北岳(3,193m ’09-8-1〜4 山梨県)
                                          とうない 記

2009年の夏山は、日本第二の高峰「北岳」。 この山は高いだけでなく、花も楽しめる山だ。
コースは健脚向けの間ノ岳まで足を延ばす間ノ岳コースと北岳のみ登山の北岳コースの2コースとした。

今年の夏は雨が多く、7月下旬になってもまだ雨の日が続く。 晴れた山を登り、山頂をきわめたいと願いつつ、8月1日夜丸亀を出発した。
メンバーは24名、間ノ岳コースは8名、北岳コースは16名。
バスは淡路島経由で、名古屋から中央高速道路に入り、韮崎ICで高速道路を降りる。
その後は、一般国道を走って、南アルプス市芦安にAM4時過ぎに到着。

ここから、北岳登山口のある広河原に向かうのであるが、マイカー規制があって、芦安〜広河原までの林道は山梨交通のバスに乗らなければならない。 朝一番のバスは5:10出発で少々時間があり、この間に朝食を取る。


行程

8月1日(土)
丸亀市民会館前19:00==宇多津駅前=4:00芦安バス停留所

8月2日(日)
中央自動車道 韮崎IC==芦安バス停留所(洗面・朝食)==現地バスに乗り換え5:10 ==6:11広河原

北岳コース
@ 広河原・・・A分岐・・・B二俣・・・C白根御池小屋泊

間ノ岳コース
@広河原6:30・・・A分岐・・・B二俣・・・G八本歯のコル・・・H北岳山荘泊

8月3日(月)
北岳コース
C白根御池小屋・・・B二俣・・・D小太郎尾根・・・E肩ノ小屋・・・F北岳・・・E肩ノ小屋・・・D小太郎尾根・・・C白根御池小屋泊 
間ノ岳コース
H北岳山荘・・・I中白峰・・・J間ノ岳・・・I中白峰・・・H北岳山荘・・・F北岳・・・E肩ノ小屋・・・D小太郎尾根・・・C白根御池小屋泊  

8月4日(火)
白根御池小屋7:00・・・広河原10:20=(現地バス)=11:20芦安駐車場==南アルプス温泉ロッジ(入浴・昼食)・・・チャーターバス乗車==淡路島経由==22:35丸亀帰着


▲ 夜がしらみ始めた頃芦安のバス乗り場に到着する

▲バスは我々のメンバーだけで一杯。
狭い林道を約1時間走って広河原到着

▲ 広河原から、北岳を望む。 残念ながら小雨。



▲ 雨具を着て、野呂川にかかる吊橋を渡って登山スタート

▲ 5分ほど歩くと市営広河原山荘に到着。 登山届を出す。
最近もこの山で遭難者が発生している。

▲ 白根御池小屋への分岐点。我々は尾池小屋に泊まるが、
直接小屋へ行くルートはとらず、二俣まで、雪渓の見える谷の
コースを登る

▲雨と雪解け水で沢には勢いよく水が流れる

▲二俣付近から望む大雪渓、雪の状態が現在は悪く
通行回避を忠告されている

▲ 小雨の白根御池小屋。ここまで出発から4時間かかった。

▲山小屋の夜は早い8時には消灯。 夏山シーズンで布団1枚に
二人寝るのはきつい少々きつい。 夜半には屋根を打つ雨音。
8月3日
夜半には雨も降っていたが、夜明け前に部屋の窓から見る空には、星が輝いている。  よい天気になりそうだ。 夜が明けてくると、山の上の空には雲もなくすっきりと晴れている。 小屋の人の話によるとこのところこんなによい天気はなかったとのこと。
 二晩この宿に泊まっても天候が悪く風雨のため、北岳山頂に立てなかった人もいた。 我々はとても運が良かった。
今日は北岳山頂に登る。 コースは当初は草すべりは登らず、二俣に出て右俣コースを登ることにしていたが、前日歩いた二俣〜御池小屋の道は思いの他悪路で、同じ道を利用することは気が進まず、予定を変えて草すべりのルートを登ることとした。

▲ 夜明け、小屋の前にはテント。 雨は止んでいる。

▲ 北岳山頂も朝日に映える

▲ 北岳コース メンバー全員、これから登ります

▲ 草すべりというだけあって、道の両脇には草花が多い

▲登ってきた小屋前の御池が見える、高度があがる

▲ やがて南東方向の尾根から富士山が頭を出す

▲ 小太郎尾根に出る。
(私はこのあたりで高山病で力がでなくなり、皆の後を
ついていくのが精いっぱいとなってしまう)

▲尾根に上がると北側に'05年に登った仙丈岳がどっしりと構えていた。

▲その右には、甲斐駒ケ岳

▲肩の小屋へ

▲山頂に向かう道から肩ノ小屋を見下ろす

▲岩を登っていくと、山頂、小さく人影が見える

▲山頂で記念撮影(3名写っていません)

下山後、御池小屋で間岳コースグループ到着を待つ。 尾池小屋で宿泊し翌朝広河原に下りる。 

▲8月4日朝も快晴、北岳山頂をバックに、下山前間ノ岳グループと合わせ御池小屋前。
よい天気に恵まれ、頑張りました。

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