八ヶ岳(赤岳) (2007年8月2〜4日 長野県)とうない 記 今年の健脚組?夏山山行は、八ヶ岳の主峰赤岳。八ヶ岳地域は楽しめる場所が多く、交通の便もよいことから、人気の山だ。
梅雨が明けて、天気が安定し、今年の夏山は天候に恵まれるだろうと楽観していたら、出発3日程前に発生した台風5号が、日本に来襲の様子であり、前日まで、気になったが、ここで中止したら後に悔いを残すことになると、最悪登山ができないことも覚悟し、22名で出発した。
出発日の天気は晴れ。 暑いし、本当に台風が来るの? という感じだった。
一路高速道路を走る。 淡路島を通って、諏訪に到着、諏訪には有名な大社があるとのことで、せっかくのチャンスなので訪れる。
諏訪大社は4つ社があるそうで、もっとも有名な上社を訪れる。 ここは7年に一度御柱祭があって、大木を山からすべり落とす『木落し』の行事があることで有名だそうだ。
▲ 登山ルート(美濃戸口〜赤岳往復)
▲ 諏訪大社 上社
▲ 御柱
▲ 本宮
▲ 大社前で
1時間位で、大社見物を終わり、美濃戸口の山荘に移動するが、途中、原町の『八ヶ岳自然文化圏』という名の公園の散策に立寄る。
ここは、八ヶ岳の裾野に広がる高原にあって、広い敷地には湿原やミニゴルフ場がある。
▲ 緑地に木立、高原風景だな〜。
▲ 湿地帯には多くの花が咲いていた午後5時過ぎに、今日の宿の八ヶ岳山荘に到着。 早速、風呂に入り、夕食をとる。 八ヶ岳山荘の食事はバイキング形式になっている。
明朝は朝6:30出発の予定のため、午後9時には、床につく。 宿の高度は既に1500m位あって、クーラーがなくても暑さは感じない。
気になっていた台風5号は大分県付近にいて、日本海に抜けようとしており、長野県辺りは影響がなさそうな状況だった。
▲ 八ヶ岳山荘。 バスはここまで。
▲ 山荘内部翌朝(8/3)、6:30頃、出発。 50分程かけて、美濃戸まで歩く。 マイカーは美濃戸まで車で入れるがマイクロバスは通行禁止になっている。
(道幅も狭いし、木が垂れ込めている場所がいくつもあるから、やはりバスは無理)
▲ 山荘からすぐ林道に入る。
▲ 南沢を柳川に沿って歩く。
▲ 美濃戸に到着。 マイカーはここまで入る。
▲ 駐車場から赤岳方面を望む。 雲がかかって全然見えない。
▲ 美濃戸の登山口にある案内板
▲ 登り始め、カラマツ林を歩く
▲ 沢を水が勢いよく流れる。 緑がきれい。
▲ 湿気が多く、コケが生える。
▲ 沢を何度か横切る
▲ 行者小屋に到着。 昼食とする。 雨がこの頃降りしきる。
▲ 行者小屋で休憩後、急斜面の登山道が始まる。
▲ 樹林帯を抜け出す頃、横岳の尾根が見え出す。
▲ この辺から、木がなくなって岩場の急コースとなる。
▲ 時折、見晴らしがよくなって、硫黄岳が望める。
▲ 赤い岩の急登が続く
▲ 尾根近くの奇岩
▲ ゆっくり組が地蔵ノ頭尾根に到着
▲ 天望荘に荷物を置いて、赤岳に向う。 ガスで遠くは見えない。
▲ 赤岳への登山道は鎖が多い
▲ 赤岳山頂到着、山頂小屋が見える。
▲ 赤岳付近のミヤマダイコンソウ
▲ ガスの中、気をつけて歩く、
▲ 赤岳 山頂。 岩の上に祠がある。
▲ 標識、2899m
▲ 山頂で(ゆっくり組のみ)
▲ 宿泊した赤岳天望荘
▲ 赤岳天望荘の風力発電設備がならぶ
▲ 宿舎の前にはコマクサが一杯咲いている。
中央の白いところは行者小屋
▲ 横岳方面も時々見える
▲ こちらは阿弥陀岳午後5:30に早い夕食をとる。 天望荘の食事もバイキング形式。 ビールがうまい。
天望荘には、山小屋にはめずらしい風呂がある。 なんと、直径数mある五右衛門風呂で、一度に4人位入れる広さだった。
昔に寒天を製造していた時に使った釜をこの風呂釜に流用しているとのこと。
夕食後は時間があり、部屋にこもってよもやま話に花が咲く。
深夜、強風が吹いて、風の音が激しい。 台風の吹き返しか? 明日の朝、強風で下山できないかもしれないと心配になる。
翌朝は夜半より風はおさまったが、それでも風速9mとのこと、宿の人の話では、風速15m以下なら降りてもよいとのことで、立っていられない位の風の中、下山開始。 降りて行くと強風は山頂付近だけで、次第に風は弱まり、樹林帯に入る頃はすっかり風はなくなっていた。
左下の写真は、行者小屋まで降りてホッとしたところ、これから、沢づたいに美濃戸に向けて降りて、ここでまた休憩後1時間でバスの待つ美濃戸口まで到着する。
▲ 行者小屋前で
▲ 美濃戸山荘で休憩
▲ 美濃戸で参加者全員写真(22名)八ヶ岳で見た花達。 もっと花はありましたが、ピンボケ写真も多く、それらは省きました。 今の時期、高山植物は多い。
チングルマやチョウノスケソウはもう時期的に遅いのか見かけなかった。
▲ヤマアジサイ
▲シモツケ
▲ ?
▲オオバギボウシ
▲キバナヤマオダマキ
▲ゴゼンタチバナ
▲ ミヤマダイコンソウ
▲ チシマギキョウ
▲ミヤマダイコンソウ
▲ ?
▲ ハクサンシャクナゲ
▲クルマユリ台風が接近していて、天気がもう一つだったので、大満足とはいえないが、全員元気で怪我もなく、登山できたことに感謝です。
さて、来年の夏山はどこにしますかね。