個人山行 剣山
徳島県 2012年9月2日(日) 天候:晴れ
とうない 記
9月に入って、暑さがやわらいできた。 手軽に行ける百名山ということで、剣山を訪れた。 前回、クラブで訪れてから4年経っている。 回数を重ねると、道端の植物や登山者の様子が目が移る。 この山で有名なキレンゲショウマは既に開花時期を過ぎているが、夏の終わりのこの時期はどんな様子なのかまたどんな人達が登っているのかと。 貞光から見越に向けて入る。 相変わらず狭い道が続くがそれでもところどころは道路が広がったり、曲がりくねった道がまっすぐになっていたりする。 今回、貞光から見越へ入る道を車で走っていて、数人のサイクリングの人を見かけた。 自転車や服装はもちろんスポーツ風。 まさか剣山まで自転車で登るわけでもないだろう・・・・と思っていた。 でもそうでもなく、自転車で見越まで登って、自転車で降りる強者がいることが後でわかった。 見越に着く。 リフト前の駐車場はほぼ満杯、空きスペースを見つけて、駐車する。 もちろん、リフトは利用せず、歩く。 リフトがあるおかげで、この山にくる人の年齢層は広い、親に連れられた幼児も結構見かける、中には3歳の子供もいる。 リフト山頂駅まで登る。 朝、丸亀を出たときは南の空は雲が一杯だったが、ここでは晴れ、下の写真はここの風景、左に連なるのは塔の丸、右端は丸笹山。 |
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このあたりまで、目につく花はほとんどないが、ここから上に登るに従い、シコクフウロ、オトギリソウ、トリカブト、アザミが多かった。 また、リンドウもわずかに見かけた。 |
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山頂に着く、この山の山頂はとても開放的だ。 さえぎるもののない視界と緑のササ原はとても心地よい。 夏の終わりのこの時期、吹く風はさわやかで、日差しもなんだか柔らかく感じる。 |
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![]() ▲山頂下に広がるササ原 |
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![]() ▲ 向かいの次郎笈、グリーンがきれいだ |
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![]() ▲ 山頂 |
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今回の登山で、改めて思ったのが、登山者の服装。 今日は登りやすい山だったからかもしれないが、若い人が多い。 若い人達の服装は今風の山ガールのいでたちの人が多い。 フチのある帽子、山スカ・短パン・タイツ・リュック・靴 どれも色鮮やか。 男も短めのズボンが多く、上着は薄い長袖のニットシャツ(というのか?)に半そでTシャツの人が多い。 中高年の人達が常用する前開きシャツスタイルはほとんど見かけない。 私が二十歳代の頃、山に行っていた人達が当時身に着けていたニッカズボンに厚手のシャツとフチナシの帽子が廃れたように、山の服装も今主流が変わったようだ。 ところで、山頂から少し降りたところで、鍬を持った年配の男性と出会った。 ひょっとして有名なあの方か? と思い、話をしてみる。 当りでした、そう、剣山ヒュッテのオーナーの新居さんでした。 この方、時々、NHKラジオの早朝番組で剣山のレポートしてくれています。 今度は9月28日の早朝番組に出演する予定とのことでした。 山の手入れは、つらいこともあるが、皆さんが楽しんで山に来てくれるのがうれしいと言っておられました。 今年は11月23日でヒュッテは閉じるが、その後も毎週1回位山に登ってくるとのこと。 最後に自転車のこと。 見越の駐車場から、自転車で車道を下る人がいた。 私が出発する少し前にその人は出た。 車で下山していくと、まもなくその自転車の人を追い越した。 見越からの帰り道は最初は平坦だから、車の方が早い。 しかし、しばらくして道が曲がりくねって坂もきつくなると、自転車の方がスピードがでる。 車の後にその自転車が追いかけてくるように迫ってくる。 しばらく、その状態を続けたが、自転車の邪魔をしているかもしれないので、道を譲った。 まもなく、自転車は視界から消えた。 そして、それから30分も経ち、平地の車道を貞光に向かって走っているとき、その自転車を再び追い越した。 その途中でも、別の自転車の人が車道を登ってくるのに出会った。 元気な人がいるものだ。 私達には到底できないことだが、トライアスロン選手やマラソンランナーならやるかもと思った。 気楽に行った久々の剣山だったけど、なかなか面白かった。 |
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