個人山行 焼岳(北峰)(2,393m)
(長野県松本市)

2011年7月22日(金)〜24日(日) 晴れ

                                          
しらかわ 記
                                               

日本百名山の一つでもあり、北アルプス唯一の活火山である焼岳に初めて登る。 

当初は中の湯ルートを予定していたが、登山口近くが崩壊して登れないとの情報があり、急遽、新中の湯ルートに変更。
登山の概要は次の通り。

7月23日(土) 晴れ
中の湯登山口〜分岐〜標高2300m地点〜南峰・北峰のコル〜北峰山頂(昼食)〜中尾峠の展望台〜焼岳小屋
(7:25)   (9:10)  (10:00)      (10:30)    (10:45〜11:20) (12:30)    (12:45)

この登山ルートはモミ、シラカバの原生林からブナ林を抜け、森林限界を超え草原からザレ場、岩場となる変化に富んだ登山道であった。
山頂から東北方向を見下ろすと梓川、観光ホテル等のある上高地が見え、素晴らしい眺めであった。
また、南峰と北峰とのコルの西側には水をたたえたた火口湖と大きな音を立てながら噴煙を上げる噴気孔が登山道近くにあり、活火山の迫力に圧倒された。

宿泊した焼岳小屋は新中尾峠にあるこじんまりした山小屋でランプの下で夕食。なかなか味わえない体験をした。
また、前庭のベンチで冷えたビールを飲みながらの会話は楽しい。

7月24日(日) 晴れ
  焼岳小屋〜秀綱神社〜白水の滝展望所〜中尾登山口〜中尾湯元
  (7:00)  (7:25)   (8:35)      (9:05)  (9:35)

下山ルートはシナノキ、トウヒ、ブナの巨木が登山道沿いに見られる樹林帯が大半で、段差が高い処が随所にあり足元に注意しながら下山。
所要時間2時間35分でバスの待つ中尾湯元に到着。

 今回はたっぷり時間があり、しかも好天に恵まれ、非常に楽しい登山を体験した。
 8月にはクラブの行事で奥穂高岳登山が予定されている。
今回同様、好天に恵まれることを期待したい。


▲焼岳周辺マップ
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50m
メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第325号)。

▲中の湯温泉登山口の駐車場

▲樹林帯の急登を行く

▲モミ、シラカバ林の中を登る

▲シラカバ林

▲樹林帯を抜け下堀沢に到着
(新中の湯ルートと中の湯ルートの合流点)

下堀沢の左側沿いの登山道
(随所に木製梯子有り)を慎重に登る

▲前方左上部に南峰が見えてきた

山頂近くの岩場

▲標高2300m地点の到着(小休止)

▲南峰(2444m:立ち入り禁止)を見上げる

水蒸気、ガスを吹き上げる噴気孔
(硫黄で周囲の溶岩が黄色くなっている)

▲南峰と北峰との間にある火口湖(大正4年に噴火)

山頂近くから上高地が良く見える
(蛇行している梓川、右手の赤い屋根は帝国ホテル)

焼岳(北峰2398m)山頂に到達

山頂からみた霞沢岳(頂上は雲で見えない)

▲北峰山頂より下山

▲北峰から見た南峰

新中尾峠にある焼岳小屋

新中尾峠沿いを散策(緑の山肌が美しい)

焼岳小屋前の木々の間から見た笠ケ岳

登山道沿いのブナの巨木

白水の滝(落差:45m)

沢の木の橋を渡る

中尾温泉側の登山口

中尾湯元の駐車場に到着