定例ハイキングAA,A 剣山(1,955m)~次郎笈(1,929m徳島県三好市)
2020年7月31日(金) 天候:晴れ   しらかわ記

昨年は雨で中止した山行を、今年は新型コロナウイルスの影響で宿泊を日帰りに変更して実施しました。 四国地方は前日梅雨明けし、当日は35℃を超える猛暑日。剣山のみのやさしいAAコースと次郎笈にも登るAコースを計画。新会員を含め16名が参加したのは今年初めてで、いつものマイクロバスをチャーターした。
午前6時10分に丸亀を出発し、途中のコンビニ店、道の駅ことなみに立ち寄るなどして、午前9時20分に見ノ越駅駐車場に到着。平日のためか駐車場は空いている。観光客は居ないようで登山者もまばらである。出発準備をしてリフト乗り場に集合。

本日のコースとコースタイムは以下の通り

見ノ越のリフト乗り場(9:20~35)~リフト(15分)~西島駅(9:50~55)~刀掛の松(10:10~20)~キレンゲショウマ群生地~行場の両剣神社前(10:30~35)~おくさり(11:00)~不動の岩屋(11:10)~剣山宝蔵石神社(11:45)~剣山(昼食)(12:00~30)~分岐(12:50~55)~次郎笈(13:30~45)~分岐(14:30~35)~二度見展望所(14:40~45)~大剣神社(15:10)~西島駅(15:20~30)~リフト(15分)~見ノ越駅(15:40~16:00)

 歩行時間:3時間50分、歩行距離:7.1km、累積標高差(登り)、(下り):930m
 休憩、昼食、リフト30分を含む所要時間:6時間5分

剣山には数回登っているがリフトに乗るのは初めてである。
気温17℃と涼しい空中散歩を15分、ゆっくり景色を見ながら標高差300mを移動し西島駅(標高1750m)に着く。 ここから尾根道コースを”刀掛の松”まで登る。

”刀掛の松”から左折しキレンゲショウマ群生地がある行場コースに入る。
入り口には一方通行の標示があったが、他に登山者が居なかったので途中から左折し、キレンゲショウマ群生に行き花を見る。まだ、十分開花していない、つぼみが多かったように思う。
行場コースを通り尾根道コースに合流して山頂に登るように変更したので、このコースは11名のみが参加。
予想通り、尾根道コースとは異なり歩きにくいガレ場、急坂、狭い処があり慎重に花を鑑賞した。

巨岩をご神体とした古剣神社、両剣神社で小休止。一の森への分岐を右折して行場の”おくさり”、”不動の岩屋”などを見て後に岩道、丸太道の急坂を登り山頂に向かう。急坂を登ると尾根道コースに合流しやがて剣山山頂である。
頂上ヒュッテの隣にある宝蔵石神社にお参りし、山頂手前のベンチ付近で  AAコースの5名と合流。

西島駅から山頂まで所要時間約2時間のゆっくりペース。360度の展望を楽しみながらの昼食は最高でした。
北方向には塔の丸、その左手奥には三嶺が、南方向には次郎笈が、東方向には一の森が見える。
ゆっくり眺望を楽しんでから、全員で次郎笈に向かう。途中の分岐で次郎笈に登らない5名と別れる。

次郎笈への登山道はよく整備されて笹原で見晴らしが良いのが特徴である。所要時間は1時間程度。丸石への分岐を左折した処からはやや急登が続く。次郎笈は12年前に登って以来であるが素晴らしい眺望は変わりない。山頂でゆっくり過ごし元来た道を分岐迄戻る。
分岐から二度見展望所を通り大剣神社下の御神水を試飲し、大剣神社にお参りして西島駅には午後3時20分に着く。ここでリフトに乗り、見ノ越駅には午後3時40分に下山。

全行程所要時間は約6時間。久しぶりに充実したハイキングを実感した。
1、キレンゲショウマは蕾と花と見ること出来てよかった。群生地には登山者が殆ど居なくてゆっくりと鑑賞出来ました。
2、天候が良くて、剣山、次郎笈の山頂、その稜線からの眺望が素晴らしかった。
3、帽子を忘れたのは今回が初めての経験で女性Oさんに借用しました。ありがとうございました。

  睡眠不足、年のせいか足が重たく感じた一日でした。



▲GPS軌跡図

▲標高図

▲ 国道438号線のマイクロバスから見た剣山(正面)、次郎笈(右手)

▲見ノ越の駐車場奥にある剣山自然情報センター、
その先がリフト乗り場(9:20)

▲リフト乗り場に表示された剣山の天候(晴れ)、
午前9時の気温:16~18℃

▲リフトからの風景:
リフト下にはキレンゲショウマなどが植えられていた

▲西島駅を出て尾根筋コースを”刀掛の松”へ向かう(9:55)

▲刀掛の松(10:10~20)

▲ 刀掛の松の広場にある剣山の説明版:
登山道、遊歩道、山小屋、神社など、

▲”刀掛の松”から左折し、行場に行く道の表示板:
一方通行規制の説明

約180m進むと分岐があり、一方通行の標示がある

▲左折し下ると左右にキレンゲショウマの群生地がありネットで保護されている(10:30):見ごろはもう少し先か

▲ 左後方に古剣神社の祠が見える登山道(10:35):
ガレて狭く、足下注意

▲ 上方に祠がある行場の分岐(10:40)

▲この祠は三十五社か?

▲両剣神社の先にある分岐の道標(10:50):
一の森、不動の岩屋~剣山、刀掛の松~西島駅の三方向標示

▲両剣神社のご神体は高さ数十メートルの巨岩

▲両剣神社のご神体を見上げる(10:55)、

▲急坂の岩道を登り、”おくさり”方面へ

▲”おくさり”(11:00):
岩の間にクサリが設置されていて行場の一部であるようだ

▲行場の不動の岩屋を後にし、斜め丸太の組まれた岩道を登る
(11:10)

▲振り返ると穴吹川が下方に見える

▲尾根道コースとの合流点が近い(11:40):
上方の建物は雲海荘

▲頂上ヒュッテの隣にある剣山宝蔵石神社にお参り(11:45)

▲剣山山頂で昼食(12:00~30)

剣山山頂で

▲山頂から見た次郎笈

▲素晴らしい眺望:右手に塔の丸、正面遠方に三嶺

▲次郎笈に向けて下る

▲次郎笈と大剣神社との分岐(12:50~55)

▲分岐で次郎笈に登らない5名と別れる:
5名は大剣神社経由で西島駅へ下り、ここで約1時間休憩

▲次郎笈への急登手前にある丸石との分岐(13:10)

▲次郎笈山頂(13:30~55):剣山方面が良く見える

山頂から見た剣山方面

次郎笈山頂 11名

次郎笈から元来た道を下山

▲大剣神社への分岐で小休止(14:30~35)

▲二度見展望所に向かう途中の登山道:崩壊した場所か

▲二度見展望所(14:40~45):
ここは剣山山頂から直接下る登山道との合流点で、次郎笈が良く見える

▲大剣神社に向かう登山道:平坦下り道

▲大剣神社の下方にある御神水の水場(15:00):
柄杓で汲んだ水は冷たくて美味しい味がした
▲御塔石を背にした大剣神社(15:10~15)
▲西島駅に帰る(15:30)

帰りもリフトで:
下方に西島神社に通じる登山道トンネルが見えてきた

▲見ノ越リフト乗り場と剣山観光センター、公衆トイレ
(15:40~16:00)
この山で見た花の写真

▲キレンゲショウマ(群生)

▲キレンゲショウマ(アップ)

▲ニッコウキスゲ

▲クガイソウ

▲タカネオトギリソウ

▲シコクフウロ


▲ カニコウモリ

▲ヒメフウロ