲山頂(その2):腹切岩

▲山頂(その3):広い本丸跡

▲山頂(その4):コンクリート製展望台:
最上階から南方に、瀬戸大橋と毎週登る青ノ山、飯野山が見えた

▲山頂(その5):展望台から三角点設置場所を見下ろす

▲山頂展望台での集合写真:参加者全員9名

▲山頂から北二の丸への石段を下る

▲北二の丸にある常山女軍墓地(10:30〜35)

▲女軍墓地前の説明版:
常山合戦の最後に城主の妻・鶴姫と侍女34名が非業の死を遂げる

▲ 女軍墓地:墓と新しい落城400年供養塔

▲更に下り青木丸から栂尾二の丸へ

▲栂尾二の丸にある常山城跡の説明版:常山城が山全体を活用した城で、現在の山道との位置関係が分かり易く説明されている

▲栂尾二の丸駐車場:狭い車道がらせん状ここまで通じている

▲千人岩の表示板:車道を西方向に約10分歩いた処

▲千人岩に登る(11:00〜05)

▲千人岩からの展望:木々に遮られて好く見えない

▲元来た車道を引き換えす

▲車道から底なし井戸への分岐(下り約100m)(11:20)

▲落ち葉、小岩に注意しながら急坂を下る

▲イノシシ防護柵を通り車道へ(11:55)

▲児島湾方面の風景

▲県道R30号線沿いのレストランで昼食(12:15〜13:30)

▲食事を終えJR常山駅方面へ帰る

▲児島富士とも呼ばれる常山全景